男女の見えざる格差を描いた衝撃作
エロとジェンダーを両方の「性」から見つめた衝撃作
本作で描かれているのは、24歳の高校教師、原美鈴を中心にした教え子や友人との人間関係
作中で出てくるのは、男の性暴力や女子同士の微妙なマウンティング、社会的立場につけこんだ圧など…。
誰しもが抱える性欲を男性、女性、両方の目線から満足させ、日常にはびこる性の支配関係をリアルに浮き彫りにした衝撃作
真面目に仕事して自活できるような大人でも、どうしようもなく自分がコントロールできないままならなさ、自分の身体や欲求や性を持て余しているやるせなさ。そんな見ないふりしてたものを、まざまざと晒してくる
そんな人間の汚い部分が胸に刺ささりつつも、共感してしまう一作。
これがツラすぎる貧困の現実…
生活保護受給者に対して、様々な働きかけをする職員を“ケースワーカー”と呼ぶのだが、そのケースワーカーが主人公の漫画
TVやネットでは、不正受給といった負の側面を報じられることが多いですが、現実は…。
失業と貧困による自殺、倒産による借金生活、DVで離婚し親の介護も抱えるシングルマザーなど
そんなどうにもならない現実に、胸が締め付けられる。
新人ケースワーカーと生活保護受給者が直面する認識と実態の違い、交錯する価値観、揺れ動く個々の心情など、理解すればするほど自分なりの価値観や答えをその場で伝えられるか自問してしまう
ケースワーカーが相手に寄り添い、生きる道を示す崇高な使命の重さに悲鳴を上げながらも奮闘する姿は、「生きる」とは何か「仕事」とは何かと教えてくれる
流行りの配信業の舞台ウラが闇深い
キーワードは「生配信」と「炎上」
動画サイトでの生放送に熱中する自堕落な大学生と、ネットカフェを転々とし売春をしながら暮らす貧困層の女性を描く物語
人間のドス黒さが、躊躇なく描かれている。
注目を浴びたいとデマ情報や人を煽り傷つけるようなコンテンツを発信して、炎上を繰り返そうとする。まるでその姿は麻薬中毒者
しかし、そんな主人公を嘲笑しつつも、彼のようなゲスい感情が自分にないかと問われれば、ないというどこか後ろめたさが残ってくる
抗えぬ壁に直面した時に、どうするか
軽いマンガのようで、中身はだいぶヘビー。
犯罪者の父親を持ち、中卒で働かざるを得ない環境に置かれた青年が、通信制高校に通うストーリー
そんな、物語の転機となるのは…。
主人公が、主任ポジション目前で新人である大卒社員に、出世のチャンスを奪われてしまう…。
それでも理想論に逃げてないのが、本作の魅力。
「挫けず頑張ろう」という綺麗ごとに走らず、ブチ切れて、世の中を呪いまくる。主人公の卑屈さを堂々と描く辺りで「この作品は普通じゃないぞ」と更に引き込まれる
それでもマイナスから始まる主人公がどのように成長し、卑屈さを解消していくかがすごい気になる作品
現実とは思えぬ描写に、恐ろしくなる
電子書籍で大ヒットとなった『ちいさいひと』の続編。
※前作を知らない人でも、入っていけるストーリー構成です。
現代社会でも深刻な問題となっている児童虐待を描いた、人気上昇中のマンガ
5/17更新!新米児童福祉司が、児童虐待の闇に迫る話題作[ちいさいひと]の新シリーズ[新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語]第10話公開です!sunday-webry.com #サンデーうぇぶり pic.twitter.com/jhWT2bc92i
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