作成したグラフをご覧ください。情報ソースはこちらになります。
http://www.ncnp.go.jp/nimh/keikaku/630/ 身体拘束の急増の原因は患者の高齢化だと分析する専門家もいるようですが、なおさら腑に落ちません。介護保険施設では2000年から原則身体拘束が禁止されていますし、強制医療をなくしていこうとする国際的な流れにも明らかに逆行しています。
この10年で向精神薬の売り上げは急増しており、早期発見・早期治療も進められています。ところが、統計からよみ取れるのは、明らかに重症化している患者が増えているというものです。
専門家の言い分だと、ちゃんと治療につながらず悪化して重症化するというものですが、その理屈なら昔の方がもっと多いはずです。何度も強制入院を繰り返している人が増えている(つまりは治すことができず累積している)というのが現実です。
そして、攻撃性を増すことが問題となっている抗うつ薬、抗精神病薬、抗認知症薬などがその原因の一つではないかとも推測できます。薬物治療がちゃんと治癒に結びついているのであれば、向精神薬の売り上げ急増に伴い、患者は減るはずです。ところが全体の患者数も急増しています。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000108755_12.pdf 入院患者数や平均入院日数が減っているのは、単に入退院を繰り返すグルグル型に変わっただけの見せかけの成果です。実際、医療保護入院の件数も患者数もずっと増え続けています。
さらには、子どもたちに対してもこのような縛り付けや隔離、そして電気ショックまでなされている現実をお伝えします。これは先日市川宏伸氏が顧問を辞任したあの都立小児総合医療センターのみの情報です。
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コメント(1)
>介護保険施設では2000年から原則身体拘束が禁止されていますし、
だから国際的な流れに逆行して精神病院に流れているのですね。
つまり国の方針が間違っているのですね。
2016/4/14(木) 午後 9:53 [ yukuchi ] 返信する