最近頂く拍手メッセージに少し思うところがあるので、書かせていただきます。

    少し長くなりますが、ここ数ヶ月の間にメッセージを送った心当たりのある方はお付き合いくださればと思います。

    ええと、非常に申し上げにくいのですが、最近、なんといいますか、返信しにくいメッセージが多いです。

    具体的にどういったメッセージを頂いているかは伏せますが、何を伝えたいのか意図が分からないものや(私の名前やキャラクターの名前が入っているので、好意的なものだとは思うのですが)、私と友人とのやり取りに触れるもの、日記のようなご自身の話、私の絵からの性的な着想の話など……。

    正直に申し上げますと、少し困っています。
    もちろん、そこに一切の悪意がないことは分かります。
    だからこそ今まで、対応に困っていました。
    楽しくお話しして下さっているのに水を差すことはしたくないし、私のことを好意的に思っているからこそ時間を割いてメッセージを送ってくださっているんだし……と。

    私はただ絵や漫画を描いているだけの普通のオタクで、同人誌を読んで下さっている方に対して自分のほうが高位にあるなんて微塵も思っていません。一般人同士、対等であると思っています。
    私の作品はすべてただ自分が好きで描いているものです。誰かのために描いているわけではなく、自分が描きたいから描いています。
    それにわざわざ好意的な感想を下さる方というのは非常に有難い存在で、活動の支えになっていることは事実です。
    メッセージを下さる方が一人もいなければ、私は描く事を辞めているかもしれません。そう考えると、やはりどうしても感謝の気持ちが大きく、どうしても無碍にはできない気持ちがあります。
    でも、こんな理由で何を言われても喜んでいるフリをして笑顔で返信することって、ただの接待ですよね。
    web拍手、というのは文字通り、拍手、つまり応援の気持ちを送るボタンとして作られているものです。
    上記のようなメッセージを送った方は、そこに私を喜ばせようという気持ちがあったんでしょうか?
    自分本位な書き方になってしまって申し訳ないです。
    ですが、私自身、好きな作家さんにメッセージを送るときは、失礼のないように、喜んでいただけるように、と考えて文章を作ります。相手が上とか自分が下とかではなく、一般的な礼儀だと思います。
    それをどうして欠くことができるんでしょうか……。

    ツイッターや作業配信などで、私のことを身近に感じてくださっているんだろうとは思います。
    崇高な存在として扱われることは苦手なので、親しみやすさを感じて下さるのは、嬉しいことだと思います。

    こういったことを、みなさんの目に触れるところに公開することを非常に悩みました。
    こんな形で、困ったメッセージがあります。と不特定の方に対して公言してしまうことは、今までにメッセージを送ってくださった方全員の『自分の事かもしれない』という不安を無作為に煽ってしまう行為でもあると思います。

    ここまで打っておいてなんですが、こんなこと言うの私だってイヤです。
    だってこんなこと言ったらもうだれも感想くれなくなるかもしれないし………。

    ですが、拍手を使えばみなさんは私にしか見えない形で私にメッセージを送ることが出来ますが、私はそれに対して、公開される場でしか返信することができません。
    名乗って下さっていれば個人の判別は出来ますが、連絡先が分かるわけではありません。
    直接お伝えすることが出来るならそうしますが、その手段がありません。

    この場で本人にお伝えすれば、サイトにアクセスして下さっている方全員に見えるので、それではまるで晒し上げのようになってしまう……と思い、返信に困ったメッセージには返信しない、という対応をすることも考えました。
    それが一番穏便だと、この文章を打っている今でも思います。
    ですがそれでは私の真意が伝わらないままで、何も変わらないので……。

    謝罪の言葉が欲しくて言っているわけではありません。
    ただ、お心当たりのある方に、一度、ご自分がメッセージを送ったときの意図などを見つめなおしていただければと思います。

    無関係な方を巻き込んでしまって申し訳ありませんが、今までの返信をすべて非公開にし、前回から今までの間で頂いたメッセージへの返信は一切致しません、という形をとらせていただきます。
    新刊の感想など、嬉しいお言葉もたくさん頂いていたのに、申し訳ありません。すべて有難く読ませて頂いております!!

    最後に。
    みなさんから頂くメッセージには本当に励まされており、先にも申し上げましたが新刊を描いた後の感想や脱稿前の応援、励ましのお言葉など、みなさんの優しさがなければきっとまどかマギカでの同人活動を続けられていなかった、と思います。
    こんな声明を上げておいて何を今更、と思われるかもしれませんが、私が勝手に困っているだけでメッセージを送ってくださった方々に一切の悪意がないことは重々承知しております。
    今までメッセージを下さったみなさん全員の優しさに、心から感謝しています。そのことだけは分かっていただけると嬉しく思います。

    ご気分を害された方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。
    この記事はしばらく公開した後に削除いたします。




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