*星空文庫

けものフレンズ ニ期 6話 ぬまち

波風カフカ 作

けものフレンズ ニ期 6話 ぬまち
  1. ようこそジャパリパークへ!
  2. 森の中
  3. ばすてきコンビ(CM)
  4. 沼地
  5. きみのままで(ED)
  6. 一方 その頃

ようこそジャパリパークへ!

Welcome to ようこそジャパリパーク!
今日もどったんばったん大騒ぎ!

振り向けばあちらこちらでトラブル!
なんてこった!てんでんバラバラちんぷんかんぷん止まんない!

けものですもの大目に見ててね!
みんな自由に生きてる
そう!君も飾らなくて大丈夫!

(はい!どーぞ♪)

Nice to meet you ジャパリパーク!
今日からはどうぞ宜しくね!
いつもいつでも優しい笑顔
君を待っていたの!

開かれた扉 夢をいっぱい語ったら
どこまででも
続いていくグレートジャーニー!

たいがちほーの出口が見えた。
だが……

サーバル「セルリアンだよ!」

とても大きい星のような形をしたセルリアンを
発見した。そして、セルリアンも僕達を発見したようで、
セルリアンも此方に近づいてくる。

かばん「うわわぁ!何処かに隠れなきゃ!」

ツチノコ「こんな所、隠れる場所なんてないぞ!」

サーバル「ヤタガラスの家につく前に、追い付かれちゃうし…私達じゃ、あんな大きいセルリアンは、倒せないし…」

スナネコ「まかせて」

野生開放したスナネコは、
僕達が入れるサイズの穴を一瞬で掘り、
僕らはソコへ入り、セルリアンが何処かへ消えるまで
そこでじっとしていた。そして、時は経ち、
セルリアンは何処かへ消えたようだ。

サーバル「すっごーい!スナネコ凄いね!助かったよ!」

ツチノコ「まさか一瞬でこんな深い穴を掘れるなんてな!」

かばん「凄いです!スナネコさん!助かりました!」

スナネコ「僕、穴堀が得意なので。セルリアンは居なくなったし、ここ飽きたのでいきましょうか~。寒いし。」

僕らは先へ進んだ。
たいがちほーを出ると大きな橋が見えた。

サーバル「うわぁぁぁぁぁーー!!!大きい~!なにこれなにこれー!」

ツチノコ「うははは!でかいぞぉぉぉぉ!これも人が作り出したものなのかー!」

スナネコ「おーー!満足!」

かばん「大きいですね!では行きましょう!」

僕らはその橋を渡った。
橋からはうっすらと、ジャパリパークが見えた。

サーバル「なんだか懐かしいね~!」

ツチノコ「おー!ここからでも見えるのかぁ!」

スナネコ「おーーーー」

かばん「本当に懐かしいね~。皆元気でやってるかな~……みんな…今更だけど本当に僕についてきてくれてありがとう…皆がいなかったら…僕…」

サーバル「いつまでもどこまでもずっとずっと付いていくよ!かばんちゃん!」

スナネコ「かばんと居ると飽きないのです♪新発見がいっぱいで楽しいのです!」

ツチノコ「お前といると、た、楽しいよ。俺がいないとダメそうだしな!」

かばん「みんな…ありがとう!」

僕らは長い長い橋を渡り終えた。
そして森に入いった。

森の中

僕らは森を歩いてる途中で、フレンズを見つけた。
なんだか困っているような顔だ。

カッパ「あれ~どこにもないな~どこに落としたんだろ~」
[カッパ。UMA。亀のような甲羅が特徴。]

サーバル「初めまして!私はサーバル!こっちはかばんちゃんで、左がスナネコで、右がツチノコだよ!なんだか困ってる様に見えるけど、どうかしたの?」

カッパ「アタイは、カッパって言うんだ。ちょと大切な『トンカチ』ってのを何処かで落としてしまってね…それで今探してるんだ…」

ボス「カッパは伝説上の動物で、話によれば悪戯好きで、川に近づいてきた人を、水中に引きずり込んで溺れさせたり、尻子玉を抜いて食べたり、殺してたりしたらしいよ」

僕達「え………」

かばん「うわわぁ!た、食べないで下さい!」

カッパ「食べないよ!そんな酷いことしないよ…!」

サーバル「よかったー!怖がらせないでよ~ボスー!」

カッパ「ほう!喋るのか!凄いマシンだな!実に興味深い!」

スナネコ「ましん?」

カッパ「マシンってのはまぁ、機械だな。」

かばん「そういうのが詳しいんですか?」

カッパ「まあね~!」

ツチノコ「それで落とした『トンカチ』ってのはどういう物なんだ?」

カッパさんは僕達にトンカチという物を教えてもらった。

サーバル「じゃあ私達と一緒に探そうよ!!」

カッパ「え?いいのかい?」

サーバル「いいのいいの!だって一緒に探した方が速く見つかると思わない?!」

カッパ「そうだな!ありがとう!一緒に探してくれ!」

僕らは何処かに落としたトンカチを探すために、
近くにいたフレンズ達に、僕達は聞き込みを行った。

クロコダイル「トンカチ?なんだそれ?知らないな」

オオサンショウオ「トンカチですか……う~ん。知りませんわ。力になれず、すいません」

スカイフィッシュ「◯!#@△%?↑!@#%……………」

シバテリウム「トンカチ?わからん。何処かにあると信じて探せば必ず見つかる」

フォークランドカラカラ「知りませんね。それより速く私から逃げた方がいいわよ。悪魔と呼ばれた、私の本能が目覚めるわよ…うふふ…」

ニホンリス「トンカチ?なにそれなにそれー!アハハは!」

カモノハシ「さぁーわらない。それより腹筋でもしない?」

カワラバト「トンカチ?あぁそんな感じの形をしたモノを、さっき見たわよ!ついてきて!」

僕達はカワラバトさんについていった。

カワラバト「もしかしてアレのこと?」

カッパ「そうだあれだ!ありがとう!」

カワラバト「じゃあ私、カナリーバトちゃんと遊ぶ約束してるから、行くね!見つかって良かったね!またねー!」

カワラバトさんは、空へとんでいった。

サーバル「よかったね!カッパ!」

かばん「見つかってよかったです!」

スナネコ「これがトンカチ」

ツチノコ「大事な物が見つかってよかったな!」

ばすてきコンビ(CM)

ばすてきコンビ(CM)

プレイリードッグ「プレイリー式のご挨拶で…ごぱぁ!」

沼地

僕らはカッパさんに沼地に招かれた。
沼地の真ん中には、凄いハイテクそうな近代的な
家がたっていた。僕らはソコに入った。
その中には、あらゆる工具やマシンと言われる
物が、沢山あった。

カッパ「私の大切な物を一緒に探してくれたお礼に、何かしてやりたい。なんか作って欲しい物とか直して欲しい物とかないか?」

僕はこれまでの経緯を全て話した。

カッパ「そうか………ソイツは直してやらんとな。礼がどうこうではなく、人助けとして、直してあげよう。ヤタガラスのフレンドは私のフレンドだ。内蔵チップが無傷だから直ぐに直せるよ。ラッキービーストって元々どんな形なのか絵で書いてくれないか?色も教えてくれ。」

僕は絵を書き、色を教えた。そして、ラッキーさんの
機能等も。

カッパ「なるほど。構造は単純そうだ。少しばかり、腕に付いているラッキービーストを借りるよ。必ず直しやるから安心しなよ!」

そしてカッパさんは凄い勢いで、作業に取りかかり、
作り出した。

ツチノコ「す、すげぇぇぇぇ!」

かばん「す、凄い!」

スナネコ「凄い!なにこれー!」

サーバル「すっごーい!君は物作りが得意なフレンズなんだね!」

凄すぎて目を奪われた。
息を飲む凄さだった。

カッパ「まぁ何故かこういった細かい作業が得意だからな!えーっとここに回路を作って、ここに銅線を繋いで…いや防水効果と耐熱性効果をつけたいから…ここを繋いで…内部データだと、録画機能がついてるから、カメラをつけて………」

カッパさんの行動が人知を越えていて、
もう見てるしかなかった。
呆気を取られた。

カッパ「草刈り機能もつけられるのか…案外凄い構造になるな…面白い!おもしろすぎる!爆発して壊れたって聞いたから、軽いし頑丈なチタン合金の材料を使って…いや此所はこうか。内部データを守るために…うん!うん!おもしろすぎる!ラッキービーストは凄い人工知能を持っているな!これを最所に作り出した奴は天才だな!ははは!だが内部データの更新が9年前で止まってるな。このマシンを使って更新してやろう!」

そしてあっという間に、色のついていないラッキーさんに
なった。

カッパ「ほら!出来たぜ!ラッキービースト、歩いてみな!」

そしてラッキーさんは、前のように歩くことが出来た。

サーバル「やったー!!!よかったね!ボス!やっぱりこの姿が一番しっくりくるよ!また前みたいに、一緒に歩けるね!」

かばん「ラッキーさん…ラッキーさん!」

僕とサーバルちゃんは、ラッキーさんに抱きついた。

ボス「………ミンナ………………アリガトウ」

スナネコ「よかったー♪やっぱりこの姿が一番いいよ♪」

ツチノコ「うぉぉぉぉ!なおったぞー!!!カッパはスゲーな!」

カッパ「喜んでもらえて嬉しいよ!あとは色塗り…って言いたい所だけど、ここには色を塗る、塗料がないんだ。だからこの先にある「びじゅつかん」に行くといいよ!あと、これ。一緒に探してくれたお礼。ごこくちほーの地図だ。」

かばん「有難うございます!感謝してもしきれません!」

サーバル「本当にありがとう!お陰でボスがなおったよ!」

スナネコ「ありがとう!また会いましょ!」

ツチノコ「ありがとな!ラッキービーストを直してくれて本当にありがとう!」

ラッキービースト「…………………」

サーバル「そっか。喋れないんだった…。きっとこう思ってるよ!ありが」

ラッキービースト「ありがとう。僕を直してくれて。皆も本当にありがとう。皆に会えて本当によかったよ。これからもどうかよろしくね。」

サーバル「うぁぁぁぁ!喋ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

カッパ「あぁ。なんか特定の条件を満たさないと、喋れない意味不明な構造になってたから、勝手にいじくっちまった。もしかして悪かったかい?」

かばん「いえいえ!」

ラッキービースト「自由に喋れる事が出来て、嬉しいよ。ありがとうカッパ。」

カッパ「あとは色塗りだ。びじゅつかんの奥の草原に、バーバリライオンはいるし、丁度いいだろ?!事がすんだら、また来なよ!」

かばん「はい!」

ラッキービースト「行こうか。みんな。」

僕らはカッパさんに別れを告げ、びじゅつかんに向かった。


カッパ「ラッキービーストの更新が9年前か…丁度例の異変が起きた時か…もしかすると…」

きみのままで(ED)

わからない ことばかりでも
わかることが 一つあるんだ!

「大丈夫だよ!」って言葉
君がくれた宝物!

不思議!元気!驚き!

溢れてるメモリー!
らしさ とか優しさ
知って 旅は続くよ!

君が君でいてくれるから
僕は 僕のまま空を見て
いつも通り 少し笑うよ♪

ねぇ?!一緒ならきっと
答え見つかるかな?!

一方 その頃

ヤタガラス「汝の理を示せ。汝の探しているメシアは、呪われた形跡がない。よって組織にも狙われていないだろう。汝が手を差し伸べなくてもよいだろう。確かソナタの言っていたかばんと言う名がついた者はこの安息の地である、我館へ参った。だが、新たなる地を目指し、禁断の沼地に足を運んだ。生きとし逝けるものの如く、奴の命を貰い受けることも可能だが、我は光ある明日へ導く、太陽の化身であり、四天の王なり。汝がかばんを危惧する必要はないだろう。汝らは奴の同胞なのか?それとも命刈り取る敵対組織なのか?約束の時は近い。」

あらいさん「なに言ってるのか、全然わからないのだー!」

フェネック「私も流石にわかんないや~。でもとりあえず解ったことはー、かばんさんは、ここに来てー、沼地に行ったってことー?」

ヤタガラス「フェネック。汝の名を私は刻んだ。その通りかばんは禁足地であり、禁断と言われる、カッパと呼ばれる魔王が支配している、沼地へ向かった。そこは数千の悪魔や亡霊がすみつき、邪悪なる、デビルズサンクチュアリだ。しかし、我が闇を光で照らし、」

あらいさん「もう、わけわかんないのだ!とにかく、この先の沼地にいくのだ!かばんさんを助けに行くのだ!」

フェネック「ほーい。どうもどうもありがとーう。あらいさーん。」

ヤタガラス「行ってしまったか。我警告を無視して。ふふっ。さぁ新世界の幕開けだ!闇を照らす、希望の光あれ!」

『けものフレンズ ニ期 6話 ぬまち』

後は色だ。

『けものフレンズ ニ期 6話 ぬまち』 波風カフカ 作

二次創作。けものフレンズ一期第12話で、 小さくなったラッキーさんを、元に戻すためにぬまちへ行く。

  • 小説
  • 短編
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-06-18
Derivative work

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二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。