06/ オウンドメディア運営を極めるブログ
気になる!リファラルリクルーティングのメリットとデメリット
目次
リファラルリクルーティングのメリット
①企業の文化・価値観と親和性の高い人材を確保できる
②自社情報を見ていない人にもアピールできる
③高いコストパフォーマンスが期待できる
リファラルリクルーティングのデメリット
①縁故採用と混同されてネガティブな印象になりがち
リファラルリクルーティングは、詳しくない人にとって過去の縁故採用やコネと勘違いされやすいというデメリットがあります。
リファラルリクルーティングも縁故採用も人のつながりをうまく活用して人材を発掘するという点では、同じように見えます。
過去の縁故採用は本人の能力は関係なく、紹介者と縁があればとりあえず採用している傾向が見られました。リファラルリクルーティングはとりあえず採用ということはありませんが、勘違いされると差別やえこひいきに見られてしまうことがあるのです。
採用された人には特別に気を遣わなければならないと思われ、既存の社員からは会社に不信感を持たれてしまう場合があります。
②新たに選考方法を設定しなければならない場合がある
通常は自社への関心を持っている人が選考を受けに来ます。しかしリファラルリクルーティング候補者の志望動機は、「社員の●●さんに紹介されたから」という人もいます。
同様の選考方法では、候補者は通常の就職希望者と比べると自社への熱意が低いと判断されかねません。貴重な能力やキャリアを持っている人材を手放すことにもつながってしまいます。
そもそも、候補者と通常の希望者を同じ方法で選考することに無理があると言えます。
新卒採用と中途採用では同じ選考方法は用いないのと同じです。
会社によっては、リファラルリクルーティング専用の選考方法を新規設定する必要があるかもしれません。
③社員・候補者との関係が悪化するリスクがある
勘違いする人がいるのですが、「リファラルリクルーティング=即採用」ではありません。
候補者にそれがうまく伝わっておらずに不採用となってしまった場合、「紹介してくれるってことは採用されるってことじゃなかったのか」と人間関係が悪化する恐れがあります。
社員によっては、人事同様の負担を強いられて苦痛に感じることもあります。人事経験のない社員であれば、なおのこと。
候補者にうまく説明する自信のない社員は、紹介すること自体を諦めてしまうでしょう。
リファラルリクルーティング によってインセンティブ(紹介報酬)が発生する会社では、それを目的として適当に人を紹介する社員や、友人を売るようで罪悪感を抱いてしまう社員もいます。
「社員以外のつながりがあるからこそ、退職時は複雑なことになる」と 仕事とプライベートで付き合う人は別々にしたいと考える社員もいます。
リファラルリクルーティングを導入するポイント
なにごとにもメリットしかないということはありえません。多かれ少なかれデメリットもあるものです。
しかし、デメリットを恐れたまま、大きな前進は望めないのではないでしょうか。
リファラルリクルーティングと縁故採用の違いを周知できれば、ネガティブなイメージは回避できるでしょう。
紹介は手段に過ぎず、個人の能力にこだわっているということを重点的に説明する必要があります。
社員に丸投げして候補者を引っ張るのではなく、社員が自発的に紹介したいと思える環境づくりも行いたいところです。
人事担当者の負担が軽くなったのに、他の社員の負担が増えてしまっては本末転倒です。
たとえば、社員は候補者を紹介するだけで、他の業務は人事が担当するという会社もあります。
社員の負担を減らすことによって、紹介するハードルを下げているのですね。
リファラルリクルーティングは優秀な人材を採用し、業務負担を軽減したり、業績向上につなげたりするために行うもの。報酬はそのための仕事をした結果に対して支払われるものであるということを理解してもらいましょう。
リファラルリクルーティング をスムーズに進めるには、3つの重要なポイントがあります。
①社長や役員が先例を作る
社長や役員がリファラルリクルーティングの先例を作ると、会社中に広がりやすくなります。
成功事例を出している会社のほとんどは、 社長や役員が 率先しています。他の社員も続きやすくなって、成功という結果が出たのだと思われます。
②社員・候補者にとって「良い会社」を目指す
良い会社でなければ友人や知人を紹介したいとは思えないものです。
新しい人材の取り入れにこだわりがちですが、既存の社員や公平性を大事にするなどの社風づくりも欠かせません。
会社に大切にされていることが社員に伝わると、社員は会社をよりよくしようと自ら行動してくれるようになるでしょう。
③仕組み化やツール導入を積極的に行う
新たなしくみを作るのが手間だからという理由で、リファラルリクルーティングを取り入れることについて消極的に捉える企業もあります。
しかしひと手間かけるだけで後々優秀な社員を採用できる確率が上がるのであれば、労力の無駄には決してならないのではないでしょうか。
リファラルリクルーティング用の支援ツールも開発され、わずかな労力で大きな効果を上げられるようにと各方面で取り組まれています。
リファラルリクルーティングは人づてに行う採用方法であるため、長期的な視点で取り組むべき方法です。
はじめてすぐに結果が出るとは限りませんが、まずはやってみる精神で取り入れてみても損はないでしょう。
同じジャンルの記事はこちら
-
リファラルリクルーティングの浸透と活性化に役立つツールまとめ
「社員からの友人知人紹介による採用」を意味するリファラルリク...
-
リファラルリクルーティングは縁故採用とどう違うのか?エウレカの成功例から学ぶ!
リファラルリクルーティング(リファラル採用)という言葉はご存...
-
ピクスタがリファラルリクルーティングを始めた理由とは?企業の導入事例を紹介
リファラルリクルーティングは日本ではあまり一般的ではないです...
良く読まれる人気の記事はこちら
June 16, 2017
自社メディア、企画します
オウンドメディア創造集団レバレッジ