『発砲音』事件で暴力団員逮捕
去年12月、名古屋市港区の住宅街で銃声のような音がして通報が相次いだ事件で、警察は神戸山口組系の暴力団員ら2人が山口組系の暴力団幹部におもちゃの銃を向け発射音を出して脅したとして脅迫の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、いずれも、神戸山口組系の暴力団員、吉田耀一容疑者(49)と、吉山政男容疑者(52)の2人です。
去年12月、名古屋市港区錦町の住宅街で銃声のような音がして通報が相次ぎ、警察は近くにいた山口組系暴力団の45歳の幹部を狙って何者かが拳銃を発砲した疑いもあるとみて捜査していました。
警察の調べによりますと、現場からは銃弾の跡や薬きょうなどが見つからず、警察が捜査していたところ、別の事件で逮捕された吉山容疑者の供述などから、警察は吉田容疑者の指示のもと吉山容疑者が数メートルの距離からおもちゃの銃を幹部に向け発射音を鳴らして脅したとして、2人を脅迫の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、2人とも容疑を認めているということです。
警察は背景に山口組と神戸山口組の対立抗争がなかったか調べています。