E3のXboxプレスカンファレンスにて発表された、スクウェア・エニックスが送るPS4/Xbox One/ PC向けタイトル『Life is Strange: Before the Storm』。前作のメインキャラクター、クロエを主人公とした前日単で、友人だったレイチェルとの物語が紡がれます。
E3のスクウェア・エニックスブースで行われた開発者によるフッテージ紹介では、前作から3年前の髪を青く染めていないクロエを操作。コントローラーで操作して建物の中を散策、様々なオブジェクトや人との関わり合いに選択肢が出現してプレイヤーが行動を決めていく、というのは前作と同じです。車や壁の装飾物をチェックすることで選択肢が出現したり、グラフィックも前作の雰囲気を踏襲した淡い筆のタッチのようなテクスチャで表現されています。手書き文字風のテキストも健在。
「アルカディア・ベイ」にあると思われる山小屋風のライブハウスを訪れたクロエ。ドラッグのバイヤー風の男と接触し、盗んだお金でいけないものを手にいれます。いい気分になってライブを堪能しているクロエのもとにガラの悪い男たちが登場。そこで助けてくれたのが、前作では行方不明となっていたレイチェルでした。
上記の一連の流れは、説明会の参加者の選択で決まっていったもの。不良のクロエだけあって、選択肢のほとんどがイタズラにつながるものなのは今作の特長と言えるかもしれません。お金を盗むことも重要な選択肢として存在するので、健全なプレイヤーにとっては思い切った決断を迫られそうです。もちろん、不良らしくないしおらしい態度をとっていくことも可能。そうした場合に物語がどう展開していくのか気になります。
今作は、前作主人公マックスの時間巻き戻し能力のようなファンタジー要素は見られず、純粋な青春劇として描かれるようでした。開発会社は、フランスのDontnod EntertainmentからアメリカのDeck Nine Gamesにバトンタッチ。前作は日本のアニメカルチャーなどの影響を強く受けて製作したと開発者が語っていましたが、そのテイストがどこまで受け継がれているのでしょうか。
『Life is Strange: Before the Storm』はPS4/Xbox One/PCを対象に3エピソード形式で順次配信予定、8月31日にエピソード1が海外配信予定です。日本での展開は未定ですが、国内リリース希望の声が高まれば何か動きがあるかもしれません。
「イヤホン半分こ」という青春の代名詞的行為を持ってくるあたり、DONTNODの開発陣のおっさんたちの女子力の高さが窺える
今作も百合成分はありそう…ありそうじゃない?
難しい選択肢やステージギミックで「あぁ!巻き戻せない!」と苦悩するだろうから実質ハードモード本番といったところか