厚生労働省によると、長野県が都道府県別の平均寿命で男女とも1位となりました。
長野県が長寿一位となった裏側には、県民をあげてのさまざまな取り組みがあったようです。
長寿日本一
出典:pakutaso.com
厚生労働省が発表する「都道府県別生命表」で、長野県が都道府県別の平均寿命で男女とも1位となり、沖縄に代わる新たな「健康・長寿県」を印象づける結果となっています。
長野県が男性の長寿1位になるのは1990年から連続で、女性は1975年からトップだった沖縄県を抜く快挙をみせています。
かつては長寿でなかった
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長野県の平均寿命は、昭和40年には男性で全国9位、女性は26位でした。
長野県は山あいの土地で、昔から塩で食品を保存する習慣があったため、比較的塩分の強い食事を摂ってきました。
県民1人が一日に摂取する平均の塩分量は、最も多かった昭和61年には15.1グラムと、全国でも高い水準だったのです。
県民減塩運動
長野県が長寿県に変わった背景には、約30年前から取り組んできた「県民減塩運動」があります。
「減塩教室」の開催や「減塩パネル」「減塩カレンダー」の作成や配付などの啓蒙活動を実施したほか、「減塩みそ」の開発も行われました。
野菜を食べようキャンペーン
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また、長野県は「野菜を食べようキャンペーン」を実施しました。
体内の余分な塩分(ナトリウム)を外に出してくれるカリウムを多く含む野菜の摂取増加を促すために、学校給食に地元野菜や旬の野菜を豊富に使うなどして、県民の野菜摂取を促進する取り組みを行っています。
今後の取り組み
長野県が従来の取り組みに加えて行おうとしているのが「生きがいを持った暮らし」です。
高齢者にボランティア活動に参加してもらったり、仕事に就いてもらったりすることで、寿命が長いだけでなく、生活の質を高めていきいきと暮らす「健康長寿」の県にしたいとしています。
以上、減塩と野菜が健康の秘訣!?日本一の長寿・長野県に学ぶ減塩ごはん…でした。