こんにちは。和紀。です。
長くなりましたがジャニオタがアイドルマスター シンデレラガールズの5thLIVEに行くお話もこれが最後となります。お付き合いありがとうございました。
『え?!メンステのみなの?!』
アリーナ席に入るなりの第一声がこれでした。
メインステージのみで他は全部座席。本当に驚きました。今回がこのステージ構成なのか分からないのですが確かにPさんたちを最大限にまで入れようと思ったらこのステージ構成だよなぁ。とは思います。
普段は、メンステ(メインステージ)センステ(センターステージ)バクステ(バックステージ)そして基本的には十字の花道と外周を作りアリトロ(アリーナトロッコ)やスタトロ(スタンドトロッコ)を用います。
見にくいですが、同じ大阪城ホールでの公演です。これがジャニーズの基本的なLIVEステージの作りとなっています。グループやそのツアーによって様々な形をしますが一番多いのがこれで、あとはムービングステージといいステージが動き自分の真上を通るという装置もあります。(これ自担を真下から見ることが出来て最高なのです)
もうこれは、見るというよりはその場の空気を楽しむステージなんだなと。実際座席に着くとステージは全く見えません。166cmで女性としては高い方の私でも前の席の方が立たれると何も見えませんでした。ジャニーズの現場は言わずとも女性が多いです(最近では男性も増えてきましたが)殺伐としている。は語弊かも知れませんがLIVEに来ているファンの子はわかりやすく言えば自担とデートをしに来ている感覚なのです。この日のために髪を整えて可愛い服を着てダイエットして。最大限に可愛い自分で参加します。だから、席に着くと周りに同担がいないかを確認します。同担が近くにいれば自担に見てもらえる確率というのは必然的に下がるので『むぅ』て気分にもなるんでしょうね。
おばちゃんからしたら、『大丈夫やで、お嬢さん可愛いから見てもらえるで…』というのが本音。デート気分の人もいれば私のように楽しみながら参観気分の人間もいますし、気軽に私の自作団扇を見て、『可愛いですねー』て声をかけてくれる人もいます。殺伐というよりは十人十色。それぞれがそれぞれで楽しんでいるが正解ですね。
だから、余計に席に着くなり名刺を出しくださったPさんたちに感動しました。牽制することなく、『どうぞどうぞ。今日はよろしくお願いします』みたいな空気に緊張は解れたし、楽しんでいいだ。という気持ちにもなりました。
これはきっと当たり前の行動だろうし周りのPさんたちは私と友人がジャニオタという事も知りません。でも本当にその当たり前の行動に救われたんです。緊張も不安もやっぱりずっとあったわけですし。
『森久保担当しております、和紀。です。』
名刺を渡せば『石川の森久保よかったですよー』て担当のこと褒めてくれるんです。もうめちゃくちゃ誇らしかった!うちの森久保凄いでしょ!て気分。
過去に嵐の相葉くんの担当をしていた時に同じ嵐のメンバーを担当している人に『嵐に相葉くん、いる?』と直接言われたことがありました。そう、好きな人を貶されたのです。ジャニオタの中には貶し愛なんて風習もありますけど、好きなもの貶してどうするんだろ。て感じで見てていい気分では流石にありません。貶すことで『私はこの子のことこれだけ知ってるんだから』て気分なのかもしれませんがどうなんだろ。褒めて伸ばしたい派としては相容れないところです。
席についてそわそわしていると客電が落ち一瞬で会場の熱が上がります。どの現場でも客電落ちる瞬間が大好きでぎゅぅぅっ。とペンライトを握りしめ息を飲みます。
今回のLIVEはパレードということもあり、お城のようなセットの一番上に大きなLDEパネルが観音開きになっていてそこからフラッグを持った出演者が入場してきます。残念ながら中の人がどのキャラを演じているか把握しきれてない自分は誰が誰か分からないままステージを見ていましたが、『わぁ、』と声が漏れるくらいにこの人はこのキャラだ!て分かるんです。と同時に、その出演者の方の隣にちゃんとキャラクターがたってるように見えるんです。これは、絶対に3次元のアイドルでは味わえない感覚。一気に鳥肌が立ちました。
圧倒されている中で始まったLIVE。
1曲目はShine!!だったのですが正直圧巻すぎてよく覚えてないんですよね。それだけ、衝撃的でした。気づけば曲は終わり目の前の方が着席。『??』とつられて座ると、どうも曲が何ブロックにわけられていて終わる度に感想とMCが挟まれるんですね。いつもは、1時間ないし1時間半ガッツリと曲をやった後にMCが30分あるかないかなんです。(KinKi Kidsは余裕で1時間くらい喋るのでこれはこれで面白いです)
曲中にUO折るタイミングがあり、初折!と思ったら折り方分からなくて友人に折ってもらいたい2本目からは周囲からワンテンポ遅れながら折っていました。ペンライトとUOで両手使って振ればいいのに左手胸の位置で大人しくさせてました。これ、確実にエア団扇所持でした。胸の高さ。こんな所でも胸の高さ。この癖を終了後に友人に話したらめっちゃ笑われました。
先にも書きましたが出演者の方の隣にキャラクターが立っているよう見えると言いましたが、それが中盤くらいからかな。重なって見えてきて『一体になる』感じて言えばいいのかな。境目が無くなってきたんですよ。ステージに立ってるのは声優さんなのかキャラクターなのか分からなくなる感覚は1度味わうと中毒性凄くて、終わって1週間経った今でも思い出しては震えます。これは、出演者の方の努力の賜物なんですね。
メイクも小道具も仕草もどれを取っても大好きな シンデレラガールズなんです。凄い。本当に凄い。『自分を可愛く見せる』ではなくて、『自分がどうすればよりキャラクターに近付けるか』が最優先なんですね。こんなにキャラクターを愛して恥じないように精一杯パフォーマンスしてくれて。Pさんたちめっちゃ幸せだろうな。て。そんなこと考えてたら、
BYOND THE STARLIGHTが流れてきて涙腺崩壊でした。
セットリストのブロック分けも上手くて、蘭子ちゃんのソロからの流れはたぶんジャニヲタも好きな流れでもう腕もげるくらいに振ってました。あれはジャニオタにも経験してほしい。(事実その夜腕上がらなくてヤバかったです。箸すら動かせない)
最後の挨拶もエモすぎて、おばちゃんもう身体中の水分飛んだで。てくらい泣きまして。
周子ちゃん役のルゥさんが『この会場に周子ちゃんのお父さんとお母さんがいるつもりで歌いました』て言った時に思わず会場見回してしまったりしました。どうでしたか?周子ちゃんの御両親。周子ちゃんちゃんとアイドルしてたでしょ?
法子役の都丸さんが、『みんなが法子を教えてくれた』と仰ってて、アイマスという息の長いコンテンツの中の一つであるデレマスに参加するて凄くプレッシャーなんだろうなと思い一言一言、法子ちゃんに対してPさんたちに対して言葉を紡ぐ姿はとても綺麗でした。
歌鈴役の新田さんが『夢が全部叶っちゃったらどうしようと思って、でも、夢は無限にあるんだよ。て、言われて!』
こんなことをアイドルから直接言ってもらえるなんて幸せすぎて苦しい。
私は19の時に持病を患い、症状が緩和してるとは言え完治はしていません。今でも症状に悩まされることもあります。19の時に色々な、沢山の夢を諦め置いてきました。そんな何も持たない私に光を与えてくれたのがジャニーズ事務所に所属しているアイドルでした。
アイドルは夢を見させてくれる自分の見たことのない景色を見させてくれる。そう信じてずっと応援し、そして、 シンデレラガールズに出会えました。そんな シンデレラガールズが
『夢は無限にある!』
と言葉にしてくれました。
どの世界のアイドルも夢を見させてくれる。
この人たちに。このコンテンツに出会えて本当によかった。そんな気持ちをいっぱい噛み締めました。
アイドルを応援してるから出会えた存在もあります。
一緒にLIVEに行ってくれた友人は歳は離れているけど沢山の楽しいとか嬉しいとか時々辛さとか色んなものを共有してくれます。その共有の中にまた、アイドルマスター シンデレラガールズというコンテンツが加わりました。
名刺を交換してくださったPさんたちもTwitterでフォローさせて頂くことで知らなかった情報を得ることができるようになりました。こんな世界もあるのか!こんな作品もあるのか!と興味に繋がります。
夢は無限にある。
そう。無限なんです。
これからまだ会えてない シンデレラガールズに会いたいし、 シンデレラガールズの中にも声がついてない子が沢山います。その子たちがまたこのステージに立ったら夢がひとつ叶い、次の夢にも繋がります。
ここには書ききれないくらいに推しがいる私はその子達の夢が叶う日までもう少し付いて行きたいと強く思いました。
初めは行きたい!て気持ちだけだったのに終われば大切なことを沢山学ばせて頂く現場でした。好きなものに境界線なんて本当はないんですよね。ジャニオタもアニオタもその他オタクと名のつくものはただ、特化して対象が好きなだけで、好きすぎて誤解されてしまうことが多い。でも、現場に足を向ければみんな純粋に『好き』を満喫して、その『好き』の為に日々頑張ってるんですよ。勉強も仕事も上司嫌味も笑顔で交わすんです。
今日も頑張ろ!て思えるんです。
今回LIVEに参加して本当によかったです。
そして、新参者の我々を温かく受け入れて下さりありがとうございました。
そしてこんな拙い文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。
アイマス最高!/
お疲れ様でした!
デレマスしか触れたことのない私なのでデレマスの事ばかりですが、少しずつ765プロやSideMにも触れていこうかなぁ。とそう思わせてくれる現場でした。
楽しい時間をありがとう。
『先へ先へ、夢の先へ』
次はどんな夢を見させてくれるのかな。
次は森久保乃々に会いに行きたいなぁ!