【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題で17日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前では約120人の市民らが土砂降りの中、機動隊によって1時間以上も機動隊車両の間に閉じ込められ、雨ざらしのまま拘束された状態に置かれた。多くの人が雨具を着ていたものの、雨に打たれ続けて体が冷え、寒さを訴える人もいた。
機動隊による排除は正午すぎに始まった。約150人の隊員が座り込んでいた市民らを排除し、石材を積んだトラックなど52台を基地内に入れた。その後、42台のトラックがゲートから外へと出てきた。
こうしたトラックの出入りが続く間、市民は機動隊車両の間に閉じ込められた状態に置かれた。大雨に打たれながら行動の自由を奪われ、寒さのため身を寄せ合う人の姿もあった。17日午前は本島全域で大雨が降り続け、沖縄気象台は午前10時16分、本島地方に竜巻警戒情報を出していた。【琉球新報電子版】
大雨の中、新基地建設に抗議して座り込む市民。この2時間後、機動隊員による強制排除と1時間以上にわたる閉じ込め拘束が実施された=17日午前10時ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前
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