あれこれやそれこれ

雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログ

写真の掲載依頼を頂いていろいろ思ったこと

きれいな景色だけが求められるわけではない

メールをチェックしていたらブログの問い合わせフォームにご連絡を頂いていました。出版社さんから「あれこれやそれこれで使った写真を使いたい」とのお話。

でも使いたい写真っていうのが、僕も記憶に残るほどの「大したことない写真」。

えっと、これです。

www.nubatamanon.com

琵琶湖の南側(南湖)を回りながら桜を愛でる自転車散歩。最後に立ち寄った大津市の浮御堂に到着したころには天気が残念なことに。夕焼けに浮かぶ浮御堂や青空に映える浮御堂というのは写真写りもすごく良いんですけど、空はどんより、琵琶湖は真っ黒、浮御堂も瓦が目立つし黒っぽい。

なんかなー。自分で撮りながらも「冴えないな」と思ったので変に記憶に残ってたんですよ。

それに対して出版社さんは「条件を教えてほしい」とか言われて逆に面食らった私は友達にヘルプミー。とりあえずリンクだけ貼ってもらえばOKということにして了承しました。

HPではなくメールマガジンに載せたいとのことだったので・・・。で、しばらくするとお返事が来ました。「ありがとうございます」と。

で、URLがあったので見に行ったのがこちらのページです。

第4号/夏至、五月雨、蛍 – Web三和書籍

三和書籍さんという学術書などを専門に扱う出版社さんです。

弊社は人文系の学術専門書を発行する出版社として出発しましたが、最近ではそれ以外に「福祉」「環境」「バリ アフリー」「東洋医学」「知的財産権」などをキーワードとして総合的な出版活動を展開しております。混迷の時代と言われている現代に「時代を半歩先取りす る出版」を目指しております。

「あーあの本の出版社さんかあ」とカッコつけようと必死で出版している本のリストを穴が空くほど眺めてみたんですが、残念一冊も読んだことがありませんでしたすいません。

で、僕の写真が使われた部分を見てみたんですが、俳句を紹介しているメールマガジンのようです。梅雨の時期の浮御堂に立ち寄った歌人さんの句を紹介してるんですよね。

この句の作者は浮御堂の軒下にいるのでしょう。さみだれでかすんだ湖と空を見ながら、浮御堂の軒から落ちる雨音だけを聴いている。すると自分が大自然と一体になってゆくような気がしたのではないでしょうか。

 そう、雨の降っている浮御堂の写真があるほうが作者さんの描く情景に近かったんですよ。そこでたまたま私のブログの浮御堂を見つけてくださったんでしょうね。

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↑雑記系ブログのさらなる高みを目指すブログあれこれやそれこれの管理人サキさんの了解を得て、浮御堂の写真を掲載させていただきました、とリップサービス最高!!

いろいろ考えたこと

今回の掲載のご依頼を頂いたことでわかったことがあるんですよ。僕にはパッとしない写真や文章でも、日本のどこか、世界のどこか、もしかしたら宇宙のどこかでそれを見て何かを感じる事ができる人がいるんだっていうこと。

ここ最近「良くないコンテンツがうんぬんかんぬん」とか「検索順位がどうの」とか「内部リンクがどうの」とか「収益が●円ダウン」とかいろいろ考えてたわけです。それの延長で消してしまった記事があったり、大きくリライトしたものもあったりします。

でも、GoogleAnalyticsなどを見てると、自分でも消してしまうような「自分が思う大した事ない記事、写真、考え、レビュー、いろんなこと」を世界のどこかから探しに来てくれる人がいるっていうこと。

せっかく楽しんでもらえるなら、もう少しいろいろこっちも楽しまなくちゃ。そう思えました。だって最近あんまり「高み」目指してないんですもの。