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キンプリ:菱田監督が続編に意欲「キャラ育ってる」 応援上映がカギに?

アニメ
名古屋市内で行われた劇場版アニメ「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」の舞台あいさつに登場した(左から)八代拓さん、菱田正和監督、斉藤壮馬さん

 10日に公開され、4日間で興行収入1億円を突破したヒット中の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(略称・キンプリ)の新作「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」(菱田正和監督)の舞台あいさつが18日、名古屋市内の映画館で行われ、太刀花ユキノジョウ役の斉藤壮馬さん、十王院カケル役の八代拓さん、菱田監督が出席した。菱田監督は「僕自身も(キャラクターたちの)新しい姿が見たいと思いますので……、追い追い頑張っていきたい」と続編の製作に意欲を見せた。

 菱田監督は、10、11、17、18日に各地でキャストと舞台あいさつを行っており、「(今作を)作り終えたとき、僕の引き出しは空っぽになったんですけど、先週、今週とキャスト陣と同じ時間を過ごして、同じご飯を食べて、いろいろな話をする中で、それぞれのキャラクターの“プライベート”が見えてきた。どんどんキャラクターが育っている」と明かした。さらに、続編に向け「(今作で)応援上映をしっかりやって盛り上げてもらえれば、何かが見えてくるんじゃないかな。よろしくお願いします」と呼びかけていた。

 また、斉藤さんは、今作について「いろいろなアニメのオマージュのほかに、世界史、オカルト……アンゴルモアとか(の要素があり)見ていただく方によって引き出せる情報が全然違うんじゃないかな。みなさんの感想をもっと聞いていきたい」と笑顔。八代さんは、斉藤さんと菱田監督がアンゴルモアの話題で盛り上がっていたと明かし、「俺はポカーンでした」と苦笑いだった。

 「キンプリ」は、2013年4月~14年3月に放送された女児向けテレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフで、男性キャラクターの神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキたちが歌とショーに懸ける姿が描かれた。映像に合わせて、観客が声を上げたり、サイリウムを振って楽しめる“応援上映”も人気を集め、動員が約48万人、興行収入約8億円を記録した。

 新作は、コウジが巨額の負債を返すためにハリウッドで映画音楽を制作し、カヅキはストリート系としての自らの原点を見つめ直し、ヒロは己を高めるため特訓に打ち込む中、プリズムキングカップが開幕する……というストーリー。公開から4日間の動員数は約5万9000人を記録し、56館と小規模の公開にもかかわらず、異例の好スタートを切っている。

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