会社組織のなかで、自分では「正しいこと」を主張しているつもりなのに、
明確な理由もなくその意見を否定され、
悔しい思いをしたことがある方は多いのではないかと思います。
その「正しいこと」はいわゆる独自の見解ではなく、法令や制度で求められていることであっても、通らないことも。
だんだんわかってきたのですが、会社組織では「正しいこと」が通らないわけではありません。
その採用される正しいことというのは・・
「組織のなか」で、「正しいと信じられていること」が必要なのであって
「組織の外」でいくら正しいとされていても
中の人には通じないということではないかと。
「正しいことをしたければ、偉くなれ」などというセリフは、ドラマやマンガのなかでよく見かけます。
でも、その正しいことをしたくて偉くなった人が信じている「正しいこと」。
果たして、昔日に否定されて悔しい思いをした「正しいこと」と同じでしょうか。
立場が変わったら、前とは変わってしまう人を見るに、その「正しいこと」もまた、変わってしまったのかもしれません。