- 始まりのお話〜AIについて学びたいのでアトムをつくることにした
- 前回のお話〜第5号 頭前半分とチェックスタンドの台座作るの巻
- 今回のお話〜第6号 後頭部にツノをとりつけるの巻
- 今号のコンテンツ紹介
- 組み立て工程
- 子どもたちの反応
- 次回予定
始まりのお話〜AIについて学びたいのでアトムをつくることにした
誰かが言った。
"百聞"は"一見"に如かず、"百見"は"一考"に如かず、"百考"は"一行"に如かず。
AIを学びたいおれは、"一行"として、子どもたちと遊びながらアトムくんを作ることにした。
mroreself.hatenablog.com
前回のお話〜第5号 頭前半分とチェックスタンドの台座作るの巻
第5号を作成した。子どもたちは、これまでにないくらいたくさんのネジを巻いて、だいぶご満悦なご不満。その様子を見て、おれもだいぶ悦に入ってた。ふふふ。
mroreself.hatenablog.com
今回のお話〜第6号 後頭部にツノをとりつけるの巻
早くチェックスタンドを作り上げたい子どもたちに朝早く起こされたのでその記録。
今号のコンテンツ紹介
冊子
今号の冊子はこんな感じ。
目次
- 1. 週刊ロボットニュース〜ウェアラブル音声翻訳デバイスの「ili(イリー)」が大ヒットの予感!
- 2. 最先端ロボットを訪ねて〜ATOMの友だち 英会話学習の"最高の友だち"「Musio」
- 3. ATOMのSPEC大解剖!〜第3回 サーボモーター
- 4. My First ATOM〜鉄腕アトムと私 第2回 遠藤憲一
- 5. 手塚治虫お宝ギャラリー〜光文社 カッパ・コミクス表紙原画
- 6. 組み立てガイド〜後頭部にツノをとりつける
週刊ロボットニュース〜ウェアラブル音声翻訳デバイスの「ili(イリー)」が大ヒットの予感
- 概要(冊子参照)
日本企業の株式会社ログバーが開発した音声翻訳デバイス「ili(イリー)」。
「ili」は、スティック型の翻訳機。日本語で話した言葉を瞬時に英語に翻訳して発話するデバイス。また、その逆も然り。英語を日本語に翻訳して発話することもできる。
注目はその反応速度で、なんと最速0.2秒というスピードで他言語への翻訳をしてくれる。
対応言語は日本語・英語・中国語で、今後他の言語も増える予定。
「ili」は旅行に特化した辞書を搭載し、的外れな翻訳を削減。インターネットにつなぐ必要もない。
端末は貸与で、利用料金は初期費用を除き月額3,980円。今年6月から法人向けにサービス開始。
- コメント(おれ)
これを手に持ってさえいれば、英語圏の人ともコミュニケーションできると!ほとんどドラえもんの翻訳コンニャクじゃん!
昔、英語ができないおれは、とある海外研修に数週間行ってみじめな思いをしたことがある。*1
この「ili」があれば、あのときのおれはもう少し戦えたんじゃないだろうかと。英語になるだけで1%の力も発揮することができないおれを救ってくれたんじゃないだろうかと。
で、調べたんだけどさ、
ビジネスでも使えますか?
→交渉や商談は苦手です。
iliは「旅行」に特化した翻訳機のため、商談・交渉・医療現場・専門用語などの翻訳は苦手です。
戦えないやん!笑
…しかし、次おれが海外に行くときには、交渉や商談にも対応したものに進化している可能性があるだろう、いや、ある。願う。というか頼む。マジで頼む。応援します。
(参考URL)https://iamili.com/ja/
ATOMのSPEC大解剖!〜第3回 サーボモーター
今回は、前回のRaspberry pi 3に続き、サーボモーターの紹介。
サーボモーターはすでに1個おれの手元にある。
mroreself.hatenablog.com
- 概要(冊子参照)
ATOMのサーボモーターは、ATOMのために開発された特別製。筐体の設計を担当した「富士ソフト」と「日本電産」のグループ会社がタッグを組んで行った共同開発により、筐体の静かでスムーズな動きを可能にした。
アトムの関節部に全18個内蔵。
- ATOM用サーボモーターの秘密
- 静粛性
ATOMはコミュニケーションロボット。ユーザとの対話の中で手足を動かしながら会話やダンス、歩行を行う。そのうえで音声認識をする必要もある。だから、対話を妨げない静粛性が絶対条件。
→おれのコメント
確かに、アトムが「ウィーンガシャン、キュイーン、ギュルルル」みたいなロボット音を出してたら違和感がある気がする。すごくこだわられてるなぁ。
- 良好な制御性
ATOMは、「鉄腕アトム」のイメージを大切に考えている。人間の子どもと同じように動いている原作のイメージを損なわないよう、そのスムーズかつかわいらしい動きを再現するために、良好な制御性が必要。
→おれのコメント
確かに、アトムが一歩歩くごとにカクカクしてガチャン、ガチャン歩いてたら、あれ?アトムくん大丈夫?という気がしてしまうだろう。モーターの制御一つとってみても深いなあ。
- 小型化
オリジナルのプロポーションを再現するために邪魔にならない大きさである必要。それに、ATOMは他のロボットと違く、サーボモーターを筐体からはみ出させるわけにもいかない。加えて他の必要機能も含めて、全高44cmのなかに収められるよう、小型化・軽量化が必要。
→おれのコメント
「鉄腕アトムに限りなく近づける」という方向性が、あらゆる部品を作る方々の方針(筐体からはみ出すわけにはいかない、とか)となって、知識や創意工夫があって初めて実現されたモーターなんだ。
すこし余談だけど、
鉄腕アトムを実現しようと動いている方々もすごいのだが、ここで改めて思ったのは、鉄腕アトムを考えた手塚治虫先生の凄さ。
60年も前に鉄腕アトムというコンセプトを完成させている。それが、60年経って、さまざまな会社がコラボして多くの人が一致団結実現しようとするほどに愛されてる。
鉄腕アトムが無ければ、ATOMプロジェクトは無いわけで、
ATOMプロジェクトが無ければ、サーボモーターの静粛性・制御性・小型化という要素技術の発展も無いわけで、
それが無ければ、この技術でこれからできるであろう可能性も無いわけで。。
夢を描く力って言うのかな、新しい世界を作る上での始まりをつくる、世界に必要な力。磨きたい。
付録
- 特になし
組み立て工程
- 後頭部を組み立てる
- ①に②をはめて、⑤で1箇所止める
→今回は、はめてネジまわして終わってしまった。子どもたちは、前号の満足感が今号の期待に変わっていた分、使わなかった部品③④を兄弟で取り合いしながら、え、もう終わりなの…?という感じだった。笑
子どもたちの反応
- これ、この前の顔とくっつくんじゃない?あと1つ作ったら首が動くんだよね!(幼児 兄弟)
- そうだね、次でいままでのが全部合体するんだよ、きっと!楽しみだねー!(30代 男性)
次回予定
第7号 チェックスタンドを完成させ、頭部用サーボモーターにIDを書き込む
続く
*1:海外研修、それはグローバルで同じ年次の人が集まって、グループ形式でいろんなことを学ぶ研修。 おれのテーブルには、アメリカ人、カナダ人、インド人、オーストラリア人、中国人、ネイティブ日本人おれといった構成。 ことあるごとにテーブルでディスカッションがあったのだけど、おれだけ周りとコミュニケーションがとれない状況になる。 どんな状況かというと。まず、グループディスカッションが始まるとき、いまなにが話のお題なのかがわからない。まわりが言っていることもわからかい。そしてなにを最終的に出すのかもわからかい。 しかもそれを周りの人につたない英語で聞いても、返された回答が英語でわからなかった。 まさに、一人バベルの塔状態。どうしておれの言語だけを変えてしまったの、神様。。 そんなときに、さらにつらかったのは。このパートは君がプレゼンしてねのようにたぶん言われ、チームでの発表なのだからと断りもできず、50人くらいの前に立たされる。 おれのパートが回ってくる。 たどたどしくも英語で話そうとしたが、うまく言葉が出ず、結論だけ英語を読んで、その説明部分で「ワッキャナイセイ、、ブラブラブラ…」と言って終わらせたことがあった。 日本語にすると、結論の説明部分で「なんて言えばいいんだろう、、なんとかかんとか…」。 そしてその50人くらいのクラスルームは、しーんとなった。多くの人はきっとこう思ったに違いない。 「あの日本人、なにしにこの研修に来てるんだろう…?」 おれが聞きたいわ!!