NMB46所属のアイドルが結婚したことを受けて、全く個人的な見解である「私がアイドルの結婚恋愛を祝福できない理由を書いています。
さてー!アイドル大好き立川あつです。
私は恥ずかしながら、乃木坂46や欅坂46を応援しているアイドルオタクの一人です。世間からは冷たい目を向けられることも多いので、リアルの方では公言していません。
そんな隠れアイドルオタクの私ですが、先ほど感化できないニュースが飛び込んできました。
アイドル好きでなくてもお馴染みとなっている?AKB総選挙において、異例の結婚発表を行ったという記事です。私の観測範囲の中では、かつて現役アイドルそれもAKBというメジャーなグループで20位にランクインするような人が、辞める前に結婚するということを聞いたことがありません。
詳しい経緯を検索していると、どうやら週間文春にてスクープを取られたことを想定して、先手を打つ形でセンセーショナルな発表を行ったとみられているようです。
この件を受けて、以前から感じていた「アイドルが恋愛しちゃいけない理由」個人的な意見を書かせていただこうと思います。今回は、正確には恋愛ではなく結婚なので、セーフというのはなしでお願いします。笑
アイドル産業を支えているのは恋愛禁止という自主規制である
私は、アイドルがなぜここまでテレビ番組やその他大手メディアの仕事をできているのかというのは、ひとえにアイドル産業が絶大な影響力を持っているからだと感じています。
彼女たちは芸人でもないですがバラエティ番組で見ない日はないですし、モデルを専業にしているわけでもないのにファッション雑誌などにも数多く出演しています。
ある意味これは専業としている人たちにとっては不公平な競争を強いられているような状況のようにも思います。
しかし、この不公平を打ち破るほどの影響力が大手のアイドルたちにはあります。例えば、ファッション誌に出演すればファンは律儀に購入してくれるでしょうし、映画なんかもそうですね。たとえ興味のないジャンルであってもそのアイドルを見に行きたいと思うのがアイドルファンというものです。また、恋愛禁止というプラトニックイメージがあることのメリットは企業として仕事をする上でのメリットにもなっているのかなと。
そういった明確な利益が見込める存在というのはアイドル特有のものなのではないでしょうか。
そしてなぜ、ファンはそういった購買を厭わずアイドルを追いかけるのかといういうと、これは恋愛禁止と無関係ではないと私は考えています。
ある意味アイドルオタクというのは、応援しているアイドルとの疑似恋愛をコンテンツとして楽しんでいるのではないかと思っています。(関係ない人からすると気持ち悪いはなしですが、私は実際そういった側面も含めて楽しんでいます。リアルでは言えない本音ですね。。。笑)
普通の人にとって恋愛が楽しくてその相手を見ていたい、何がしてあげたいという気持ちの代替手段のようにアイドルがなっているのかもしれません。
なので、アイドルの恋愛スキャンダルというのは感化できない問題のです。結婚なんていうのはもってのほか
自分が疑似恋愛を楽しんでいるのに、相手が実際に恋愛をしているということは、妄想の余地がなくなってしまうんですよ。
ただ、そんなアイドルの幸せを応援できないのはどうなんだと言われてしまいそうなのですが、私個人としては「全くその通り」としか言いようがありません。笑
私の足りない脳みそではそんな矛盾に対してなんの答えも持っていないのですが、あえて答えるなら「応援をできるのは、アイドルはやめてからだ」というものです。
正直、年頃の女の子にとって恋愛できないというのは大きな負担だというのは十分理解しています。なので、もし恋愛したいという相手ができたのであれば、その人との関係を尊重するというはごくごく自然なことだと思います。
しかし、その関係を尊重したいならアイドルはやめてからにしてほしいです。
じゃないと、アイドルに憧れて新しく入ってくる人やこれまでスキャンダルを出さずに卒業していった先輩たちが報われないじゃないですか。もちろん、現役でその呪いのような戒律の律儀に守っている人たちもいるでしょう。
そして、なによりアイドルが恋愛OKとなってしまうと、産業としての市場価値をものすごく傷つけてしまうかもしれません。
アイドルの市場価値というのは、常にスキャンダルを出すアイドルとの綱引きではありますが、基本的には恋愛禁止を守って各業界との仕事をこなしてきたアイドルが作りあげていきたものだと思います。
そういった価値を壊して欲しくないという気持ちです。
もし、仮にアイドルは恋愛・結婚をしても良いということが定着してしまうと、今のようにテレビや各種メディアでアイドルを見られる日はなくなってしまうかもしれません。
市場価値の弱まったアイドルには専業でそのメディアで頑張ってる人たちとの勝負に勝てる要素はあまりないでしょうし。
私のようにモテない男にとっては、やはり今まで通り様々な場所で活躍するアイドルを見ていたいです。
ということで、やっぱりアイドルの恋愛というのは祝福できないしだいです。
今回の結婚という特殊なケースについて
正直、今回は恋愛という生易しいものではなく、公式の大イベントで結婚発表という暴挙とも言える行為です。
こちらのツイートなんかはコミカルですがファンの本質を捉えてるんじゃないでしょうか。
総選挙の最中に結婚発表をするアイドル・・・これは・・・ファンから集めた希望のエネルギーを一瞬で絶望へと転換するだなんて、まさかまだこんな効率のいいシステムがあるだなんて思いもよらなかったよ。
— キュゥべえ (@QB0) 2017年6月17日
そして、この発表は運営スタッフはもちろん、ファンやファンじゃない人たちを交えた賛否両論を巻き起こすことは間違いありません。
始めニュースを見たときは「なぜ、そんな裏切りを」と目を疑ったのですが、経緯を確認することである程度合理的な理由が見えてきました。
それは、スキャンダルで暴露されることが決まっていたからでしょう。そして、結婚を考えるほどの付き合いだったため、解雇されることがほとんど確定のコースであることを自覚していたからではないでしょうか。
「どうせ死ぬんであればただでは死なないぞ」という気持ちがあったのかもしません。「ここで、センセーショナルな発表をすれば、今後のメディア活動でも呼ばれる機会が増えるかも」という打算もあったかもしれません。あくまで憶測ですが。
飛ぶ鳥後を濁さず?的な配慮があってくれてもよかったのではないでしょうか。
少なくとも一アイドルファンの目線からすると、イノセントな理由での結婚発表だとは思えないです。
結婚というのは、嫌いな人であっても表面上「おめでとう」と祝福の言葉をかけるものですが、そういった理由から私にはやはり祝福できるような気持ちを持てないでいます。