「疲れがなかなか取れないんです...」
「常に感じる疲労感。どうにかならんもんか」
「寝起きなのに体が重い」
、
、
、
慢性疲労。
それは、日本人の約4割が抱えている問題であり、その経済損失は1兆2千億円に上るとも言われています。
今回の記事では、蜂蜜がいかにその慢性疲労に効果を発揮するのかをまとめてみました。
この記事を読むことで、あなたが悩み続けてきた疲労感を取り除けるかもしれません。
目次
- 目次
- 豊臣秀吉も愛したスタミナ食材
- 疲れの種類
- すばやくエネルギーになる
- ビタミンB1で効率よくエネルギーに
- カルニチンの原料に
- 成長ホルモンどばどばで体細胞修復
- トリプトファンで睡眠の質向上
- 腸内環境を整える
- 活性酸素を除去
- 食べるタイミングは夜がベスト!
- 日中に飲むなら果実とあわせて
- はちみつ王子からあなたへ
豊臣秀吉も愛したスタミナ食材
ー農民から天下人へと駆け上がった男ー
そんな日本一のサクセスストーリーを持つ豊臣秀吉は、スタミナ向上のために「太閤スープ」というものを常飲していました。
太閤スープとは、お肉やにんにくを煮込んだもので、その一部に使われていたのが、はちみつ。
当時のはちみつは高級品ですから、秀吉が生はちみつの効果に注目して使用していたのは間違いないでしょう。
では、生はちみつの凄さも実感したところで、具体的に生はちみつがどんな風に疲れに効くのかを紹介していきます。
疲れの種類
疲れの種類は2つ。
「精神的疲労」と「身体的疲労」です。
精神的疲労とは、
ストレスによって引き起こされる心の疲労。
「朝、目覚めたときから強く感じることが多い」
「休息をとったとしても、疲れがとれた感じがしない」
「身体を動かすことで、疲労感が軽くなる」
「なにが原因なのかは個人差があるので特定することがむずかしい」
「時間の経過とともに慢性化しやすい」
身体的疲労とは、
活動することによって引き起こされる体の疲労。
「1日の経過とともに徐々に強くなっていく」
「休息をとれば、老廃物が取り除かれて回復する」
「肉体的に疲労しているので、運動をすると余計に疲れる」
「身体に負荷を掛け続けることで疲労が溜まる」
「数日で回復することができる」
今回は、生はちみつを使った体の疲れを取る方法をお伝えします。
すばやくエネルギーになる
生はちみつの約80%はブドウ糖と果糖という単糖類。
単糖類というのは、多糖類に比べて分解する労力を要しないので、エネルギーになるまでの時間が短いです。
食後約20分でエネルギーになるといわれています。
(スポーツ選手が蜂蜜を栄養ドリンクに入れているのもこれが理由)
また、ブドウ糖が脳のエネルギーになるためのビタミンB1や、血糖値の急上昇を抑えるカリウムも含まれているため、血糖値の乱高下などもあまりなく、より効果的に体のエネルギーとなるのもうれしい特徴のひとつです。
ビタミンB1で効率よくエネルギーに
人が糖質を取ったとき、そのままエネルギーになるわけではなく、糖質をATPというエネルギーに変える必要があります。生はちみつに含まれるビタミンB1は糖質をATPに変える過程でなくてはならないものです。
また、疲れがたまると体内に発生すると言われている乳酸もエネルギーに変えてもくれる優れもの。
いわば糖質とビタミンB1は馬車の両輪です。片側だけがあっても意味がなく、二つそろえて初めて人は筋肉を動かすエネルギーを補給することができます。
つまり、
糖質とビタミンB1の両方を含む生はちみつを採ることで、効率よくエネルギー補給することが可能!
カルニチンの原料に
脂肪。
一見、醜いものとされていますが、れっきとしたエネルギーの貯蔵庫です。
そんな貯蔵庫からエネルギーを引き出す夢のような物質がカル二チン。
これはアミノ酸から生成されるビタミン様物質(人が体内で作ることができるビタミンに似た働きをする物質)の一種。
このカルニチンの原料は、
・リジン
・メチオニン
・ビタミンC
・鉄
・ビタミンB6
・ナイアシン
はい、すべて生はちみつに含まれています。
生はちみつによる脂肪燃焼について詳しく知りたいあなたはこちらの記事がオススメです。
成長ホルモンどばどばで体細胞修復
あなたが日々生きているだけで筋肉、骨、体組織、細胞は傷ついていきます。
その傷ついたものたちを修復してくれるのが、成長ホルモン。成長ホルモンは睡眠の質と関係が深いといわれており、一番の敵は睡眠不足です。
疲労がなかなか抜けない場合は、成長ホルモンが足りていない場合があります。
生はちみつには成長ホルモンを分泌する嬉しい2つの特徴があります。
1. 成長ホルモンの材料となるアルギニン(アミノ酸の1種)が含まれている
2. 睡眠初期に使うエネルギーとなり、成長ホルモンが分泌される深い眠りに素早く入れる
理想的なのは、空腹の状態で寝る1時間前にそのまま舐めること。
成長ホルモンどばどばで最高に疲れが取れます。
生はちみつの睡眠の質への効果を知りたいあなたはこちらの記事がオススメです。
トリプトファンで睡眠の質向上
お次も睡眠の話ですが、今度は睡眠の質をあげる話。
睡眠の質を左右するひとつの要因は、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌量。
規則正しい生活を送っていると21時ごろから分泌量が増え、23時ごろに眠気がくるようになりますが、不規則な生活を送っていると、うまく増えないといわれています。
このメラトニンの量を増やすのに必要なのがセロトニンという幸せホルモン。
では、セロトニンを増やすにはどうすればいいかというと、セロトニンの元となるトリプトファンという物質をとり、日中に太陽の光を浴びること。
そのトリプトファンが生はちみつには含まれているので、生はちみつを食べて日中に日光を浴びれば、睡眠の質がぐっと高まります。
腸内環境を整える
最近うわさの腸内環境。
その腸内環境の研究で面白いものがあります。
コーネル大学の研究チームによる研究です。
慢性疲労症候群の患者は
・腸内フローラのバランスが崩れている傾向にある
・血液中に炎症を起こす悪玉菌を要因とする成分が腸から漏れ出している
要は、疲れ気味の人は腸内環境が悪い傾向にあるということ。
腸内の環境が悪化したことで粘膜が炎症を起こし、本来侵入を防ぐ有害物質が腸内に吸収されてしまうのではないかと言う人もいます。
その腸内環境を整えるのに優れているのが、生はちみつ。
腸内細菌のえさとなるオリゴ糖、グルコン酸が含まれています。
グルコン酸とは味噌に含まれるおなかに優しい成分のことで、生はちみつのグルコン酸含有量は大豆や味噌の約30倍。
私は毎朝、生はちみつをシナモンと一緒に食べるのですが、最高に便通がいいですw
活性酸素を除去
活性酸素というのを聞いたことがありますか?
人が糖をエネルギーにするときに発生する物質のことです。最近の研究ではこの活性酸素が体を錆びさせ、細胞や神経を傷つけ、その損傷から脳に疲労を伝える物質が出ているのが、疲れの原因ではないかと言われています。
通常は、抗酸化物質によって増えすぎないようになっているのですが、年を取るとともに抗酸化物質の量は減ってくるので、食事で補うことが必要です。
生はちみつには、
・カフェ酸
・Pクルマ酸
・フェルラ酸
・ケンフェロール
・グリシン
・ケルセチン
・P-ヒドロキシ安息香酸
・バニリン酸
・シリングアルデヒド
・ガランギン
といった10種類の抗酸化物質が含まれているので、この点からも疲労回復の効果が期待できます。
以上が、生はちみつがどのように体の疲労を取ってくれるかという内容です。お次は、どんな風に食べればいいのかをご紹介していきます。
食べるタイミングは夜がベスト!
いつ取っても疲労回復に嬉しい効果満載の生はちみつですが、疲れを取るために取るならば、一番のオススメは空腹の状態で睡眠1時間前にそのまま舐めること。
やはり、疲れを取るには睡眠が一番効果的です。
その際は、酒粕の甘酒やホットミルクなどの入眠に効果的といわれている飲み物と合わせるのも良いと言われています。
私はよく酒粕甘酒に入れて飲むのですが、気持ちよすぎてソファで寝落ちしたこともありましたw(もちろん次の日はスッキリ)
日中に飲むなら果実とあわせて
日中にオススメなのは、果実とあわせることです。
特にクエン酸の入った青梅、レモンや、ビタミンB1の吸収を効率よくしてくれるらっきょうなんかは最高です。
レシピは以下のとおり。
【青梅のはちみつ漬け】
【レモンのはちみつ漬け】
甘うまっ!はちみつレモンの作り方 | Honey Lemon
【らっきょうのはちみつ漬け】
※らっきょうのはちみつ漬けの動画がなかったので、下処理を参考にしてください。漬け汁の分量は、らっきょう500gに対してはちみつが1カップとお酢大さじ3杯ほどです。
はちみつ王子からあなたへ
「あの人は本当に疲れ知らずだ。休んでいるところを見たことがない」
これは、私が大学生のとき、孫正義さん元で働いていた方から伺った言葉です。
当時は世界が違うなと感心していたのですが、体調管理について学んだ今は、疲れを知らないわけではなく、疲れの抜き方が上手いのだということに気づきました。
孫さんだけでなく、本当に長期的に成功している人たちというのは、自分の疲れを無視するのではなく、しっかり疲れを抜かれています。
逆に短期的にしか上手くいかなかった人というのは、自分の疲れに無頓着。たいてい一度ぶっ倒れてから体調管理の大切さに気づくことが多いです。
もし、あなたが
本当に実現したい世の中があるのならば、
幸せにしたい大切な人がいるのならば、
ちょっとだけ、普段の生活に生はちみつを加えて疲れを取ってみてはいかがですか?