場所を縛られた仕事をしていると地味に生活の質を左右するのがランチに関する環境です。
今まで合計10か所近くの仕事場で働いてきて思う充実したランチの条件を考えてみます。
ランチ環境を左右する3要素
ランチに関する環境が整っているかどうかを決める要素は大きく分けて3つだと思います。
- 選択肢は豊富か
- 価格が安いか
- 滞在できるか
特に目新しさはないと思いますが、1つずつ見ていきます。
選択肢は豊富か
仮にメニューの種類が豊富だとしても、お店の選択肢が1つしかないと言うのは余り恵まれた環境とは言えません。
良くも悪くも「その店の味」と言うものがありますから、毎日同じ場所に通っていると違うものを頼むにしても飽きがきやすくなってしまいます。
また、少し違う視点になりますが、お店が少ないと仕事の人と同じ場所で過ごす可能性が高くなってしまうんですよね。僕は昼休みは1人でゆっくり過ごしたいタイプなので、このような環境だと少しストレスを感じます。自分だけの場所が作れるかどうかは意外と重要。
飲食店の選択肢が大いに越したことはないですが、それに加えてコンビニも手近にあるとなお良しです。
どうしても業務が立て込んでいる時などはゆっくり昼食の時間を取れないこともあるので、手軽に済ませるための選択肢が用意されているということはかなりプラスの要素です。
価格が安いか
バリバリのビジネス街に勤めているとワンコインでランチができるような場所ってなかなかありませんよね。
1000円とまではいかないにしても、毎日のランチ代が800円にのぼるような状況は家計に優しいとは言えないと思います。
以前、余りに選択肢がなさ過ぎてランチにこんな定職を食べたことがあります。
マグロの漬け丼。
ディナーであれば歓迎ですが、仕事中のランチにここまでしっかりしたものはどうかと。昼休みの終了時間のこともありますから、時間が気になって余り味わうこともできませんでした。
もっと量は少なくていいので、ワンコインかそれを切るぐらいの価格帯の選択肢が充実していれば言うことはありません。
その点、社員食堂がある環境はありがたいですね。まあ、社員食堂だと1つ目の「選択肢の多さ」が満たされないことが多いので一長一短になることが多いのがネックですが。
滞在できるか
「ご飯を食べ終わったらすぐに業務に戻る」という方もいることでしょう。
ですが、僕は始業ギリギリまで仕事場には戻りません。最近はお昼休みに仕事場の電気を落としてお休みモードになるところも多いですし、休める時に休んでおくことは良いことだと思います。
そこで重要なのが、飲食店で滞在できるかと言うこと。特にビジネス街のランチができる場所は回転率を極限まで上げることが求められているので、食後にゆっくりするなどとてもできることではありません。
カフェのようなお店だと比較的長めの滞在時間でも許してもらえることが多いので、そういった雰囲気のお店の選択肢があればその環境に対する満足度はさらに高まります。
昼食後に時間が余ってしまうのって結構悩むんですよね。歩き回って過ごすのもしんどいし、仕事場に戻っても落ち着かないし。
安息の地が欲しいんです。
実例
今までの仕事場のランチ環境をいくつか紹介したいと思います。
14階/30階のビル内のオフィス
- 選択肢:★★★☆☆
- 価格 :★★★☆☆
- 滞在 :★★☆☆☆
ビル内には50人程が入れる食堂とコンビニが1つずつ。ビル外の飲食店はそれなりにありますが、価格は高め。また、昼休みが45分しかないので14階まで戻ることを考えると外に食べに行くのは時間的に少ししんどい。
近くのスーパーにイートインスペースがあるので、そこで弁当を食べるという選択肢が意外に有能でした。
8階/10階陸の孤島にあるビルのオフィス
- 選択肢:★☆☆☆☆
- 価格 :★★★★★
- 滞在 :★★★★★
ビル外に飲食店はなし。コンビニが1件あるだけ。あとは300円程度で食べられて味もそれなりな社員食堂がありました。
食べた後すぐ出て行かなくても問題ないほど席の数も豊富だったので選択肢の少なさを除けば恵まれた環境だったと言えます。
3階/3階住宅街の中にあるオフィス
- 選択肢:★☆☆☆☆
- 価格 :★★★☆☆
- 滞在 :★☆☆☆☆
たまにしか行かない仕事場でしたが、住宅街の中に佇んでいるため15分ほど歩かなければなんのお店もないような場所でした。
それだけ歩いても選択肢はコンビニと2,3ほどの寂れた飲食店のみ。人も少ないのでお店に滞在していても何も言われませんが、往復30分かかるので物理的に滞在できないような状況でした。今までのランチ環境の中でワースト1です。
さいごに
最近は弁当を作ってもらうことが増えました。
ただ、弁当は弁当で食べる場所を確保するのが大変なんですよね。社員食堂は弁当を持ち込んで食べていても問題ないことが多いので、実は弁当持ちには恵まれた環境になり得ます。
仕事の人と顔を合わせやすいのは嫌だけど
以上!