挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます 作者:月夜 涙(るい)

第二章:【錬金】のエンライト、ニコラ・エンライトは織りなす

42/42

第二十話:竜殺しの魔剣

 無事、ニコラは俺の体を使う方法に気付いてくれた。
 ニコラの創り出した強化外骨格の性能を落とさずに、その力を振うことができる。

 朝からニコラは機嫌が良さそうだった。
 ずっと悩んでいた問題が解決したのと、胸のうちをスラちゃんに吐き出したからだろう。
 朝食が終わった俺たちは中庭に出ていた。
 ここで、強化外骨格の性能試験を行うのだ。

「ニコラ、専用のスーツとかはないの?」

 いつも通りの丈の短いスカートに羽織りという独特のファッションをしたシマヅが問いかける。
 彼女は準備体操を入念にしていた。

「ん。私服のままでいい。完全に機密型にしてジェルを流し込むようにしたから、搭乗者の服は問わない。しいて言えばできるだけ薄着のほうが、ジェルを仲介して魔術回路を接続する以上都合がいい」
「そうなの」

 シマヅはそうつぶやくと、勢いよく服を脱ぎ捨てた。
 下着姿になり、美しい肢体が晒される。
 鍛え抜かれ、すらっとしていながら、ごつごつしていない。
 男なら生唾を飲み、女なら嫉妬する体だ。

「ぴゅいーぴゅー!(やめなさい、はしたない!)」
「シマヅねえ、服を脱ぐならせめて家のなか」

 俺とニコラが慌てて、シマヅを叱責する。

「あなたたち以外誰も見てないじゃない。居たら脱がないわ。気配でわかるもの。それに、可愛い妹の作ってくれた武器よ。最大限のパフォーマンスを発揮させたいじゃない。肌が触れたほうがいいなら脱ぐわ」
「……シマヅねえ、脱いだのは仕方ない。はやく、強化外骨格を着込んで」

 強化外骨格の前面が開く。
 シマヅは頷いて乗り込んだ。彼女が乗るとハッチが閉まる。
 ジェルが漏れないように密閉型にしたようだ。

 二コラはホースのような器具を強化外骨格に差し込む。そして、俺のスライムボディを改造して作ったジェルを流し込んだ。

「これ、ひんやりしてぷにゅぷにゅして、ちょっと不思議な感触ね」
「それがシマヅねえを熱や衝撃から守ってくれる。それに簡易的な治癒能力がある。毛細血管がやられても治してくれる」
「それはありがたいわね」

 急加速、旋回により発生する衝撃のほかにも、加重の集中により血液が偏り血管が破れるという問題がある。
 その対策のために、このジェルには高位の回復ポーションも配合されている。ジェルを注いでから三十分の間は常に少しずつ癒しの力があるというのはかなり心強い。

「シマヅねえ、どう、魔術回路の接続はできそう」
「ええ、問題ないわ。しっくりきすぎるぐらい。人機一体ね」
「基本的にはシマヅねえの得意な【身体能力強化】と一緒の感覚で操作できる。シマヅねえほどの使い手なら、簡単に操縦できるはず。朝渡したマニュアルはもう読んでる?」
「ええ、完璧に暗記して理解したわ。……イメージた通りの反応が返ってくる。これならすぐにでも操縦できそう。さっそく試してみるわね」

 ちまみに、そのマニュアルというのもすさまじく分厚く密度も濃いものだ。
 シマヅはオルフェ並みの情報処理能力を持っている。

 彼女は脳筋ではない。高度な【身体能力強化】を使いこなすだけでなく、【剣】のエンライトとして、この世のありとあらゆる武装を使いこなす担い手だ。脳筋では務まらない。

「シマヅねえ、試運転は初めてだから無理はしないで。あくまで慣らすことを優先」
「了解。よく見ておきなさい」

 そう言うと、強化外骨格のメインセンサーが光った。
 強化外骨格が起動する。
 まずは、走行。地面を疾風のように駆け抜ける。ニコラが目に魔力を走らせ【解析】し続けている。

 速度や金属の消耗具合、魔力消費量。
 そのすべてのデータをリアルタイムで脳に記録しづつけている。

 それにしても速い。何より、急加速、急停止、方向転換、そう言った動作のオン・オフがすさまじい。まだ、空を舞っていないが変装的な三次元運動を見せつけてくれる。
 もし、人体であんな起動をすれば体がミンチになりかねない。
 シマヅは無理な運動で発生したGを【身体能力強化】とジェルの力を併用して打ち消しているのだろう。これは、どこまで耐えられるかを試すために意図的にやっていることだ。

「スラ、見て。飛んだ。高い、速い」
「ぴゅふぅ」

 そして、ついに高く跳んだ。そのまま魔力スラスターを点火。
 空の彼方に消えていく。

 ニコラはお手製の双眼鏡を取り出し、飛行性能の測定を始めた。
 俺は俺で、体を変形させてスライムボディでレンズを形成することで、遠くを見る。魔力で視力を強化するが、追いきれない。

「マッハ1、マッハ2……まだ加速する。だめ、これ以上! 計算上、シマヅねえでも、あのジェルがあっても持ってかれる……ふぅ、減速してくれた。良かった。シマヅねえは無茶をする……あの起動、まさか、魔剣を機構を使うつもり、耐えられる限界速度で、さらに負荷をかけるなんて自殺行為!?」

 ニコラが心配そうな声をあげていた。無理もない。
 しかし、シマヅが魔剣機構を使うのも理解できる。

 強化外骨格は、使用者に圧倒的な防御力と速度をもたらす。
 だが、それはいうならば前座だ。
 こいつは竜殺しのために作られた。竜の攻撃に耐え、竜に追いつき、そして竜を貫く攻撃力を与えることこそが本懐。
 当然、そのための機能が搭載されているし、それを使用しなければ実験の意味がない。

「ぴゅいー、ぴゅふふー(だが、あの速度であんなものが使えるのか?)」

 音速を超えたまま、機構が使用される。
 胸部パーツが展開し形状を変える。剣の柄のようなものが生まれ、そこから全長五メートルを超える光の刃が生み出された。
 魔剣機構とは、魔力によって光の刃を生み出す機構だ。
 それも、ただの光の刃ではない。

 発信機から、ドワーフの一族に伝わる神鋼を粒子状態で放出し、特殊かつ強力な概念領域を生成し、刃状に固定。その領域の性質は触れたものを問答無用で領域内に引きずりこむこと。

 刃状で触れたものを引きずり込むということは、結果として、触れたものをすべてを切り裂く剣と化す。
 音速で飛ぶ以上、停滞なく相手を切り裂く切断力がなければ、期待が反発を受けて大ダメージを受ける。だから、こんなものが必要だった。

 ……これは俺とニコラの共同研究で作り上げたものだ。

 この強化外骨格の基本戦法は、音速を超える速さですべてを切り裂く魔剣を形成し、そのまますれ違うことで竜を両断する。
 シマヅは、最高速で飛びながら刃の形成という絶技をしょっぱなからこなしてみせた。
 だが……。

「魔力スラスターが止まった!? 墜落してる。シマヅねえが気を失ってる!? あの高さから落ちたら機体が無事でもシマヅねえがもたない」

 ニコラが双眼鏡を投げ捨てて、シマヅの落下予想地点まで必死に走る。
 もちろん、俺もだ。

 俺なら、受け止めることができる。ニコラを追い抜いて、シマヅの落下予想地点まで走る。
 重力に引かれながら、猛烈な加速をしながら強化外骨格が落ちてきた。
 地面で待ち構えていると、魔力スラスターが一瞬だけ動き、落下速度を緩めた。

「ぴゅひぃぃ」

 絶妙に硬さを調整して、なるべく柔らかく受け止める。
 痛い、重い。だが、シマヅは無事なはず。
 強化外骨格のハッチが開き、シマヅがはい出てきた。
 そして、嘔吐。
 ニコラが遅れてやってきた。

「シマヅねえ、大丈夫!?」

 シマヅは手を上げると、言葉を話す余裕もないのかそのばで仰向けになりつつ、特殊な呼吸法で息を整える。
 しばらくシマヅが落ち着くのを待つ。

「ふう、なんとか落ち着いたわ。ぎりぎりってところね。……ちょっと調子に乗り過ぎた。魔力消費が思ったより凄まじいわ」
「音を超える以上、それだけの出力がいる」
「ええ、音を超えたところまでは、まだそこまで辛くないけど、さらにその先へいくと指数関数的に負担が激しくなるわ。魔力を急速に引き出される倦怠感と、体への負担で意識が飛びそうになる。それに、魔剣の負担も相当のものね、試しに最大戦速で使ってみたけど、根こそぎ魔力と体力が持っていかれたわ。一瞬だけど、完全に意識が飛んだ」

 シマヅの意識を飛ばすとはとんでもないじゃじゃ馬だ。
 ニコラがポシェットから魔力回復ポーションと体力回復ポーション、それも超一級品のものを取り出し手渡す。
 それをシマヅは一気に飲み干した。

「初起動で無理しすぎ」
「そうね。でも、いいデータがとれたでしょ? 途中でわかったのよ。魔力消費を考えると、今日、二度目は飛べないって。時間がないのなら、ニコラが欲しそうなデータを体を張ってでも得るというのが姉の務めよ」

 シマヅが微笑んでニコラの頭を撫でた。
 あの無茶は、シマヅの自己満足のためではない。
 ニコラのための無茶だ。

 そして、限界までシマヅは頭を使っていた。意識を取り戻したあと、自分にわずかしか魔力が残っていないことを知り、体重移動と空気抵抗の操作だけで着地地点を、木々が生い茂る森の上に移動し、着地の寸前に限界まで速度を殺した。
 何があっても生き残る自信と、実力があったからこそできた無茶だ。

「……いいデータがたっぷりとれた。感謝してる」
「素直でよろしい。身をもって理解したわ。出していい速さは音速の二倍まで、魔剣が使えるのは、音速の五割増しまでね。二倍で使ったら、墜落する。【嫉妬】の邪神レヴィアタンが音より遅いことを祈るわね」
「ぴゅい(きついかも)」

 おそらく、完全な形で復活すれば、音速の五割増しでは追いつけないだろう。
 オルフェの邪神の弱体化の術式がどこまで通用するかが問題だ。
 もっとも、邪神が復活しないのが一番いいのだが。

「じゃあ、シマヅねえは休んでて。次はスラ。スラは魔力少ないから動かすのは最小限でいい。今、オルフェねえがスラに魔力を供給する儀式の準備をしてるところ。明日は本気でやって」
「ぴゅいぴゅい!」

 俺はかしこいスライムなので無茶はしない。
 楽しく、空の散歩と行こうか。

 ◇

 俺のほうは大したトラブルもなく、無事にテストを終えた。
 低空を緩く飛行したり、走ったりしただけだ。

 今の魔力だと、魔剣機構は使えない。
 そして、実験の中で一つ気になったことがある。魔剣機構は大別すると、魔術となる。

【嫉妬】の邪神レヴィアタンの能力である【嫉妬】で魔術を選択されている場合、奴には通用しない。

 シマヅのことだ。もし、魔剣機構で仕留めきれない場合、強化外骨格から飛び出して、【邪神】の上に着地し手持ちの武器全てで追撃をかけるぐらいはするだろう。剣を奴の背に突き立て、天空で無数の武器を振るうシマヅの姿が思い浮かんでしまった。

 ……俺は俺で、天空での攻撃手段を考えておこう。
 音速の二倍まで加速しての体当たりも効果的だ。ニコラには悪いが、速さは威力につながる、強化外骨格を犠牲にやつに大ダメージを与えられる。
 そして、もう一つスライムにしかできにない攻撃方法を用意しておく。
 すでに、材料は仕入れている。まさか、対邪神に使うとは思っていなかったが、惜しみなく使わせてもらおう。うまくいけば邪神を地面に叩き落とせるだろう。

 ◇

 性能実験が終わって、ニコラは再び工房に引きこもった。
 全力起動を行ったことでまた新たに欠点が見えてきたようだ。
 そして、俺は予定通りオルフェの工房に向かう。

「あっ、スラちゃん来たね。ニコラから聞いてるよ」
「ぴゅい♪」

 そう、オルフェとの繋がりを濃くして魔力を受け取れるようにする。
 スライムの体は、強化外骨格のドライバーとしては適任だが、いかんせん、エンジンとしては魔力が足りな過ぎる。オルフェのバックアップが必要だ。

「じゃあ、スラちゃん。これ飲んで」
「ぴゅくぴゅく」

 ごくごくとオルフェに渡された霊薬を飲む。
 オルフェの味がする。

 比喩ではなく、オルフェの血が混ざっている。
 そして、オルフェが俺を持ち上げてキスをした。パスを作るための儀式だ。
 オルフェにキスをされるのは久しぶりだな。

 昔はお休みのキスをせがんできて、ほっぺにキスをしてやると、ほっぺにキスを返してくれたものだ。

「じゃあ、スラちゃん。次はその魔法陣に移動してね」
「ぴゅい!」

 ぴょんっとスライム飛びしてオルフェが描いた複雑な魔法陣の中心に行く。
 オルフェが親指を噛んで血を流す。
 そして、その地が魔法陣に触れると陣が紅く輝き出した。

「風の子オルフェの名において、このものを友とし、力を分け与える契約を行う!」

 その言葉と共に、俺とオルフェの間につながれている【隷属刻印】のパスが一度解かれ、パスの数が増え、より強く繋がっていく。

 オルフェの魔力が俺のなかに染みわたっていく。
 逆に、俺の魔力がオルフェに。
 オルフェの魔力が心地よい。
 俺とオルフェがより強く結ばれた。

「スラちゃん、私たちが強く繋がったのわかったかな」
「ぴゅいっぴゅ!」
「スラちゃんだから、ここまでするんだからね。ニコラに言われなくてもいつか、こうするつもりだったんだ」
「ぴゅいっ!(ありがと!)」

 俺はオルフェの胸の中に飛び込む。オルフェがぎゅっと抱きしめてくれた。相変わらず、ここはいい柔らかくて温かくて気持ちい。俺の居場所だ。
 ここまで深く使い魔と繋がるのは、魔術士側にかなりリスクがある。
 オルフェの言う通り、俺を信頼しているからこそ強いつながりを作ってくれたのだ。

「また胸に飛び込んできて。スラちゃんは甘えん坊だね。でも、うれしい。今日はスラちゃんはずっと私と一緒だね」
「ぴゅいぴゅー(もちろん)」

【分裂】の精度もあがってきて、デニスへのアドバイサーには分裂体を送り、分裂体経由でいろいろとアドバイスできる。
 だから、無理に抜け出す必要もなくなった。

「じゃあ、さっそくお風呂だね。それから一緒に寝よ。ふふ、今日は市場でリンゴが安かったから贅沢にリンゴ風呂だよ」
「ぴゅいー♪」

 リンゴ風呂はいい。
 あれは気持ちいいものだ。

 そうして、俺はオルフェに抱かれてお風呂場に向かった。
 オルフェの顔を見る限り、研究は順調だ。
 俺のアドバイスを受けて、デニスの研究もだいぶ穴が埋まってきた。

 さらに、万が一復活した際にも戦える戦力がある。
 それでも……まだ足りない気がして仕方がなかった。
 こうして、オルフェに抱かれながら……すべての保険が駄目だったとき、大賢者マリンとしてできることを考えていた。
いつも応援ありがとう。ブクマや評価を頂けるとうれしいです。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全808部)
  • 7608 user
  • 最終掲載日:2016/11/16 00:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全120部)
  • 9477 user
  • 最終掲載日:2017/05/16 04:45
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全282部)
  • 7692 user
  • 最終掲載日:2017/06/20 12:45
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全128部)
  • 9555 user
  • 最終掲載日:2017/06/09 20:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 7798 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 9948 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1402部)
  • 7592 user
  • 最終掲載日:2017/06/19 18:00
カット&ペーストでこの世界を生きていく

成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。 主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。 そんなありきたり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全192部)
  • 7802 user
  • 最終掲載日:2017/06/07 06:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全100部)
  • 7687 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 06:38
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部)
  • 8070 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全270部)
  • 11241 user
  • 最終掲載日:2017/06/17 18:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部)
  • 7751 user
  • 最終掲載日:2017/06/14 12:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全154部)
  • 13355 user
  • 最終掲載日:2017/06/17 21:19
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全367部)
  • 8098 user
  • 最終掲載日:2017/05/02 18:00
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで

「働きたくない」  異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。  ……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全269部)
  • 7456 user
  • 最終掲載日:2017/06/18 00:00
チート魔術で運命をねじ伏せる

 召喚された異世界で、ソージは最強魔術師だった。ゲームの中で開発した魔術理論が、すべて「現実」となっていたからだ。さらにソージはこれから起こる「出来事」を知って//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全142部)
  • 7258 user
  • 最終掲載日:2017/06/18 20:13
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全367部)
  • 11974 user
  • 最終掲載日:2017/06/18 22:11
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全117部)
  • 7930 user
  • 最終掲載日:2017/06/19 08:31
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全219部)
  • 8314 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 21:22
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全201部)
  • 9651 user
  • 最終掲載日:2017/06/20 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全529部)
  • 10408 user
  • 最終掲載日:2017/06/11 18:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全498部)
  • 10508 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 22:53
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

――世界そのものを回復《ヒール》してやり直す。 回復術士は一人では戦えない。そんな常識にしばられ他人に利用され続けたケアル。 彼はある日、回復《ヒール》の先にあ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全74部)
  • 7386 user
  • 最終掲載日:2017/06/18 18:59
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全412部)
  • 7882 user
  • 最終掲載日:2017/06/15 10:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 8885 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 10932 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部)
  • 8138 user
  • 最終掲載日:2017/05/24 23:35
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全156部)
  • 9085 user
  • 最終掲載日:2017/06/20 00:00
↑ページトップへ