10代の頃は球場で「ビールいかがっすか!!?」って叫びエアー売り子をやっていたでででーさん(@d3_dayo)です!
エアー売り子ってのは冗談で、ガチで高校の3年間は神宮球場でせっせとビールを売っていたわけですが…そのことをこのブログ開設当初に書いたところ、なんだかストック型の記事としては一番優秀なようで、よく検索流入から読まれる記事になっているようです(本当はPCとかスマホの記事がそうなることが個人的には理想なんですが…(^_^;))
そして、果たしてどんな検索ワードでこの記事に入ってくるのかを調べてみたところ、流入してくる方が求めている情報が必ずしも以前書いた記事には含まれていないような気もしたので、ちょっともう少しかゆいところに手が届く感じで、今回は球場の売り子というバイトの体系とか裏側とか掘り下げてみたいなあって思いました。
まず、以前書いた記事はこちらです!売り子というバイトの概要は一応ザックリとまとめているので、この記事を先に読むと全体像が掴めるのではないかと思います!
d3dayo.hateblo.jpで、今回の記事では流入してきた検索ワードから気になるもの(これは書いたほうがいいなというもの)を拾って、もう少し売り子バイトを実際に経験していないとわからないようなことも書いていきますね!
売り子の髪型
これ、けっこう検索ワードの上位に入っていました。今はどうなのかわからないけど(最近、試合もほとんど観に行かないし)私の頃は基本的に自由でしたね!時代が時代なので、白髪とか銀髪とか金メッシュとかけっこういましたし、たまぁにちょっと不良っぽい子はパンチパーマとかもいましたし、ドレッドヘアーとかもいましたよ!(頭でかくてユニフォームの帽子被れないというね…)
売り子という仕事の指示系統を解説すると、売り子の上にはチェッカーというビールの売上を管理したり、売り子のビールを補充したりするこれまた大学生バイトがメインの役割があるんですが、その上の階層が社員になります。で、あんまり奇抜な頭をしていると、体育会系の社員からはけっこうイジられたりもしますが、まあイジられる程度です。怒られたり咎められたりという感じではなかったので、実質自由でした!
球場のお客さん
これも検索ワードの上位でした!以前の記事でも書いたんですが、売り子という仕事は歩合制なので、稼ごうと思うならやはり常連さんを作るというのは大切なことです。ただ、いろんなタイプのお客さんがいて、必ずしも売り子や球場から何かを買うわけでもないし、ここでは売り子目線で球場のお客さんを何パターンかに分類して紹介してみたいと思います。
毎試合観にくるが絶対に球場で物は買わないお客さん
シーズンシートを購入して主催試合は全て観にくるお客さんはけっこういます。ただ、やはり毎試合、球場で食べ物・飲み物を買っていたらけっこうな負担になります。球場って何もかも無駄に高いですからね…。球場そのものに対する常連さんであればあるほど、実はあまり売り子から物は買わないかもしれないですね!
私ももし、贔屓のチームがあって、野球が好きで、シーズンシートを購入して毎試合観にいくようなら多分そうしますね。基本的に食べ物・飲み物は持ち込むでしょう!でも、ひとつ問題があって、球場は缶とか中に持ち込めないので(忍び込ませればどうとでもなる感じの警備体制ですけど)ビール党の私は結局、中で買うことになるという…(笑)
女子の売り子からしか買わないお客さん
はい、私も確実にそうするでしょう!わざわざ「汗臭いむさ苦しい男の子」からビール買いたかぁないです…。ただ、別に球場行く目的が売り子っていうのは…私の感覚的にはありえないんですが…でも、球場には一定数ですが、野球なんてどうでもよくて、売り子のオネーチャンを口説きにくるのが目的のお客さんっていました。
本当に試合なんて全く観てないんですよ。そういうお客さんはお気に入りの売り子が必ずいるので、たまに「汗臭いむさ苦しい男の子」である私が呼ばれたと思ったら…「おい、ニーチャン!◯◯を呼んできてくれ!」って、私はキャバクラのボーイじゃありませんよ(笑)
で、仕方ないから呼んできてあげたりしていたわけですが、もうね本当にひたすら口説くわけですよ。「◯◯、今日試合終わったらご飯食べに行こう」とか「そろそろ電話番号教えてくれよ~!けっこうビール買ってあげたじゃん!」とか…まあ、要はキャバクラよりも安上がりなキャバクラとして、球場に通いつめている人もいたというわけです。
男子の売り子からしか買わないお客さん
まあ、野球に興味なくて売り子に興味があるお客さんというのは何も男性だけではありません!女性のお客さんでも一定数はいましたよ。私も「電話番号教えてくれたら100本買ってあげる」と言われたので、若かりし頃の目先の欲に溺れる私は電話番号教えて、本当に100本買ってもらったことありました(笑)
とはいっても、当然ですが100本を1試合で飲めるわけではないので、20試合くらいに分けて1試合5本ずつくらい買ってもらっていましたが、その間は夜な夜な毎日その人から電話がかかってきて(しかも長電話だし…相手は高校生の男子だぞ!って感じでしたが…)消費カロリーはけっこう高い感じでしたね~Σ(´∀`;)
チップをくれるお客さん
私は日本人ですからチップという感覚をあまり持ち合わせていないのですが…いや、もし超かわいい売り子さんならチップあげちゃうかも(笑)とは思うんですが、私のような「汗臭いむさ苦しい男の子」でもけっこうチップをもらえる機会というのはありました。
以前の記事でも書いたのですが、私が1人のお客さんから戴いたチップは最高で1万4千円!このチップは財布をなくした日の試合で戴いたものだったので、大変大変ありがたいものでした!
まあ、その方は私にチップをあげたかったというよりも、ちょっと麻生◯郎さんのようなちょい悪ジゴロ風のおじさまで、両サイドに美女を侍らかしていたので、要は「気前の良い俺ってばカッコイイでしょ!?」っていうアピールを両サイドにいる美女に向けて発信したかったからなんだと思いますが…でも、大変ありがたいものでした!
さすがに諭吉さんが出てくるチップを戴いた経験というのは…野郎の私にはその1回しかありませんが、それこそ5,000円くらいまでのチップなら、けっこう星の数ほど戴く機会がありました!気前良い人ってけっこう多いものですね~!
絡んでくるお客さん
売り子自体は別にヤクルトファンだから神宮で働いているってわけではないんですけどね。普通に考えればわかることなんですが…。でも、けっこうビジターチームのファンの方は絡んでくることありましたΣ(´∀`;)
特に阪◯ファンとか…。私も当時は熱狂的な◯神ファンだったのであえて書かせて頂きますが、けっこう心が痛くなる絡みでした!いや、むしろ、私は子供の頃からずっと野球をやっていて、野球を始めたきっかけそのものがタイガースでしたし、試合も相当数観にいってたので、そうやって絡んでくるファンよりも自分では筋金入りのファンだと思ってましたからね!
当時は、なんで「にわか阪◯ファンのアンタにそんな絡まれ方されなきゃならないんだよ!こっち筋金入りやぞ!」
って思ってました(笑)
しかも、昔はたまにそれが大事件に発展することもあって、たまたま旗を踏んでしまった売り子が応援団に暴行されたなんてことも確かありました。
女子の売り子に金品を貢ぐお客さん
『女子の売り子からしか買わないお客さん』に被るところではあるのですが、売り子さんへの熱が高くなりすぎると金品授与という作戦に移行するパターンが常でした(お金のあるお客さんは)それこそ、私が働いていた当時にナンバーワンだった女子の売り子は卒業時にブランド品の財布とかバッグなんて序の口で、車もらったりしてましたからね(笑)
個人的に気になるのは、こういったお客さんはシーズンオフはどうしてるんでしょうね?キャバクラ通いなのかな?プロ野球はご存知の通り、11月~2月はストーブリーグと呼ばれるお休みに入ってしまうので、この間は「キャバクラ JINGU」も営業しないわけですからね(^_^;)
女子の売り子大好きが行き過ぎてしまったお客さん
ストーカーという言葉って今でも使いますかね?私が売り子として働いていた時代は、この言葉がめちゃくちゃ浸透して、ストーカーを題材にしたドラマなんかもけっこう流行った時代なんですが、女子の売り子のことを好きになりすぎてしまってストーカーになってしまうお客さん…一定数いました。
しかも、中には筋金入りのストーカーさんもいたようで…警察沙汰になって報道された方なんかもいましたね。女性で売り子のバイトをやっている方・やることを考えている方は、このあたりもちょっと判断材料として加えたほうがいいかなとは思います。あんまり変な気を持たせると危ないっちゃ危ないので本当に注意!
選手と結婚するお客さん
番外編です!球場における人間交差点というのは、何も「売り子とお客さん」だけではなく、主役である「野球選手」が登場したりもします。私が知っている熱狂的なファンの女性は、どうやって接近したのかまではわかりませんが、当時なかなかの有名選手と結婚しました。
ちなみに、女子の売り子だと選手からナンパされたり合コンに誘われたりということはけっこうあるみたいです。当時、選手と売り子の通用口は同じだったので、出会いはあるといえばあるんですよね。私も当時の有名選手から、たまに気まぐれで話しかけてもらえることはありました。
売り子は臭いのか?
これも検索ワードの上位…こんなこと調べたい人けっこう多いみたいです(笑)
これって調べている人は「売り子」かな?それとも「お客さん」?
ぜひ、できるものならそこまで解析してみたいものですが…
さて、売り子は臭いのかどうかという点ですが、私は「けっこう臭い売り子は多いな」というのが正直な感想です(笑)
いやいや、でも仕方ないんですよ!だって、めちゃくちゃ汗まみれになりますもん!真夏の試合なんてプレイボールの前からスタジアムに出ますけど、何もしてなくても汗かくのに、ましてや重いタンクや桶を担いで走り回ってますからね…(-_-;)
個人的にキツかったのは、売り子自体の汗臭さよりもユニフォームの汗臭さでした。あれって貸しユニフォームなので、毎回使い回しで自分専用のものというのはありません。もちろん、社員が毎回しっかり洗っているんですが…それでも汗の臭いがとれないんです!
なので、現場についてユニフォームへ着替える度にくっさくて…気持ちがとても萎えました(笑)
まあ、基本的に売り子という仕事は「使い古した柔道着」くらいには臭い思いしなきゃいけないので、臭いの苦手な方はやめておいたほうがいいかもしれませんね(^_^;)
臭いのイメージはこんな感じですから…。
売り子の恋愛事情
これも検索ワードとしては上位だったんですが、これは確かに興味あるでしょうね!わかります!特にこういうの検索してるのは現在売り子としてバイトしている若い女の子かもしれませんね?(コイバナとか好きですもんね)
普通に売り子同士で付き合ってるなんてことはよくありました!私も売り子やってる時に球場で出会った彼女いましたし…よく一緒にどこか遊びに行ったりもしました。
あとは女子の売り子と、そして「チェッカー」と呼ばれる、広義で言えば売り子を管理する層の大学生が付き合ってるというケースもよくありましたね。
以前書いた記事でも書きましたが、売り子のバイトをする女子ってけっこう可愛い子(そして自分の容姿に自信がある子)が多いと思うんです。東京ドームなんて、ハッキリと顔面接要素があるらしいですしね?(真相は定かではないけど、私は働いている子からそう聞いてました)
もちろん、容姿もいろんな人がいるわけですが、少なくとも私にとっては通っている高校よりも「可愛い子は多かった」というイメージは未だに根強いです。ましてや、高校生くらいだとまだまだ自分が住んでいる地域以外の人と出会うことは、それ自体が新鮮ですしね!
売り子経験のある人はわかると思いますが、すれ違いざまに「お疲れ様です!」って言うじゃないですか?あの場面で他のこともいちいち話しかけてくる男子の売り子は…自分に興味があるか、もしくは単にチャラい売り子だと判断しても良いと思います(笑)
きっとそのうち、帰り際とかにLINE聞いてきますよ(笑)
おわりに
というわけで、以前書いた『球場でビールの売り子をやっていた時の話』を今回は少し掘り下げてみました。
これからドリンク系の売り子にとってはゴールデンシーズンに入ります。暑くなってまさに稼ぎ時で、神宮球場では花火大会もありますし、プロ野球以外のイベントでも売り子の出動はあるので、お小遣い稼ぎやすい時期になりますね!
もう、私が売り子をやっていた時代なんて相当に昔のこと…となってしまったので、記憶を呼び起こすのがなかなかに大変でしたが、でも書きながらいろいろと懐かしい情景が浮かんできたり、書いてよかったなあって思いました!
なんだかんだで何年か球場に足を運べていないので、今年こそはぜひ球場に行きたいと思っています!
そして…売り子のオネーチャンからビール買うぞ!(そして、肉まんさんからめっちゃ白い目で見られる…どころか…喧嘩に発展するかもしれないのでやっぱりやめておきますw)
そうだ!そうだ!
この方も売り子をやっていて(しかも8年!私よりも長い!)以前に私の記事を言及してくれたんですが、同じく売り子に関する記事を書かれていて、私も楽しく拝読させて頂きました!
www.nzryomiyu.com
以前書いた『球場でビールの売り子をやっていた時の話』はこちら!
d3dayo.hateblo.jpでででーさん
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