夕刊フジの山本晴義医師の心の健康相談室に寄せられた相談。内容は「会社の金をギャンブルで1000万円使い込んでしまった」。これに対して医師は「ギャンブル依存症は病気だという認識が必要、依存症を専門にする医療機関で治療を受けること」を勧めている。会社の金をギャンブルで使い込む。もし会社にバレれば横領罪で検挙されるだろう。困った相談者(47歳既婚)は自殺を考えているが、勇気がないと言う。どうすればいいのか。ちょっとお節介してみたい。
自殺はダメ
まず相談者が考えている、自殺はしてはいけない。ゲームオーバー。何があってもとまでは言わないが、簡単に死を選んではいけないのは小学生でも理解していること。それにお金なんかで死んだらもったいない。ぼくはどんなに借金を作ったとしてもお金では死なない。ゴキブリのような男だ。
会社に白状する
一番良いとされる解決策がコレだろう。罪を犯したのなら正直に白状するべきである。そして罪を償うべきである。普通に考えればこの答えに行き着く。これしかないとさえ思う。ぼくもその意見には大賛成する。でもそれはそうとして、相談者がこれからどうするのか、ぼくは赤の他人だ。知ったこっちゃない。でもぼくは人類みな兄弟の思想を持っている。なので、別の視点から真面目に、そして無責任に回答を考えてみたい。
さらに使い込む
額が足らない。どうせならもっと使ってしまえばいい。しかし使うと言っても浪費してはいけない。1000万は大金である。が、1000万は1000万なのだ。この額を返そうと思ったら、普通にやっていたらいつまでたっても返すことなどできない。例えば、毎月10万を1年間返したとして年間120万、8年と4か月でちょうど1000万になる。8年以上も毎月10万円を返すのは考えている以上にきつい。で、あれば冷静に一発勝負の大勝負ではなくて、リターンは少なくとも優良な投資先で運用したらどうだろうか。尚、補足だがぼく個人も優良な投資先である。だからして、ぼくの口座に融資という名の誠意を振り込んでくれてもいい。うれしいから。
逃げる
三十六計逃げるに如かず。昔のことわざにあるように、死ぬくらいだったら逃げるのも一計ではないか。会社は損害を被るが現状1000万円を使い込んでいても倒産や破産していないことから考えると、どう考えても死ぬのは損だ。妻に言って家族で逃げた方がいいのか、自分だけ失踪するのがいいのかは己で判断すればよろしい。
まとめ
犯罪は犯罪として認めるところは認めるとして、相談者の方には大人の対応をしてほしい。
そもそもなぜこのような答えにくい質問を新聞に投稿したのかわからない。解決するわけもないだろうに。相談者は解決策を求めるよりも、誰にも話せない胸の内を誰かに言いたかった、ただそれだけなのだろうか。ぼくも誰にも話せないことはある。墓場まで持って行きたい話もある。でもちょっと聞いてほしい露出狂的な心理もわからんでもない。人生は何が起こるかわからないとはよく聞くが、今のところぼくの人生にアバンギャルド(美女からの突然の求婚とか)なことは何も起こっていないから、このことが真実かどうかは定かではないが、死ななければ一発逆転のチャンスがあるだろう。今日、安倍さんも言っていた、みんなにチャンスのある社会を実現すると。この1000万使い込みの相談者さんにも何らかのチャンスがあること願っている。