はぁ~(クソデカ溜息)
復活した伝説の『いちご100%』続編。
2000年代の代表的なラブコメ作品です。それが復活の続編とくれば、当然、期待も盛り上がりも最高潮だった。しかしだなぁ…。ずばり2話まで読んで率直な感想を述べよう。誰得だよこれ!
ないわー。まじでないわー。
まさかこんな展開で続編をやってくるとは…。
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この作者、『いちご100%』時代の頃からちょっと一般(?)の感覚とズレてんなーって思ってましたが、やっぱズレてるわ。
決定的だったのは女性読者にしかウケないだろう『群青にサイレン』(男と男の内面的濃厚なアレ)を『いちご100%』(可愛い女の子ペロペロ好き)の作者と同じと宣伝したあたりかな。それ客層全然違うだろと。意味ないカミングアウトだろと。横から眺めてましたが…。
そんなわけで2017年ですね…新年早々暗い話題で申し訳ないのですが、今連載中の「群青にサイレン」のコミックスがびっくりするくらい売れてません!
なので今年から 桃栗みかん=河下水希だよ とちょっと大きな声で、この場でもっと宣伝していこうと思います— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2016年12月31日
で、『いちご100%』の続編でついに作者と(一部の)読者との間で共感断裂が起きてしまう最悪の事態になるのであった。河下水希先生と共感断裂の裂け目に飲み込まれてしまったでござる。なんだこれ…。
この展開は何なんだと。
まるで理解できない…。かろうじて理解できてもちょっと受け入れられそうにないんだけど…。まじで誰得デスカ?
『いちご100%』続編の主人公
東城と主人公(中間くん)
はぁ~(クソデカ溜息)
『いちご100%』続編は高校卒業して大学生となった東城が古本屋に通っていました。主人公は古本屋でアルバイトする高校生の中間くん。どうやら真中に激似の模様。
そして繰り広げられる、東城のいちごパンツを見ちゃったりなどのラッキースケベ。
はぁ~(クソデカ溜息)
主人公変えて(真中とそっくり)の続編って…。なんだかなぁ…。
かつて多くの少年をブヒブヒさせた『To LOVEる』の矢吹先生はラッキースケベのこだわりとして以下のように述べていました。
・ラブコメを描くに当たって守っていらっしゃることがあるそうですね
矢吹「特にお色気シーンとかなんですけど、何ていうのかな、得をするのは主人公だけと決めてるんですよ。主人公の友達とか、周りにいるキャラも一緒にお色気シーンでいい目にあうのは、僕はちょっと違うかなと思っていて」
・主人公一人が、その状況を楽しむのがいいということですよね
矢吹「ええ。読者は、主人公なんです。主人公に感情移入して読むので、自分だけが得をしたい、主人公だけに得をしてほしいと思うはずなんです。独占したいと」
まったくその通りである。
古いタイプのオタクと言われようとも、この手の作品では「主人公=読者」なんですよ!他の野郎とかストレスになるってのは赤松健先生も述べておられました。
「ラブひな」には主人公に対する「ライバルの男」が一人も出てこないんです。それはマガジンの編集者にもハッキリと宣言しました。わたしは読者にストレスのかかることはやらない。いつまでも三角関係でヌルヌルしていたいんだと。その後、アニメにした時に、脚本家の方が、ライバルの男を出したいと言い出したんですけど、やっぱり有効活用できず後味も悪かった。それで結局「ライバルの男」という存在は、オタク業界では「ラブひな」以降はほぼ絶滅したんです。今はライバルの男どころか、「主人公の男」ですら出てこない作品もある。
つまり、「真中=おれ」だったわけです。
たまに自分に殺意の波動が湧きあがることもありましたが、僕らは真中号を操縦してたわけ。
ま、『いちご100%』は『ラブひな』後の作品なのにライバルの男がとってつけたように登場してストレスになったが。(主人公以外のラッキースケベも含め)この辺りがこの作者ズレてんなーって思ったものですが…。この続編でズレが決定的になったんです。
主人公の男変えて続編とかねーよ!(きっぱり)
なんだこれ…?
きゃ…びびっくりするじゃない
―もう真中くん…!
↑いちご100%の続編を読んだ気持ち
この手のハーレム系作品で主人公の男を変えること。はっきり言ってそれは悪手じゃろうて。我らおっさんは若かりし頃に「真中号」に搭乗し、「動け、動け、動けよ! いま動かなきゃ東城と結ばれないじゃないか! 動いてよ!」と憤慨したものです。
真中号の操縦は自分の思い通りに動かなかった。
シンクロ率はどんどん下がって拒絶されました。
とはいえだ。
自分の思い通りに動かなかったとはいえだ。真中号を操縦し続けたことは良い思い出ですよ。それが、なんか新しい「中間くん号」とか用意されて、東城とのラッキースケベを出されて乗れるか?この展開に乗れるか?答えはノー!
「主人公=自分」のハーレム作品で二号機出してどうすんねん!
すっげぇ複雑な気分なんだけど。『同級生2』で田中美沙が攻略できたぐらいすごく微妙な気分なんだけど!ねーよ!誰得だよ!俺は真中だったんだよ!断じて中間くんではない!
もうね。乗れない。無理です。
読んでて、東城のラッキースケベを傍受する中間くんに拒否反応が出る。寝取られた気分が半端ない。微妙な気持ちになる。
に、二号機(中間くん)とのシンクロ率、ドンドン低下しています!20パーセント…10パーセント…マイナス400パーセント…拒絶されました!むしろ拒絶しました!
無理ぃ~。無理の無理のカタツムリですよ!
なんで男主人公変わって続編やねん!こんなん見たくなかったわ!(きっぱり)
これからがほんとうの地獄だ…
北大路さつき…お前もか
北大路さつき
はぁ~(クソデカ溜息)
なんだこれは…。東城のラッキースケベに続き、北大路さつきが脱いで迫ってきました。こういうのは真中(=読者)だったから美味しかったのであって。今更主人公変えた中間くんが受けても、もう美味しいと思えないのだよ。寝取られた気分にすらなる…。
東城に続いてさつきお前もかって…。
まるで理解できない。いや、かつての主人公・真中のそっくりさんに出会って思う所があるというのは理解しているが、なんでこんな展開にするのか。まるで理解できない。恋愛のケジメのつけさせ方が、色々とおかしいだろ。
なに?東城もさつきも真中に似てればそれでいいの?
東城の真意は分からないけど、さつきはコレないわぁですよ!
死んだヒロインをわざわざ墓から掘り起こして、真中に似てるからと色々とやらせるのはまるで理解できない。この2人はバラモスゾンビなの?安らかに眠らせることも許されないの?冥界から呼び寄せてとってつけたイベントやらせるの?墓から出して不快なことさせんなや!
↑冥界から呼び寄せられた東城綾さんと北大路さつきさんの図
(※画像はイメージです)
この先、中間くんとどうなるか知りませんが、2人がとても不憫です。
真中じゃないなら、このまま成仏させてあげて欲しかったというのが率直な感想。特にさつきですよ。なんで冥界から死体を引きずり出してさらなるダメージを与えるかなぁ。これ完全に死体蹴りじゃん!
冥界から呼び出され働かされ尚且つ死体蹴りを食らうさつきさん
男主人公変えて続編とか「美味しい」でなく「不味い」なんだよね。
主人公は我が分身だったんですよ!偉い人にはそれが分からんのですよ!
率直に言って、真中以外が東城のラッキースケベを傍受したり、さつきに迫られたりするのをとても受け入れられないス。むしろムナクソでござる。
こんな続編見たくなかったわ!(断言)
もし終盤で東城がブラをつけて真中を避けなかったら?もしさつきに迫られて劣情を催して流されたら?そういう「if」が見たかったんだよなぁ。真中号で。正直、中間くん号では乗れない。
かつて主人公を増やしたアニメ『キミキス』の失敗から、主人公を変えず延々とこのヒロインと結ばれればをやったアニメ『アマガミ』のようにね。真中での「if」を望んでたんですよ。
思い出は思い出は億千万!
「真中=自分」と楽しんでただけに、中間くんでは微妙な気分になる。真中に似てると言われても全然乗れないス。なんだこの続編。はぁ~(クソデカ溜息)。
コメント
ジャンプはよくこの設定でGOサイン出したな…
夢と希望はどこいった?
個人的には主人公変えるのはあり。好きになれる主人公ならともかく、今さら真中とか出されても萎える。
しかし真中そっくりだから気になるとか、北大路まで出して更なる死体蹴りとかはひどすぎる。特に今回サブタイ的に東城ルート確定だろうから、2度も負けヒロインにさせるとか鬼畜すぎる。東城以外は全て新キャラで良かったと思う。
さつき派だったからさつきには本当に登場してほしくなかった。
こんなんじゃなく、別ルートの話とかだったら喜んで買ったんですけどね。
分かる
誰得だよ
ニセコイのミヤナギで胸糞になりいちごで10年越しの死体蹴りに合いさんざん
劣化コピーのガキとか誰得なんだよ
どっかの最長クソラブコメでもそうですが
数年追いかけてきた主人公飽きて別の男
好きになるの作者が救済と思ってるの無理ですね
今のWJのラブコメ作家は両方読者のことわかってて安心します
というか、普通の感性なら、こんな死体蹴りしないんだけどね…。
やっぱズレてるんだな、人としての何かが
だからさぁ、こんなのやる位なら初めから企画するな、と言いたいですよ。
小野寺さんの二の舞じゃないですか、これ…
昔単行本を買ってたようなファンでも離れていくよなこれ