ようこそ(^^)/
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当ブログの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、昨日は、夫婦で貸衣裳店に行ってきました。
理由は、高校3年生の娘が、来年卒業するにあたり、袴(はかま)で卒業する決まりとなり、早めにはかまを選ぶ予約のためです。
まだ9ヶ月も先の話です。
高校の卒業式ごときで、美容室で髪をセットし、着付けして卒業式に臨むなど、私の頃は、想像もしなかったことが、今や普通の姿となったそうです。
貸衣裳店に行って、たくさんのはかまを見たとき、ふと不愉快な記憶しかない2分の1成人式を想い出しました。
本日は、全国を席巻する親バカの祭典2分の1成人式の是非について考えます。
2分の1成人式は、百害あって一利もありません。
まだ学生の方、まだ独身の方、これから親になる方は、まだ遠い話かもしれません。
しかし、2分の1成人式は、日本のネオトニー化=幼児化の典型例です。
賢明な読者の皆さんは、決して度の過ぎた親バカにならないようにお願いします。
無論、非難は上等です!
- 1 2分の1成人式とは
- 2 我が子の通った小学校の2分の1卒業式始末
- 2-1 プロローグ
- 2-2 親バカの群れ
- 2-3 感動の押し売り
- 3 2分の1成人式を学校でやってはいけない理由
- 4 まとめ
- 5 附記
1 2分の1成人式とは
2分の1成人式とは、小学4年生の子供が、成人の2分の1にあたる10歳になったことを感謝して、親に育ててくれたことに感謝の手紙を渡し、親の目の前で読み上げるイベントです。
数年前から急速に全国に広がった感動を押し売りするとても薄っぺらいイベントです。
2 我が子の通った小学校の2分の1卒業式始末
数年前、突如2分の1卒業式なるものが、娘の通う小学校で始まりました。
2-1 プロローグ
初めて聞いた私はあっけにとられてしまいました。
はかまを着ていくの!と娘が主張します。
はっ?はかま?何それ?
たかが10歳の子供が、これまで育ててくれたことを親に感謝し、決意を述べる儀式?
何それ?馬鹿じゃない!
親のエゴそのものじゃない!
本当に学校でやれるの?
お父さんは絶対認めない!
泣きじゃくる娘を尻目に私は断固はかまを拒否しました。
2-2 親バカの群れ
その日は父兄参観の日です。
どこの小学校にもあると思いますが、「我が子がすべてよ。」というドヤ顔をした専業主婦集団が、PTAを牛耳ります。
その顔を思い浮かべただけでも、今でも反吐が出ます!
どこで聞き齧ってきたのかわかりませんが、PTAの集まりで、我が校も2分の1成人式を開催すべきと主張し、たちまち決定してしまったそうです。
学校側はことなかれ主義で、モンスターペアレント軍団には対抗しようがありません。
そういったPTAボス集団が、さらにエスカレートし、我が子にはかまを着せたかったようです。
当日出席すると、PTAボス集団7名の子供が、はかまで登場しました。
まるで、りかちゃん人形を見るような異様な戯作の世界です。
子供の完全な私物化です。ペットです。
それに感動しているPTAボス集団は、はっきりいって犬や猫を溺愛しているようにしか見えません。
子供のはかまに合わせて、着物を着てきた親までいました。
2-3 感動の押し売り
2分の1成人式が始まりました。
1人1人子供が親の前で、手紙を出して、これまで育ててくれたこととこれからの抱負について、語ります。
たかが10歳の洟垂れが、人生について何を語るというのでしょうか?
これからの抱負は、宇宙飛行士か花屋さんです・・・。
この茶番劇は一体何でしょう!
しかし、PTAボス集団の番になると、子供が発表している最中から、ボスが号泣しているではないですか!
批判を覚悟で、
あんたばかあ!
としか言えない異様な光景です。
こんな茶番劇にPTAボス集団も全員で号泣もらい泣きです・・・。
日本の教育現場の崩壊を見せつけられました。
このダメージは、今でもトラウマとなって私の心に残っています。
3 2分の1成人式を学校でやってはいけない理由
学校は、等しく教育の現場です。
我が国は、勤勉という国民性があったがゆえに、明治維新以来わずか150年、世界に冠たる先進国の仲間入りをして、現在に至っています。
当時、日本よりもはるかに先進国だったインドや中国そして韓国も植民地もしくは半植民地の状態となりました。
教育が日本を救ったといっていいと断言できます。
その教育現場が、一部の我が子を溺愛する親のイベントの場となってしまったのが、この2分の1成人式です。
その弊害は計り知れません。
1 不公平であること
子供は大人社会の縮図です。誰もがみんな幸せで恵まれた子供ではありません。
喜ぶ親がいる反面、さまざまな事情で喜べない子供もいます。
義務教育は機会均等のはずなのに、完全に逸脱したイベントです。
2 教育から逸脱していること
そもそも親を喜ばせるためのイベントが、教育なのでしょうか?
しかし、学校側は親には面と向かって反論できません。
教育現場のことなかれ主義がまかり通っています。
日本中で自殺する子供が絶えないのは、ことなかれ主義が跋扈し、子供の人間関係を見て見ぬ振りをする学校側の責任です。
自殺した子供は、学校に殺されたようなものです。
3 イベントが儲ける手段となっていること
2分の1成人式で潤う業界が出現します。
貸衣裳店、美容室、写真店、飲食店、電気店・・・。
2分の1成人式がなければ、無駄な出費をする必要がないのに、何万円も出費しなければなりません。
そんなに2分の1成人式をやりたいのであれば、有志で集まって、勝手にやっていれば済むだけのことです。
4 まとめ
学校でイベント(地域行事)として行う2分の1成人式は、百害あって一利もありません。
教育の崩壊です。
日本人のネオトニー化が進んで久しいとはいいますが、こんな感動を一方的に押し付けるイベントに涙する親が増える現状に、日本の暗さんたる未来を透けて見てしまいます。
学生の方、独身の方、そしてこれから親となる方には、こんなバカげたイベントをボイコットし、学校のあるべき姿に取り戻していただくよう切に期待します。
批判非難上等です!
↓私と同意見の方はたくさんいます!
たかだか10歳なんだから、難しいこと考えずに、のびのびと遊んで勉強すればそれでいいじゃんと思うんですが、なんで学校が親に「子どもの成長」を見せるんだろう?と思います。
そんな機会は1年に1度、運動会か学芸会で十分です。
それでは
5 附記
ちまたでは、来春をにらんで、ラン活=ランドセル購入活動が始まっています。
パープルカラーにパステルカラー・・・。
価格も5万円、10万円当たり前です。
教育は一体どこに行こうとしているのでしょうか・・・。
あんた、ばかあ・・・。