キム・サンジョ 「4大グループとの出会い推進... 45大企業の内部取引の調査」(聯合ニュース・朝鮮語)
「財閥絶対殺すマン」ことキム・サンジョが強行任命されてからこっち、精力的に活動しているようです。
4大グループというのはおそらく財閥の規模のことでしょうからサムスン、現代(自動車)、LG、SKですかね。
そのあとにロッテ、GSなんかが続きます。
それらの財閥総帥と面談して、ムン・ジェイン大統領様の聖公約を伝えるのだそうですよ。
で、その物言いがなかなか面白いですね。
「財閥が社会と市場の期待にあうように変化していくことを期待する。そうすれば公正取引委員会として強制的な手段は使わない」ですって。
キム・サンジョは就任前から延々と財閥に対して「改革せよ」と言い続けてきた人物でして。
その実績を買われてムン・ジェイン政権の公取委員長に就任したという経緯があるのです。
ですから、絶対に財閥改革をやってのけるでしょうね。ただ、財閥が自ら変革を見せるのであればそのほうがよいと。
まずは「自主規制して見せろ、それが不充分だと判断されたら……分かってるな?」という段階なわけです。
おそらくサムスンに対してはまともな労働組合の設立と運営。そして循環投資の解消速度を速めることを要請するのではないかと思われます。
ここでいうところの「財閥改革」はなんとかして財閥の勢力を弱めようとするものです。
財閥の力を削ぐことで中小企業を育成し、4倍ともされる異常なまでの格差を小さくしたいというのが目標なのでしょうが。
本当に財閥改革すれば中小企業が強くなるのかってことなのですよね。
韓国企業が持つ唯一の強みを捨てるようなことにならなければよいのですが。
ポル・ポト〈革命〉史 虐殺と破壊の四年間 (講談社選書メチエ)
山田寛
講談社
2004/7/10
キム・サンジョ公正取引委員長は19日、「できるだけ早く今週中に可能な限り、4大グループとの面会を優先推進する」と述べた。 (中略)
金委員長は「選挙の過程での公約の趣旨を説明し、今後の政策の方向性について予測可能性の高さを席を設けることで政府と財界の会話を開始しようとする」とし「複数のコネクションを介して4大グループとの公式ミーティングを開始する」と強調した。
続いて「大統領に報告し、承認を受けて首相・副首相とも週末に協議した」とし「大韓商工会議所で4大グループの関係者に忠実に伝えること」と述べた。
面談対象は財閥総帥であることを間接的にほのめかした。
金委員長は「私の(面談対象)希望を大韓商工会議所に伝達した」とし「(面談対象が)総帥か専門経営者なのか興味があるだろうが、それは確定したときに申し上げる」と答えた。
金委員長は「企業側でも、自ら社会と市場の期待に合うように変化していくような姿を見せることを希望すると申し上げる」とし「各グループの特殊事情については、引き続き協議をしていく」と説明した。
特に「財閥は韓国経済の貴重な資産」とし「企業が本当に肯定的な事例を作ってくれれば、政府レベルでも高く評価する用意はある」と説明した。
続いて「措置(制裁)以前に忠実な社会的対話を通じて社会と市場が期待する方向に企業が変わっていくことを希望する旨を強力に伝達することが財閥との面談を推進するための最も重要な目的だ」と強調した。
これは公正取引委員会の一方の規制を通じた財閥改革ではなく、財界の自発的な自助努力を強調したものと解釈される。 (中略)
金委員長は最近、大企業集団の内部取引の調査を進めているとしながら「法違反の疑いが発見された企業については、企業集団の規模とは無関係に職権調査を行い、徹底的に対応する」と述べた。
続いて「10大のグループのうちの4大グループに集中するというのは、実態の結果の中から一部を特別扱いするという趣旨では絶対にない」と付け加えた。
(引用ここまで)
「財閥絶対殺すマン」ことキム・サンジョが強行任命されてからこっち、精力的に活動しているようです。
4大グループというのはおそらく財閥の規模のことでしょうからサムスン、現代(自動車)、LG、SKですかね。
そのあとにロッテ、GSなんかが続きます。
それらの財閥総帥と面談して、ムン・ジェイン大統領様の聖公約を伝えるのだそうですよ。
で、その物言いがなかなか面白いですね。
「財閥が社会と市場の期待にあうように変化していくことを期待する。そうすれば公正取引委員会として強制的な手段は使わない」ですって。
キム・サンジョは就任前から延々と財閥に対して「改革せよ」と言い続けてきた人物でして。
その実績を買われてムン・ジェイン政権の公取委員長に就任したという経緯があるのです。
ですから、絶対に財閥改革をやってのけるでしょうね。ただ、財閥が自ら変革を見せるのであればそのほうがよいと。
まずは「自主規制して見せろ、それが不充分だと判断されたら……分かってるな?」という段階なわけです。
おそらくサムスンに対してはまともな労働組合の設立と運営。そして循環投資の解消速度を速めることを要請するのではないかと思われます。
ここでいうところの「財閥改革」はなんとかして財閥の勢力を弱めようとするものです。
財閥の力を削ぐことで中小企業を育成し、4倍ともされる異常なまでの格差を小さくしたいというのが目標なのでしょうが。
本当に財閥改革すれば中小企業が強くなるのかってことなのですよね。
韓国企業が持つ唯一の強みを捨てるようなことにならなければよいのですが。
山田寛
講談社
2004/7/10