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ルミナス冒険譚 作者:日光 たいら

第三章

12/12

ⅢーⅠ   《神話と魔法》


 ――かつて二柱の神が争い、大陸は昼の国と夜の国に分かたれてしまった。

 昼の神メリディエス。夜の神ノクトゥール。一日の半分は太陽の温かい光で、もう半分は月の澄んだ輝きで、この大地は優しく照らされていたのだった。

 太陽と月。昼と夜。その恩恵により、人間は、動物は、植物は、健やかに日々を暮らし互いに争うこともなく安寧が保たれていた。

 しかし神々にとって、ただ世界の均衡を保ち、見守るだけの生というのは少々退屈なものだ。朝が来れば太陽が昇り、夜になれば日が沈む。刺激のない日常に飽きたノクトゥールは昼の神にある話を持ちかけた。

 ――そろそろ私たちにも刺激が必要だとは思わないか?

 その提案はメリディエスにとっても魅力的に思えた。曰く、二神が争ってどちらがより優れているのかを決めよう、ということだ。この大陸の生物を巻き込むことになるだろうというのは少し気が引けたが、メリディエス自身も何も新しいことがないという現状に飽き飽きしていたのだ。夜の神の話に乗ることにした。

 ――実に面白そうだ。退屈も少しは紛れるだろう。

 神々は争った。争いの渦中にあった生物は草の一本残らず死に絶えた。空は割れ、大地は荒れ果てる。そんな些事(さじ)はどうでもいい、と言わんばかりに二神は長年持て余した退屈を慰めるように戦い続けた。

 数百年、数千年の時を経てもつかない決着にようやく争いをやめた神々は、周りの様子を見渡して己のしでかしたことを後悔した。こんなことになってしまうとは思いもよらなかった、と嘆きつつもまた退屈な日常に戻るのは心底嫌だとも考える。そこで今度はメリディエスが提案した。

 ――こうも被害が大きすぎるのは本意ではない。ならば……。

 ――――。

 ――――――――。

 こうして世界は太陽の国と、月の国に分断されてしまった。それぞれの国の神のもと、なんとか生を営むことに成功した生物たちは今も安らかにそれぞれの国で光を浴びている。



 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「むあぁぁぁ! なんで今さら神話の勉強なんてしなきゃいけないんですか!」

 魔導書を片手にじたばたと暴れるルミナスを、馬車の手綱を引きながらヘインズは(なだ)める。

「落ち着けって。書いてあるんだから仕方ねえだろ」

「でも、神官になるときに散々覚え込まされたお話ですよ!? だいたい、なんで神話の途中がいつも削られてるんですか!」

 きゃんきゃんと喚く。彼女は昔から嫌なことは嫌だとはっきり言う性格だ。その性格が災いして毎晩教会を抜け出していた。そういえば、防御魔法を覚え込ませたときもこのような抵抗を見せた気がする。ヘインズは彼女のそんな様子を見て、少しは成長したと思ったがどうやらそうでもなさそうだ、と大きく溜息をついた。

 二人はエクレティオの街を出て、山の麓にある村を目指していた。開けた平原を馬車は進む。視界は晴れてはいたが山まではまだ遠い。この国にはどの街や村にも必ず教会がある。二人の当面の目的はその全ての教会で夜の神に祈りを捧げることだ。そう、当面の目的は――。

「次の村はどんなところなんですか?」

 すっかり魔導書に飽きたルミナスが右隣に座る騎士に尋ねる。

「あの村か。俺もちらっとしか寄ってねえが、鉄鉱石なんかを掘ってるらしい。ほら、あの山が鉱山になっててな。そこで採れた鉄鉱石を他の街や王都なんかに送って生活してるらしいな」

「へー。そういえば地図には名前が載ってないですけど……?」

「ああ、村は街とは違って固有の名前がないんだ。だからみんな採鉱の村だとか鉄の村だとか呼んでるな」

 採鉱の村かあ、と呟いて遥か前方を眺めた。二人の馬車が走るこの位置からはまだ何も見えないが、彼女は既に新しい目的地に心を奪われてしまったようだ。彼女にとっては見るもの全てが新鮮なのだろう。アルカディアの街にいた頃には経験することも目にすることもできない。それを自分の足で、目で確かめることができるのだ。

「新しいことを知れるって、ドキドキしますね!」

「そうだな。だったらまずその本から新しいことを知らないとな」

 ヘインズが感動を口にする彼女をからかうようにそう言った。それを聞いてルミナスは目を逸らして膨れっ面を浮かべる。また折角の気分を台無しにされた。彼はいつもそうやって高揚した彼女を抑え込むのだ。この現実主義者め、と心の中で毒づいて渋々手に持った魔導書を再び開いた。

 ――魔法。かつて夜の神が国民に与えた特殊な力。

 例えば加熱の魔法や、冷凍、保存のための魔法。料理や入浴、食糧の備蓄の管理などに使用されるものだ。これは生まれたときには既に備わった力であったり、先人から教わるものもある。その力の多くは国民が最低限の生活を送るために使われている。太陽の昇らないノクトゥーアでは必須の力だ。

 しかし、例外がある。この国に数限られた魔導書から学ぶ魔法。アルカディアにあった魔導書の場合は防御魔法だ。魔物や野党から身を守るために、自警団は必ず習得している。大切な人に傷ついて欲しくないがために教え込ませる者もいる。ルミナスはヘインズからこの本を読まされて防御魔法を身に付けた。

 そしてレナルドから受け取ったこの魔導書には攻撃のための魔法が記されている。傷つけるために、戦うために、あるいは殺すために存在する魔法。

 十六のルミナスには重すぎるこの魔導書だが、彼女はその覚悟でもって受け入れた。ヘインズは内心、彼女にこんな魔法を知って欲しくはない、争いとは無縁のところで健やかに育ってほしいと思っていた。
 だが、いつか必ず訪れる戦争やこれからの旅のことを考えるとそうも言ってはいられない。心配そうに彼女を見つめるが、ルミナスはそれに気付かず眉間に皺を寄せて魔導書に没頭している。

 ――そうだ、こいつは言った。誰かを傷つけるためではなく、守るために。なら俺はそれを信じよう。

 ヘインズが彼女の頭を撫でようと手綱から片手を離したとき、彼女が頭を大袈裟に起こした。

「よっし!」

 ヘインズは突然の声にビクッと身を強張(こわば)らせ、行き場を失った左手で自分の頭を掻きながら尋ねる。

「な、なんだ突然に」

「ヘインズさん! 一つ魔法を覚えたので試してもいいですか!?」

 魔法を覚えたと言った。この短時間で。そんな馬鹿な事があるか、とヘインズは一蹴した。まるで信じていない彼の様子を見て不満げに、むう、と唸って荷台へ体を潜らせる。

「おい、危ねえから座れって!」

 そんな彼の制止も聞かずに荷台に置いた杖を手に取り、御者台に立ち上がった。左手には魔導書を、右手には杖を持っている。

「私の新しい魔法、見せてあげます!」

「いや、だから!」

 ルミナスが杖で空に弧を描く。杖の先に黒い光の粒が集まった。魔導書に目を落として口を開く。

『星よ 煌めく星よ 空に(まばゆ)く儚き星よ この手においで――』

 静かに唱える。ヘインズはいつの間にか彼女を止めることも忘れ、その光景を息を飲んで見つめていた。光の粒は見る見るうちに矢の形状を成していく。色こそ黒いが、それは間違いなくレナルドが試合で放った光の矢そのものだ。

 だが、その矢尻の数が余りにも多すぎる。一目に収めることすら適わないほどの光の矢が、何もない平原に狙いを定めている。レナルドの生み出したものなど比にもならない。黒く輝く光の矢は今にも解き放たれんと小刻みに震えている。

 ルミナスが詠唱を続ける。

『さあ 弦は弾かれた ()く疾く走り 閃光と化せ――!』

 杖を振り下ろす。それにつられて光の矢が一斉に彼方の平原に降り注いだ。その光景はまさに夜が降りてくる、と表現する他ない。遠ざかる夜の群れに目を釘付けにされ、ヘインズもルミナスも何も言えずにいた。一瞬の静寂の後に轟音を立てて土煙が吹きあがる。

 唖然としてそれを見ていたヘインズに振り向き、ルミナスは杖を持ちながら人差し指と中指を立てて、ふふんと誇らしげな顔をした。その表情を見て我に返った彼は、

「バッカ野郎!! おま、お前……はぁ!?」

 怒るべきなのか褒めるべきなのか分からず言葉が出ない。

「すっごいでしょ!? 私にもできました!!」

「と、とりあえず座れ!」

 にこにこと満面の笑みを浮かべて彼の言葉に従った。自分にもできた、と心底嬉しそうな顔をしている彼女に、どういう言葉をかければ良いものかヘインズはしばし迷った。

 ――まさかこんなにも早く攻撃魔法を習得してしまうとは思いもよらなかった。それが(にわか)作りとはいえ、この威力だ。しかもあれだけの魔法を使ってもケロッとしてやがる。やはりこいつの魔法の力は尋常じゃねえ。

 頭の中を整理してゆっくりと言葉を紡ぐ。

「正直、すげえ。お前の魔法の力は俺やノエルさん……レナルドさんなんかより遥かに上をいってる」

 えへへ、と褒められて照れる彼女の頭を撫でてやる。

「でもな、力が強すぎる。そんなんじゃあ、もし魔物と戦うことになったときに俺まで巻き込まれちまう。分かるな?」

「あ……。そうですね……」

「しゅん、とすんじゃねえよ。力の加減さえ覚えりゃいいだけの話だ。勉強は別に構わんが、ちゃんと加減ができるようになるまでは攻撃魔法は禁止だ」

「分かりました。頑張ってみます」

 彼女の頭をわしわしと撫でて、いつの間にか歩みを止めていた馬の手綱を引く。レナルドは多数の光の矢を展開できるはずなのに、初撃で五本しか撃ってこなかった。彼にできたのならルミナスにもできるはずだ。無言で彼女を応援することにした。

 ルミナスは魔法の結界を掌の上に展開し、それを少しずつ小さな正方形に固めていくという訓練をしている。力の加減を少しでも間違えると、結界はすぐに硝子の割れるような音を立てて砕け散る。それと同時に溜息や、悲嘆の声が隣から聞こえてくる。ヘインズは何も言わずに、ときどきそれをちらりと見てはまた進路に目を移す。

 馬車での静かな旅。満天の空の下には馬の蹄と荷馬車の車輪が転がる音、時々軽快な音を立てて砕ける結界の音だけが辺りに響く。不快にならない、適度な静寂を聞きながら過ぎる景色はとても心地の良いものだった。懐中時計は十九時を指している。この分だと今晩中には村には辿り着きそうもない。もうしばらく進んでそこで野営することに決めた。

 どれくらい経った頃だろう、訓練に疲れたルミナスが大きく背伸びをしてヘインズに声を掛けた。

「さすがに魔法の使い過ぎで疲れちゃいました。ヘインズさんは攻撃魔法、使えないんですか? そういえば試合中も魔法を使ってませんでしたね。なんでです?」

 力加減のコツでも聞こうとそう尋ねた。

「まあ、攻撃魔法も使えんことはないが俺のは全く威力が出ねえんだよ。せいぜい枯れ葉に火を点ける程度だ。それに攻撃魔法より支援魔法の方が得意なんだよ」

「支援魔法……。治癒の魔法とかそういうのですか?」

 ヘインズは何か思うところがあるのか、一瞬押し黙って答える。

「……まあ、そんなとこだ。俺のことよりお前は大丈夫なのかよ? 実際の戦闘でいちいち詠唱なんざしてらんねえぞ。さっさと力の加減覚えて練習に移んねえとな」

 とは言っても覚えたての身では仕方のないことだ。魔導書に記された魔法は詠唱を必要とするが、練度を高めるにつれて必要な詠唱を省略することも可能だ。それで威力が落ちるということもない。

 二人は防御魔法に関しては、全く詠唱を必要とせず展開することができる。それもヘインズの半ば強制とも言える訓練の賜物ではあったが。

「そうなんですよね……。やんなきゃいけないことがいっぱいあって大変だあ……」

「一個一個やってきゃいいんだよ。焦る必要はねえ。お前がまともに魔法が使えるようになるまでは俺が守ってやる」

「そうですね! じゃあそれまでは私のことしっかり守ってくださいね、騎士様!」

 にこっと笑ったルミナスに、呆れ半分の笑顔を返した。時に静寂を楽しみ、時に他愛もない会話に花を咲かせて馬車を走らせること数時間、山の麓に森が広がっているのが見えてきた。あの森の奥に採鉱の村がある。

 試合で力を使ったこともあり、森の中でまた魔物に出くわすのは避けたかった。馬も休ませなくてはならない。ヘインズは手頃な位置で馬車を止め、御者台を降りた。馬の手綱を結界で固定する。

「時間も時間だ。今日はここまでだな。明日には村に着く」

 ルミナスもつられて馬車を降りる。じっと今まで自分の座っていた御者台を見つめて、

「初めて馬車なんて乗りましたけど、意外とお尻痛いです……」

「お前、貧相だからなあ。ちゃんと食わせてるつもりなのにどうして――」

「いちいち失礼ですっ!」

 いつか私だって、と憤るルミナスを気にも留めずに焚き火の準備をする。何か食べさせてやろうと荷物の中の食糧を物色していると、いつの間にか喚き声が聞こえなくなった。何事か、と後ろを振り向くと彼女は丸くなって眠りについていた。

「寝る子は育つ、とは言ったもんだが、ちゃんとメシ食わねえと育つもんも育たねえぞ」

 今日は起きてからエクレティオの二人との試合だった。馬車に乗っている間もずっと魔法の訓練をしていたから疲れているのも無理はない。ぐっすりと眠るルミナスの横顔に優しく微笑んだ。荷台に薄手の布を敷き、彼女を抱きかかえる。

「よっ……と。意外と重くなってやがる。……成長してんだな」

 愛おしげに彼女の顔を見つめ、荷台に運んだ。彼の羽織っていた外套を掛けてやり、その頭をゆっくりと撫でた。

「……頑張りすぎんなよ」

「うん、ありがと……」

 起きていたのかと思ったがどうやら寝言のようだった。はっきりした寝言を言いやがって、と眠ったルミナスの頬をつん、と突ついて焚き火の様子を見に戻る。

 レナルドとノエルが用意したと思われる餌を馬に与え、空を仰ぎ見てぽつりと溢した。

「子どもの成長ってのはあっという間なんだな」

 彼の呟きに合わせて、夜空に星が流れた気がした。

 

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