舞台けものフレンズを観てきました
6月17日に品川プリンスホテル クラブexにて舞台「けものフレンズ」を観てきたので、その感想を極力ネタバレ抜きで綴っていきます。
— 団子@文房具のブログ (@S_dango) 2017年6月17日
フレンズについて
アニメにも登場していたフレンズについて
アニメの動きを声優が表現できるのかというところが一番不安ではありましたが、アニメそのままでした。
元気いっぱいなサーバルちゃんにPPP(ペパプ)のダンスパフォーマンスも。そして何よりもアライさんとフェネックはアニメからそのまま飛び出してきたかのような再現度。舞台上を歩く仕草も忠実に再現されていて感激しました。
そして「声がアニメそのまま」というのもかなり大きなポイントかなと思います。よく実写映画などで「あの登場人物と役者のイメージが違う」という意見を目にしますが、舞台けものフレンズでは声優が役者なので、イメージと役者とのギャップというものは一切感じませんでした。声を聴くだけでどの登場人物なのか判断できることってとても安心できるものなのだと思い知らされましたね!笑
アニメ未登場のフレンズについて
アニメには未登場のフレンズもたくさん出てきたのですが、こちらは演技だけを見ても「あ、声優ではなく舞台を本業としている人なんだ」とすぐに分かる演技をしていました。特にクロヒョウとマンモスは声量とか立ち振舞を見ていても舞台慣れしているのがよく分かりました。演技力で存在感を放っていました。
アニメ未登場のフレンズもそれぞれ個性豊かなキャラクターで、けものフレンズの世界観にもしっかりハマってたので違和感はありませんでした。
世界観とか内容とか
極力ネタバレすることなく触れていきます。
ドッタンバッタン大騒ぎ
舞台でもドッタンバッタン大騒ぎ!ゆる〜い雰囲気や退廃的な光景をそのままに、サーバルちゃんがジャパリパークを駆け巡ります。
少しだけあらすじに触れると『PPPとサーバルちゃん率いる新アイドルグループがアイドル頂上決戦を決める(だいたい合っているはず…)』という内容なのですが、勝負という雰囲気ではなく「お互い頑張ろう!」と言った感じなのでとても微笑ましくて平和な物語です。途中で問題が発生したり全身黒タイツのエロいセルリアンが登場するのですが、フレンズみんなで和やか且つ賑やかに解決していきます。
舞台というよりはミュージカル?
「舞台」けものフレンズですが、歌を交えて表現をするところがいくつもあったのでミュージカルチックに感じられました。
メタネタ
二次元と三次元の間の2.5次元ということで、三次元のネタを絡めたメタネタがところどころにありました。
特に印象が強いのが開演してすぐにある「チケットは正規ルートで購入しよう!」というネタ。PPPのライブを見るために不正ルートでチケットを手に入れようと思いついたサーバルちゃんに対してマンモスが言い放つ台詞なのですが、明らかに転売ヤーを意識してますよね。他にもアライさんとフェネックが観客に絡んだりと、舞台ならではのネタを楽しめました。そして例のイグアナのフレンズも…!?
メタネタもやりすぎてしまうと世界観がぶっ壊れてしまいますが、加減をうまく調整していたのかそういったことはなく、むしろ逆にグイグイと引き込まれるくらいの量でした。絶妙なメタネタの加減でしたね!
アドリブ
ところどころで「あれ、これはアドリブかな?」と思う箇所があったので、観終わった後に調べてみたところ、やはりアドリブを交えていました。急な振りに対して即面白い対応をできる役者もいれば少し躊躇してしまう役者もいましたが、しっかりと面白い対応をしようとする姿にはプロ魂を感じました。
このアドリブが気になるために、Gyaoで配信される千秋楽上映を購入してしまいました笑
歌とダンス
そして何よりも盛り上がったのが歌とダンス。既存曲だけでなく新曲も登場します。
最初の『ようこそジャパリパークへ』は登場するフレンズみんなで踊るので圧倒されます。そしてPPPの『大空ドリーマー』はアニメそのままのダンスでありながら、目の前で踊って歌うので断然迫力があります。これが2.5次元のパワーか…!
最後にはみんなで再び『ようこそジャパリパークへ』を歌って踊るのですが、なんと舞台から観客席へと降りてきてくれました。自分の席のすぐそこにイワビーが…!またアライさんも結構近いところで歌い踊ってくれました。正直声優さんについてはあまり詳しくないのですが、しかし観客も巻き込んでみんなで楽しもうという演出は大好きなので凄く盛り上がりました。
あの瞬間、観客も全員フレンズになりました。
ようこそジャパリパークへが流れた途端、右隣に座ってた人がビートを刻み初めてビクンってしちゃった
— 団子@文房具のブログ (@S_dango) 2017年6月17日
私の右隣でビートを刻んでいた人も間違いなくフレンズでした。
総括
舞台けものフレンズ、想像していたよりも凄く面白かったです。「たーのしー!!」という言葉に尽きます。
アニメの世界観やフレンズをそのままに、パラレルストーリーや新しいフレンズを交えてうまくまとまった内容でした。そしてアニメ同様にゆる~い気持ちで観られる舞台でした。
もし舞台けものフレンズの続編が作られるのであればそれもまた観に行きたいですね!それほど満足度は高かったです!
もちろんアニメの続編にも期待しています!楽しみにしていますよ、たつき監督!
2018年1月に再公演決定!
舞台けものフレンズ千秋楽にて、2018年1月に再公演決定が発表されました。内容については特に触れていなかったので同じ話になるのではないかと思いますが、更にパワーアップした舞台けものフレンズに期待したいですね!