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イラスト・漫画などの人物の「体」を描くかんたんポイント集

ライターさん(最終更新日時:2011/12/29)投稿日:

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はじめに

前回、顔の描き方のポイントを描きましたが、
実際には「体」が描けなくて困る人が多いと思いましたので
今回は体のポイントについてまとめてみました。

本来は解説書や講座サイトを参考に人体の構造から学ぶのが一番いいのですが
あくまでとりあえず形だけでも立ちポーズを描きたい人向けに
半分基本、半分自己流で書いていきます。

ステップ1:まずは頭身を決めよう

頭身による体の比較

なに、このマネキンと思うでしょうが、そこではなく体の大きさの違いを見てください。
基本的に漫画やイラストの人物の描き方でよく言われるのが
「頭身のバランス」についてです。
何も考えず頭からいきなり描いて、体が大きかったり、逆に頭でっかちになったり、
下半身が頼りなかったり、胴が長かったりなどいろいろありますよね。
頭の縦のサイズ」を基準として何個分の高さの身長かを表すのが「頭身」ですが、
最初にこれをはっきりさせることで最終的に仕上がる絵のイメージがつかめます。

比較図は5頭身から8頭身までを比べていますが

頭に対して体や足の比率が小さい方がより子供に近く
頭に対し体や足の比率が大きくなると大人やモデルに近くなります。

また、体と足の割合を変える事で、スタイルに変化がつけられます。
例えば、同じ7頭身でも体2.5:足3.5にするとスタイルのいい人物になります。

ステップ2:アタリから人物へ

頭身からアタリを描こうそれでは、頭身を理解できたら顔と同様にアタリを取ってみましょう。
ここではわかりやすく、一般的な日本人体型を上げてみました。

女子が6.5頭身、男子は7頭身です

まず頭の大きさに合わせて線などで目印を引いておくといいでしょう。

あとは図を参考に体や足の長さなどを見て
円や円柱でブロックを置くようにアタリを描いていきます。
この時、体の「関節」を意識して、
各ブロックをつないでいくようにすると形が付いてきます。

一般体型を描いてみようアタリから実際に描き起こしたものが上の図です。
頭身を決めて目印をつけ、アタリを取ることで
なんとなくでも体のバランスの取り方が
わかってきたのではないかと思います。

これを応用していくとキャラクターに幅を持たせることができます。

一般体型とモデル体型
また、バストアップの絵だけや腰までしか入らないイラストでも
目安として同じように頭何個分か決めておくと
きちんとバランスの取れた人物になります。
後は、この上に着せるつもりで衣服を描き入れるとOKです。

ステップ3:性別を描き分けよう

ここまででまだよくわからない人の場合は
身長による差や、各関節の位置ではなく
細かい人体のポイントでつまずくと思いますが、
特に男女の描き分けなどが難しいのではないでしょうか。
最近は現実でも男女の性の格差は少なくなってきていますが
漫画やイラストにおいては「相手に伝わるように描く」ことが重要ですので
キャラクターが中性的であるなどの設定が無い場合は
きちんと描き分けをするとより魅力を伝えやすくなると思います。

個人的に男女の体型の描き分けは男子は肩幅広めでがっちりと角ばったイメージ、
女子は腰(お尻)幅があり全体的に丸みのあるイメージなので、
オリオン座」と「ひょうたん」に例えて考えると描きやすいですね。


男女の体型の比較ポイント後は描き分ける男女の特徴的なポイントを12項目に分けてみました。

(1)顔

眉はキリッと、瞳は小さめに。鼻や口は気持ち大きめに。
 眉と目の間は狭いほうが男らしく見える。
眉は細めに、瞳は大きめに。鼻や口は小さめに。
 眉と目の間は適度に離す。
(2)髪
気持ち硬めに、少し直線的に。
やわらかめに動きをつける。
※流行やキャラクター性に合わせて柔軟に対応しよう。ヘアカタログなども参考に。
(3)輪郭
角ばったイメージで、あごを少し大きめに。
丸いフォルムで、あごを小さめに。
(4)首
やや太めに、がっしりと。のど仏を意識するとさらに男性的に。
やや細めにするっと描く。
(5)肩
関節や筋肉を意識して描く。強さを出したい時はいかり肩にしたり、筋肉を増やす。
なで肩気味に丸みをつける。やせている子は関節を意識する。
(6)胸
気持ち平たく。マッチョな場合は少しふくらみがあってもいいがほどほどに。
丸みをつけてふんわりと。サイズはお好みで。
(7)腕
筋肉や関節、筋などを意識する。
あまり筋肉をつけずすらっとやわらかい曲線で。
(8)胴・腹部
くびれを大きく作らず腹筋あるいは肋骨を意識する。
くびれをしっかりつけ、極端に腹筋や肋骨を描き過ぎない。
(9)手
大きめに。なるべく指先を丸めに、関節や筋をしっかりと。
気持ち小さめに。指先は少し細めに、関節はあまり強調しない。
(10)股間
適度な凹凸表現を。
下腹から下に行くにつれ引っ込むような感じで。
(11)脚
腕同様、筋肉・関節・筋などをはっきりめに。
腕同様、やわらかく丸みのあるラインを意識して描く。
(12)足
がっしりと大きめに。
なるべく小さめに。

数が多くて面倒だと思っても、基本が頭に入っていると
アタリなしでもいきなり描き分けがスムーズにいきます。
ここから、男女差を強調したり、逆に中性的にしていくことも可能です。

ステップ4:いろいろな向きも描こう

何とかある程度体の描き方が見えてきたと思いますが、
慣れてきたら他の向きも描いてみたくなるはずです。
これも顔同様描きやすい向きから慣れていくとわかりやすいと思います。

体のいろいろな向きアオリやフカンはパースの利かせ方によって見え方がまた難しいので
実際に写真を撮って確認したり、モデル人形などで確認したりすると
よりわかりやすいと思います。

基本的に、アオリの際は頭が小さく足が大きめになり
フカンの場合は頭が大きく足が小さめになります。

おまけ編:「萌え絵」について

最近非常に増えてきた質問に「萌えキャラの描き方」があります。
人によって萌えの定義が異なる場合もあり、絶対というわけではないですが
自分なりに検証してこういう風に描くと「それらしくなる」ポイントをご紹介したいと思います。

一般向け漫画絵と萌え絵のバランス
萌え絵の基本となる絵の年齢が結構低い場合が多いので
頭身はあまり大きくしないで体を小さめにするといいでしょうか。
萌え絵は髪型や顔、ポーズにこだわりを持つのが一番ですね。

体は情報量が多い分だけに難しいことも多いですが

少しでもわかる部分から試しに実践すると、「顔だけイラスト」から卒業できます。

あとはちょっと手足に動作を加えたりするとさらにポーズが生まれます。

体を描くのに苦手意識を持たず、とりあえず全身描く事を目標として

自分なりのキャラクターを描いてみてくださいね。

11/25:「頭身による体の比較」の図の見苦しい点を修正。一部加筆しました。
12/23:手のポイント集のURLを関連ノートとして追加しました。
12/29:髪のポイント集のURLを関連ノートとして追加しました。

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