7年に及ぶ親知らずとの戦いに終止符をうってやった
やりました。
ついにやりとげました。
7年放置した最後の親知らずを抜いてやったんです。
そして、ある真実に気づくことができました。
今回は親知らずを抜いてない人のためにできるだけ細かく 、
人生最後の親知らずとの戦いを書きたいと思います。
とにかく抜歯を終えた今の心境は
最高だぁぁぁ!!!!
(ちょっと過剰か)
最後の戦いは自分自身の不安が最大の敵だった
これまでの経緯は過去記事を読んでください。
まぁ、とにかく戦いの前は不安に押しつぶされそうでした。
それもこれも、既に抜いた3本の親知らずの抜歯を担当したゴリマッチョ歯医者のせい。
とくに、3本目の抜歯は一度で抜けず2日かけて抜歯しました。
麻酔も聞かなくて、痛くて痛くて痛くて…涙
合計で2時間以上、歯を引っ張られたんですよ。
しかもゴリマッチョに。
そんな、不安でびくびくしている私に勇気をくれた言葉があります。
「All Izz Well(アールイズウェル)」
ここでは「きっとうまくいく」という意味です。
ご存知の人もいるかもしれません。
この映画の中で出てくる言葉です。
「3 idiots」(邦題:きっとうまくいく)
インド映画なんですが、笑いあり、歌あり、「生きる」ことに問いかけるちょっと不思議な映画。(3時間あります)
親知らずの記事なんで多くは語りませんが、めちゃめちゃ良い映画です。
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それで本題に戻ると、
映画の中でアールイズウェルは「きっとうまくいく」と、困難に直面して不安な自分の心に勇気を持たせる言葉なんです。
病院に向かう途中、ずっとこの言葉を唱えていました。
「アールイズウェル、アールイズウェル、アールイズウェル…」
きっとうまくいくと、自分の心に言い聞かせて向かいました。
どんだけビビってんだよって感じですが、トラウマなんで大目に見て下さい。
ここからが抜歯のお話
まず病室につくと、一番に歯科助手のお姉さんから体調の確認と治療内容の説明、治療後の注意説明がありました。
その後に改めて主治医からCT画像を見ながら手術方法の説明を受けました。
下の親知らずの近くには大きな神経があり、場合によっては顔に麻痺が残ることがあるらしいです。
幸いなことに私の親知らずは、神経と十分距離が離れていたので、手術前に安心することができました。
これもCTスキャンで3次元に患部を見ることができるからなせる業です。
さらに説明を聞くと、
私の親知らずの場合、完全に横向きに歯が生えていたことに加え、歯の根っこが顎の骨をがっしり掴むように内側に曲がって生えていたため、3回~4回に分けて歯を切断し抜歯する計画になりました。
いよいよ治療開始
さあいよいよ治療開始です。
まず麻酔。
最近の麻酔は痛くないんですね。
歯茎の表面に塗る麻酔をしてから感覚をマヒさせ、注射針で麻酔を入れていくのでまったく痛くありませんでした。
(塗る麻酔がちょっと舌に垂れて、苦かったです。)
麻酔が完全に効くまでの間、だいたいの場合、時間を持て余すことが多いですが、歯科助手さんが気を利かせて歯のクリーニングをしてくれました。
時間を無駄にしないサービス、すばらしいです。
そして、麻酔が効いたら抜歯の開始です。
まず手前から歯を切断していきます。
口の中なので、何がされているかわかりませんが、ちょっとがりがり削ったり、ウィーンって音する器具で削られたりしました。
3回は切断すると聞いていましたが、いつ切断されたかわからないくらいスムーズ。
しかも、治療中、歯科助手さんが何度も励ましてくれたり、「体調大丈夫ですか?」って聞いてくれるんです。
これって凄くうれしいことで、治療中も痛みは感じませんでしたが、ずーっと「アールイズウェル」を唱えてたんですよ。
魔法の言葉よりも、歯科助手さんの励ましに凄く勇気づけられました。
そしてなぜか、途中でリップクリームを塗られました。唇乾燥してたのかな…
ぼーっとしているうちに治療は終了
主治医が「もうおわりましたよー」って声をかけられたとき、一瞬驚きました。
???
歯、引っ張られてないよ俺?!
これまでの経験上、ゴリマッチョ歯科医では、ハンパない力で歯を引っ張って抜いていました。
今回の先生は全く歯を引っ張ってない。
なぜだ????
ちょっとだけ、なんか歯の根っこが抜ける感覚はありましたが、引っ張られたというかヌルっと抜けた感じでした。
そうして、2針だけ抜歯した後の歯茎を縫っておしまい。
縫うのもそれだけ??
全然、痛くもかゆくもなく、むしろ寝てしまいそうなくらい楽な治療でした。
治療後にあらためて手術結果の説明
まず歯科助手さんから、あらためて治療後の注意事項を伝えられました。
お風呂に入っちゃだめとか、お酒、運動はやめてねとか、痛み止めの薬の話とかですね。
5回くらい質問はありますかって聞かれるんですが、口の中に止血用の綿が入れられたうえに、麻酔も聞いているので、実際、質問どころじゃなかったです。
でも、質問の必要がないくらい丁寧で無駄のない十分な説明だったので、とても素晴らしい助手さんでした。
そのあとに、主治医の先生が改めて手術の説明に来てくれました。
先生いわく
「かなり大変な治療でした」
まじか。
どうやら、CTにうつっていないところで歯の根の部分に釣り針の「かえし」のような膨らみがあったようです。
ja.wikipedia.org
そのため、ただ引っ張るだけでは抜けないため、5回くらい歯を削ったり、角度を変えたりして、歯の根を取り出したようです。
でも治療受けてる本人は全然わかりませんでした。
抜歯された歯を見ると確かに歯の先の方に膨らみがありました。
そして、時計を見てみると席に着いてから、なんと1時間もたっていない。
麻酔が効くのを待つ時間を抜いたら、抜歯自体は30分もかかってないんじゃないかな。
難治療と言いながら、手術のスピードに驚きでした。
帰ってから治療の後を見てみた
帰って早速、治療の後を見てみました。
確かに2針しか縫ってない。
しかも、傷跡も綺麗で、以前経験したように、ポッコリ穴が開いたようになっていません。
今回の歯医者さんを選んで、本当に正解でした。
治療費と後日談
治療費は薬代も含め4700円でした。
健康保険が効くので、良心的な値段ですね。
治療したその日、麻酔が切れたらやはり痛みが辛かったです。
多少唾液に血が滲んでいましたので、寝るときはタオルを敷いたほうがいいかもしれません。
でも翌日には良くなりました。
腫れもなく、先生の治療は完璧!!
親知らずの真実、抜歯は痛くない!!
今回わかったこと、それはただ一つ
親知らずの抜歯は痛くない!!!
まあ治療後に痛みが出ることはやむをえないですが、抜歯の治療で痛みは感じません!
でも、これには条件があります。
ちゃんとした技術と知識を持った歯医者を選ばないといけない。
ということです。
これは、
複数の歯医者を経験した結果として分かったことですが、いくら抜歯の経験が山ほどある医師でも、親知らずを引っ張るだけの歯医者はヤブ医者です!!
私が今回受けた治療は痛みも、歯を引っ張られる感覚もなく、更に抜歯後の傷口も小さいものでした。
なぜこんなにも歯医者によって差があるのでしょうか。
歯医者の治療に恐怖を感じる時代はもう終わったんです
先日、ブログにも書きましたが、今回の抜歯であらためて歯医者の格付けの必要性を感じました。
歯医者と言えば、歯を削られて怖いイメージがあり、心配の8割は起こらないとも言われますが、歯医者に関しては逆で「心配の8割は起こる」そう思っていました。
でも、もうそんな時代は終わっていることがわかりました。
だからこそ今、無駄にコンビニより多い開業医に対して、役に立たない口コミサイトではなく、確かな指標でその歯医者のレベルがわかるようにすべきです。
私は病院に向かう途中、そして治療を受けながらも自分におまじないを唱えていたんですよ。
不安に思っていたのがバカみたいじゃないですか。
治療を終えて言えることは、良い歯医者を選べば治療は痛くも怖くもない!
ということなんですが、良い歯医者選びが難しいから困るんです。
誰か格付けやってくれないかなぁ。
と思うこの頃でした。