2%の物価安定目標の達成がまだ見通せないにもかかわらず、金融緩和からの「出口」に対する市場の関心は高まるばかりだ。緩和脱却に向けた道筋はどうあるべきだろうか。「提言・出口戦略」第4回は、一橋大大学院で経済学研究科の教授を務める齊藤誠氏に聞いた。
――日銀の長短金利操作が実効性を増しているとされるものの、肝心の物価は上がりません。
「皮肉なことだが、物価が低迷しているからこそいまの政策が機能している…
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2%の物価安定目標の達成がまだ見通せないにもかかわらず、金融緩和からの「出口」に対する市場の関心は高まるばかりだ。緩和脱却に向けた道筋はどうあるべきだろうか。「提言・出口戦略」第4回は、一橋大大学院で経済学研究科の教授を務める齊藤誠氏に聞いた。
――日銀の長短金利操作が実効性を増しているとされるものの、肝心の物価は上がりません。
「皮肉なことだが、物価が低迷しているからこそいまの政策が機能している…
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