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ⅡーⅤ 《鼓動》
宿でしばらく時間を潰し、教会へと出かける。ルミナスとヘインズはそれぞれ、ローブと鎧に身を包んでいる。ルミナスはローブを嫌がったが、街をぶらつくのと教会に行くのとでは話が違う。彼女は渋々納得して青い生地に袖を通して杖を手に取った。
街はすっかり賑わっている。並んで歩く二人を少し複雑そうに見る人もいれば、特に何も反応を示さない人もいる。どうやら、宿の主人や喫茶の店員たちは上手いこと話を広めてくれたようだ。
教会に着くと、昨日と同じくノエルが入り口の前に笑顔で二人を出迎える。重い扉を開く。やはり同じように祭壇の前にレナルドは立っていた。その背が振り返り、少し疲れたような笑顔で言う。
「待ってたよ、アルカディア。わざわざ来てもらって悪いね。昨晩はよく眠れたかい?」
「おかげさまでぐっすりでした。それより、エクレティオさんは大丈夫ですか?」
「ああ……。柄にもなく緊張しているようだ。一睡もできなかったよ。もしかしたら君たちに来てもらったのは、背中を押してほしかったのもあるかもしれないね」
その言葉を聞いてルミナスは教会を見渡し、
「今日はノクトゥール様はいらっしゃらないんでしょうか?」
「そのようだね。我らが神は多忙なようだ。なにせ、戦争の準備が色々とあるようだからね」
戦争……。ルミナスは目を伏せる。分かってはいるが、やはり気持ちの整理がつかない。笑顔で隠してはいるが、それはエクレティオの二人も同じ様子だ。沈黙した二人の背にノエルの声が投げられる。
「神官様、今日来ていただいた理由を」
「理由?」
ルミナスが首を傾げてレナルドを見る。彼はふう、と一呼吸置いて告げる。その顔はもう笑ってはいなかった。
「僕と、戦ってくれ」
彼女が目を丸くするや否や、野太い声が割って入る。ずかずかとヘインズが祭壇に近づいてきた。
「待て待て待て、レナルドさんよぉ! ここへきて戦うってのはどういうことだよ!? 俺の愛娘に傷一つでも付けてみやがれ! 例え神官様とはいえ――」
「落ち着いてください、ヘインズさん。神官様もお考えあってのことです。まずはお話を聞いてください」
ヘインズの肩を掴んでノエルが諭す。ルミナスの彼に向けられた心配そうな目を見て、わかったよ、とヘインズは大人しくなった。
「すみません。それでエクレティオさん、戦うというのは?」
「言葉の通りだ。ノクトゥール様は何も言ってはいないが、恐らく僕たち神官や騎士たちまで戦争に参加することになるだろう。少しでも実戦を経験しておきたいと思ったんだ」
自分たちまで戦争に送り出されることになるのではないか、ということは彼女自身も考えていた。だが、人の口から聞くのと自分一人で考えるのとでは、やはり心にのしかかるものは重くなるようだ。
彼も直接神の言葉を聞いた訳ではない。もしかしたら戦争に行く必要などないのかもしれない。しかし本当に行くとなったらどうする? 訓練も積んでいない一介の魔法が使えるだけの少女に、いったい何ができる? 戦争に負ければアルカディアやこの街の人々、ノクトゥーアの全ての国民が苦しむことになるかもしれない。覚悟を、決めるしかないのかもしれない。
赤い瞳を開き、ルミナスはレナルドの目をしっかり見つめて口に出す。
「――わかりました。私からもお願いします。何もできないままいるのは、もう嫌ですから」
「……うん。よろしく頼むよ、アルカディア。ゴーガンも、耐えてくれてありがとう。悪いが君にもノエルと戦ってもらいたいんだけど、いいかな?」
「当たり前だ。ルミナスばかりに重いもん背負わせてたまるかよ。よろしくな、ノエルさん」
はあ、と安堵の息を吐いてルミナスは彼らを見守る。自分一人で背負う訳ではない。皆、置かれた状況は同じなのだ。一緒に乗り越えようとしてくれる人たちが少なくともここにいる。そう考えると少し気持ちが楽になった。
「それで、今からでしょうか?」
「いや……もうそろそろ街の人たちも来る頃合いだろう。彼らに全てを説明して、それから始めようか。それまではゆっくりしているといいよ」
彼はその言葉を最後に、初めてこの教会を訪れたときのように祭壇の方を向いて何も言わなくなった。彼にも考えを纏める時間が必要なのだろう。ノエルを残し、ルミナスとヘインズは教会の外で待つことにした。
教会の壁にもたれてルミナスは小さく座る。その隣にヘインズは寄り添うように立った。彼は右手で剣の柄をしきりに弄り、落ち着かない様子だ。ルミナスはそわそわしている彼を少しでも落ち着かせようと、少しおどけたように声をかける。
「さっき、私が戦うって言ったとき、ヘインズさん暴れちゃうかと思いました」
「お前が考えて決めたことに文句なんざ付けねえよ。それに戦う術を身につけるってのは遅かれ早かれ必要になってくることだ。お前には戦うなんて縁がねえと思って訓練なんざしてやらなかったからな。あいつらの話も一理ある」
予想外にも真面目な返事に、軽率な自分の言葉を少し後悔した。しょんぼりと小さくなる彼女の頭をヘインズはぽんぽん、と叩いて、
「ガキがいっちょ前に気遣ってんじゃねえよ。俺なら大丈夫だ。お前こそ、あんな神官に負けんじゃねえぞ」
「ガキじゃないです! ヘインズさんこそ、髭の癖にあんまり気を遣わないでください! それに、あんなって言い方はエクレティオさんに対して失礼ですよ!」
ヘインズの手を振り払ってむきになって言い返した。髭の癖にってなんだよ、とヘインズは苦笑して徐々に集まる街の人だかりを見つめた。もうすぐレナルドたちの試練が始まる。
「ほら、俺たちもそろそろ中に入るぞ」
ルミナスを立たせ、二人は祭壇に立つレナルドに近づく。彼は相変わらず背を向けている。ノエルはその傍らに立っていた。ルミナスはレナルドに声をかけようとしたが、今は集中させておこう、と思い直して何も言わず、ノエルの隣に立った。
やがて教会の長椅子は全て街の人々で埋まり、通路や壁際に至るまで立ち見の行列ができている。ここからでは見づらいが、どうやら教会の外にまでレナルドの言葉を聞かんと、人だかりができているようだ。教会の内外がざわめく中、ルミナスは心配そうにレナルドを見る。彼はなおも人々に背を向け、目を閉じて下を向いている。
深呼吸し、左手を胸に当てた彼は何かを囁くように口を動かした。顔を上げ、ようやく振り返ると教会の中は一気に静まり返ってしまった。ゴクリ、と唾を飲み込み、彼は口を開く。
「エクレティオの――」
声が裏返っていた。咳払いをしてまた切り出す。
「エクレティオの皆さん、今日は急に呼び出してしまってすまない。そして、わざわざ来てくれてありがとう。僕はまず、あなた方に謝らなくてはならない。この数ヶ月の間、無理に食糧や資金を取り立ててしまった。本当に申し訳ないことをしてしまった」
レナルドが頭を下げる。ノエルも前に出て、それに倣った。それに対して誰一人として声を発さない。非難の一つでも飛んでくると思っていたが、教会の中にいるのは彼の言葉に耳を傾けている人ばかりのようだ。頭を上げて彼は言葉を紡ぐ。
「僕たちがこんなことをしなければならなくなった理由を説明させてほしい。既に噂を聞き及んでいる人たちもいるかもしれないが、聞いてくれ。すぐに信じてもらえるとは思っていない。だが、今から話すことは全て事実だ」
息を吸い込む。
「この国、ノクトゥーアは、昼の国に対して戦争を仕掛けることになった」
その言葉を聞いて、静寂を守ってきた教会は一気にどよめいた。本当なのか、どうせ都合のいい理由付けに決まってる、何のために、そんな観衆の声を手で制して言う。
「聞いてくれ! ……僕がそれを知ったのは四ヶ月ほど前のことだ。当時の僕も信じられなかった。だが、もう一度言う。戦争はいつかくる未来だ。僕はその戦争の為の蓄えを集めることにした。ここ数ヶ月の取り立てはそれが理由だ。すまない。きちんと皆に事情を話すべきだった。許してくれるとは思っていない。すぐに信じてくれるとも思っていない。ただ、謝らせてくれ」
一瞬、しんと静まったが、まばらな拍手が響いた。観衆の中から、その戦争ってのはいつ起こるんだ、と疑問の声が投げられた。
「すまない。それについては僕もわからない。だが、近いうちに王都から通告がくるだろう。僕も、ノエルも戦争に行かなくてはならないかもしれない。もしかしたら、この中からも戦争に徴兵される者も出てしまうかもしれない。かもしれない、ばかりですまない。僕にもまだ情報が足りないんだ」
王都からって、まじかよ、本当に戦争が、観衆が再度どよめく。その中から次々と声が上がる。
「俺は信じるぞ! 神官様のあの辛そうなお顔、嘘だとは思えねえ!」
「お、俺もだ! そんな国の一大事の為なら!」
「俺は信じねえ! 何にも確証なんざありゃしねえじゃねえか!」
「そうだ! そうやって嘘ついて自分たちの私腹を肥やそうって魂胆かもしれねえぞ!」
大衆の意見は二つに割れてしまった。レナルドは二つに別れた街の人々の意見を黙って聞いている。議論が少し落ち着いてきたころ、ようやくその口が開かれた。
「僕は最初に言った。信じてくれるとは思っていない。だが、それでも事実なんだ。信じてくれる者は、協力してくれると嬉しい。僕は、信じてくれない者からは何も取ることはしない。もし、ゆくゆく信じてもいいって思ってくれたら、その時は助けてほしい。僕からは以上だ。今日は来てくれてありがとう。みんな、気を付けて帰ってくれ。」
それを最後に、レナルドは教会の奥に歩いて行った。傍らで見守っていたルミナスはそれに続く。ヘインズもついていこうしたが、ノエルがそれを止めた。街の人々はざわめきながら少しずつ彼らの住む家に帰っていった。
教会の一室、レナルドは椅子に座って項垂れている。コンコン、と鳴るノックの音に無言を返す。ルミナスは部屋の主から返事がないことを確認すると、扉越しに声をかけた。
「エクレティオさん、お疲れ様でした。ちゃんとごめんなさい、できましたね。まだ街の人たちみんなが信じてくれた訳じゃないけれど、きっと大丈夫ですよ。……エクレティオさんのあんな表情、私初めて見ました。もう、仮面は脱げたみたいですね。――じゃあ、私は外で待ってます」
それだけ伝えるとルミナスは足早に立ち去って行った。部屋の中から聞こえる嗚咽を聞く者は誰もいなかった。
「やあ、お待たせしたね」
ルミナスとヘインズ、ノエルが教会の外でしばらく談笑していると、レナルドが靴音を鳴らして歩いてきた。いつものように笑顔を浮かべてはいるものの、その赤い目は少し腫れぼったくなっている。その様子で彼が涙したことには皆気付いていたが、敢えて何も触れずに迎え入れた。
「改めて、お疲れ様でした。エクレティオさんに、ノエルさんも!」
なるべく気を遣わせないようにとルミナスは明るく言う。ヘインズもその意を汲んで、
「それにしても随分と遅かったな。なんだ、寝てたのか? それとも便所か?」
「ふっ、バカな。神官様はそのようなことは手っ取り早く済ませる方ですよ」
ノエルも調子よくそう言う。賑わう三人を見て、レナルドは安心したように笑い声を上げる。きっと大丈夫。先ほどルミナスに言われたその言葉を頭に浮かべて、心の中でそれに答える。うん、大丈夫だ。ようやく笑いの止まったレナルドを三人は優しい目で見つめ、その口が開くのを待っていた。
「――ありがとう、みんな。じゃあ模擬戦の説明に入ろうか」
レナルドが概要を説明する。個人戦をそれぞれ二回、アルカディアとエクレティオに分かれての二対二の試合を一回行う。相手を降参させるか、実際の戦闘において続行不可だと判断されたら勝者が決まる。神官、騎士共に魔法を使用しても構わない。互いに全霊で戦いに臨むことになる。
「一応、戦争を見越した戦闘訓練だからね。例えば、ゴーガンの剣が僕の首を確実に飛ばすような攻撃を、僕が絶対に止められない、と判断されたらそこで試合終了。安全のために、観戦している二人も、危なそうに見えたら魔法で防ぐことにしよう。ここまではいいかい?」
彼の問いかけに全員が頷く。
「それで、個人戦なんだけど……。これもアルカディア側とエクレティオ側に分けようか。お互いにいつでも神官と騎士で訓練はできるからね。さすがに体力がもたないだろうし、今日は個人戦だけにしよう」
同意の声を返して、四人はアルカディアとエクレティオで二手に分かれ、互いを遠巻きにして眺めるようにそれぞれ陣を構えた。ルミナスがその場に座り込むと、ヘインズもそれに倣うように隣に腰を下ろす。彼女の方を見るまでもなく、不安そうにしているのが伝わってくる。彼女にとっては初めての戦闘だ。無理もないだろう。
「怖いだろ」
こくり、と頷く。
「実はな、俺も怖いんだよ。意外そうな顔したな? ……この試合だけじゃない。一人で旅をしてた頃も、自警団にいた頃も、王都の騎士と決闘したときだってそうだ。こと戦闘となると身が震えやがる。頼りねえって思うだろ? こんな歳になってまで戦うのが怖いなんてな」
「そんなことないです。怖いのはみんな一緒ですよ……」
「そう、怖いのはみんな一緒なんだ。あいつらだってそうだろうよ。けどよ、何かを守るためなら、どれだけ怖くても立ち向かわなきゃならねえって日がある。分かるな?」
それはルミナスにも理解できた。だが、頭では分かっていても心がついていかない。先ほど固めた決意がもう揺らぎそうになっている。そんな彼女の額を小突いてヘインズは言葉を紡ぐ。
「心配すんなよ。今日はその日じゃねえ。けど必要なことだ。――あちらさんの準備ができたみてえだ。んじゃ、行ってくるぜ」
「あの……!」
顔を上げて声をかけるが、ヘインズは既に歩き出していた。右手を高く振るその背中が揺れる度に、心配するなと言い聞かせているように見えた。
互いに近づき、向かい合った二人が戦いの前の挨拶を交わす。目の前に立ったノエルは薄く微笑み、落ち着いている様子だ。呼吸に乱れがない。
「よう。よろしく頼むぜ、ノエルさん」
「ええ、こちらこそ。てっきり神官様とお相手することになると思っていましたが」
ノエルが腰に差した剣を抜く。穏やかな口調の彼によく似合う細身の片手直剣だ。右手に持ったその美しい剣を胸元に引き寄せて刃先を夜空に向ける。その仕草から、彼が戦闘の経験を積んだ騎士だということがわかる。
ヘインズも濃紺の柄に手をかけ、一気に鞘から引き抜いた。夜空のような青黒い刀身に金文字の装飾が施されている。ノエルに倣って、月に煌めく銀の刃先を天に掲げる。まるでヘインズが手にしているのはこのノクトゥーアの空のようだ、とノエルは彼の右手に伸びる幅広の剣に目を奪われそうになった。
「準備はいいかな?」
少し遠くからレナルドの声が聞こえた。そちらを向くと、いつの間にかルミナスも声の主の傍らに立っている。表情こそ見えないが、恐らく不安げな顔をしていることだろう。こちらを見つめる彼女に、にっと笑顔を作ってみせる。
「では、戦闘開始!」
ノエルが大きく後ろに下がる。それを追うようにヘインズが態勢を低くし、懐に飛び込んで薙ぎ払うように剣を振り上げる。金属がぶつかる甲高い音。互いの剣が火花を散らす。睨み合いが続き、ノエルが左手を細い剣の刃に当てた。薄緑色の光が手を覆っている。
直後、ヘインズの剣が振り払われた。剣を握った右腕が大きく後ろにのけ反る。無防備になった彼の左胸目掛けて銀色の一閃が放たれた。勝利を確信したノエルの口元にニヤリとした笑みが漏れた瞬間だった。
――ドクン、という音を立てて世界が静止する。
まるで時間が止まったかのように身動き一つ取れない。全てが色を失った、彼だけが取り残された灰色の世界。自分が呼吸していることすらわからない。動かせない彼の瞳に映るヘインズは先ほどと同じ態勢だ。得体の知れない空気に冷や汗が出る。
……なんだ、これは? 彼の仕業ではないのか? そう思った次の瞬間には世界に色が戻っていた。
はっとしたノエルの剣は空を切る。その一瞬を見逃さない、とヘインズは弾かれた剣を地面に刺し、ノエルの脇腹を蹴り飛ばした。勢いよく地面に倒れ込むノエルの背を追い、その体躯たいく目掛けて剣を振り下ろす――。
「そこまで!」
レナルドの声が響き、ヘインズの腕がピタッと止まる。彼は戦いを止めた声の主に顔を向け、
「まだ全然やれたろ」
「いやあ、無理だろう。おーい。大丈夫かい、ノエル?」
遠くから彼を気遣う主の声が聞こえてくるが、今のノエルはそれどころではなかった。
「一体、何が……」
地面に伏したままヘインズを見上げるが、彼に変わった様子はない。ヘインズは不思議そうな顔をして、未だ混乱した様子のノエルに手を伸ばす。その手を取り、ゆっくり立ち上がって呼吸を整えて告げる。
「……さすがですね、ヘインズさん。私では到底敵いそうもありません」
「何言ってんだよ。あのときお前が外さなきゃ俺の負けだった。まだまだ力不足だよ」
――やはり、違う。彼ではない。ではいったい……。
しかめっ面のまま顔を上げると、遠く、レナルドの隣にいる長い髪の少女が目に入る。彼女の顔がよく見えない。ただ、赤い瞳だけがこちらを見ているのがわかる。その目が笑みを浮かべるように細くなった。
次の瞬間には体が動いていた。一瞬で彼女の元へ跳び、剣を振りかざす。
「だめだよ」
レナルドが彼の剣を掴んで言った。
「まだ試合は始まっていないよ、ノエル」
剣から滴るレナルドの血を見て我に返ったノエルの目に映るのは、怯えた表情で彼を見上げるルミナスの姿だった。震えながらノエルを見つめる彼女には、先ほどのような禍々しい雰囲気など微塵も感じられない。
――さっきのは、見間違いか……? だとしたら、私はとんでもないことを!
「も、申し訳ありません、神官さ――」
後ろから怒号が聞こえたと思った瞬間、彼の意識はそこで切れてしまった。
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