築地に市場機能持たせ再開発方針
東京都の小池知事は、市場の移転問題をめぐり、築地市場を豊洲に移した上で、将来的に、ブランド力を生かすため築地に市場機能を持たせた再開発を行うなどとする基本方針を固めました。
小池知事は、20日午後、基本方針に沿った具体策をまとめるよう都の幹部に指示するとともに、記者会見で明らかにすることにしています。
市場の移転問題をめぐっては、「市場のあり方戦略本部」が、築地市場の用地を長期にわたって民間に貸し付けるなどの試算を出したほか、小池知事が3日前築地市場を訪れて、市場業者と意見を交わしました。
こうした検討や意見を踏まえ、小池知事は市場の移転についての基本方針を固めました。
この中では、まずは、築地市場を豊洲に移した上で、将来的に、ブランド力を生かすため、築地に市場機能を持たせた再開発を行うとしています。
その際、豊洲市場については、ITを活用した冷凍や冷蔵の拠点としての特性を生かすことにしていて、市場機能を維持するかどうか今後、検討するとしています。
小池知事は20日午後、基本方針に沿った具体策をまとめるよう、都の幹部で作る「市場のあり方戦略本部」に指示するとともに、記者会見で明らかにすることにしています。