自民 下村氏「加計学園」で閉会中審査や証人喚問必要なし

自民 下村氏「加計学園」で閉会中審査や証人喚問必要なし
自民党の下村幹事長代行は東京都内で記者団に対し、学校法人の獣医学部新設をめぐり、野党側が求めている予算委員会などでの閉会中審査について、現時点では必要ないとしたうえで、新たな事実が明らかになれば検討する考えを示しました。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、先週、文部科学省と内閣府の調査結果が公表されたことを受け、民進党などは、結果を検証する必要があるとして、予算委員会などで閉会中審査を行うことや、文部科学省の前川前事務次官らの証人喚問を求めています。

これについて自民党の下村幹事長代行は18日、記者団に対し、「新たな調査結果を受けて行われたおとといの参議院予算委員会の集中審議で、大体、議論は出尽くしているのではないか。前川前次官の証人喚問は、前川氏自身がいろいろなところで発言しているので、必要ない」と述べ、現時点では閉会中審査や証人喚問を行う必要はないという認識を示しました。

一方で下村氏は「東京都議会議員選挙にマイナスにならないように、しっかりと説明を果たしていきたい。もし新たな事実などが出てくれば、当然、閉会中審査はありうる話だ」と述べました。