初めまして、Naokiです。
初回の今日は、ニュージーランドの保育園にあって、日本の保育園にないものを紹介します。
①靴箱
靴箱というと、日本だとちゃんとした棚で、上履き入れを想像すると思いますが、ニュージーランドの靴箱は、
ただの箱!
ニュージーランドの子どもは、とにかく裸足が好きなので、靴を脱いだらその、ただの箱に入れることになっています。
が、靴や靴下が片方しか入ってなかったり、砂だらけの靴が一番上に置かれ、下にある靴が砂まみれになっていたり、なぜか、ジャンパーが靴箱に入れられていたりと、なかなか面白い状況です。
②ペーパータオル
ニュージーランドの保育園では、大人も子どももペーパータオルを使っています。
衛生的ではありますが、日本人の僕からすると、どうしても「もったいない!!」という気持ちが出てきます。
ちなみに日本で働いていた保育園では、子どもたちにハンカチを持ってくるようにお願いしていて、保護者の方たちも協力的でした。もったいないという文化や、みんなが持ってくるから持って来ようという協力体制が日本的ですよね。
③先生たち専用の牛乳
日本の保育園では、休憩室にコーヒーや紅茶はありましたが、牛乳はなかったです。さすが酪農大国ニュージーランドですね。うちの保育園では、スタッフ用の冷蔵庫に常に2リットルの牛乳が2本以上常備されています。
先生たちがシリアルを朝食や休憩の時に食べるので、よく牛乳を消費するからなのですが、僕は、自分の朝食用の牛乳は自分で買わなきゃ申しわけないという感覚ですが、保育園側は先生たちのために置いてあるのだから使っていい、ということなので、驚きました。
それぐらい牛乳は、ニュージーランド人にとって、重要アイテムのようです。
④ポートフォリオ(ラーニングストーリー)
これはニュージーランド特有のもので、子ども一人一人の発達の記録です。これはとても面白いので、日本の保育園で働く機会があれば取り入れたいと思っています。
内容や書き方については、次回以降、書いていきたいと思います。
- 興味がある方は僕のブログでも書いていますのでどうぞ。
- http://ameblo.jp/hoikushi-nz/entry-12259470024.html
⑤先生用のゴム手袋
これは、子どものおむつを替えるときに、毎回先生たちがつけるゴム手袋の事です。
ペーパータオル同様、子どもと先生の衛生面をしっかり気を付けていることが分かりますね。
⑥子ども用工具
ニュージーランドの保育園に行くと、必ずと言っていいほど目にする、工具たちです。のこぎり、トンカチ、くぎ等と共に木の廃材が置いてあり、子どもたちが自由に日曜大工を体験できます。
しかし、日本人の感覚でいくと「3~4歳の子が、トンカチを使うなんて、危ないんじゃないか?」と思いますよね。僕も最初は、子どもが自由にのこぎりを使う環境なんて信じられないと思い、気が気ではなかったです。 しかし、驚くべきは保護者の方たちの意識!
「家で出来ない経験をしてほしいから、保育園に連れてきている」という意識が前提にあるので、保育園で子どもが小さなけがをすることに対して、それほどネガティブな意見のない家庭が多いのです。これは、日本でしか保育士をしたことがなかった僕には衝撃の事実でした。
次回は、なぜ僕が海外で働こうと思ったか、どうやって就職活動したかについて書こうと思います。
お付き合いよろしくお願いいたします。
- Naoki Yajima
- 日本で7年保育士として働き、保育の修士号を取得した後、ニュージーランドに移住。
- オークランドの保育園で働いてもうすぐ2年です。