このページにたどり着いた、性自認が男性の皆さんに問いたい。
あなたは尻を誰かに差し出すことができますか?
私はかなり抵抗感あるな😅
- 二村ヒトシ監督について
- 男のプライドが壊れないと、女性も幸せになれない
- 日本の普通の男はお尻が嫌い
- なぜ尻を差し出すことは、男らしさを壊すことになるのか
- 「明け渡し」の効果
- というわけで、男は尻を差し出すべき
二村ヒトシ監督について
私が好きな人のひとりに、AV監督の二村ヒトシさんがいる。
私、AV監督とか男優さんとかって結構好きなのよね。
正確にいうと、代々木忠監督の流れをくむ、感情を重んじる派のAV監督さんや男優さんが好きなのかな。二村監督もそのうちの一人。
で、二村監督は、現代に渦巻く諸問題の解決のために、男性が尻を差し出すことを推奨しているの❗😅
男のプライドが壊れないと、女性も幸せになれない
二村監督の問題意識を端的に表した箇所を引用したい。
(引用元 日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない)
男のチンケなプライドをどうやって崩すか……。
男のプライドが壊れないと、女性も幸せになれないから。
これはどういうことか、ちょっと私なりに解説してみようと思う
例えば、伝統的な性役割のひとつに「男は仕事」ってのがある。
これを信じている男は、仕事を優先し、家事・育児は二の次になる。
だからこの「男のプライド」というものを壊さなければ、いくら「家事・育児を手伝え❗」とクチで言ったところで、それを信じている男は動かない。
結果として、女性も幸せになれない、ってことなんだよね。
日本の普通の男はお尻が嫌い
この引用元の書籍で、二村監督と著述家である湯山玲子氏は、こんな会話をしている。
湯山 でもさ、日本の普通の男はお尻が嫌いだよね。
二村 そうなんですよ。ゲイフォビアが強いし、その奥にあるのは「女になってしまうこと」への恐怖でしょうね。その国民性を変えていきたいんだけど……(中略)男としてのプライドが許さないのかな。
(ゲイフォビア……同性愛者嫌悪のこと)
二村 母―息子癒着も、母―娘スポイルも、元凶は男尊女卑でしょう。父親が支配的だと、娘を産んだお母さんは自分の旦那への憎しみを、娘を支配することで発散させる。こじらせた女子たちが母親との関係性において苦しんでいるとしたら、そのものにあるものは、母の夫への憎しみ。だからまず男がぶっ壊れないといけないとおもうんです。いばっている男性たちは、みんなケツを掘られるべき。
などと、「男らしさ」をぶっ壊す手段として、ケ……もとい、お尻を差し出すことを推奨している。
(googleアドセンスからのツッコミが怖くて「ケツを掘る」と書けない……あっ、書いちゃったけど😅)
すがすがしい論理展開だよね😉
「男のチンケなプライド」問題に、ケ……お尻を差し出すというソリューションを持ち込むところが、AV監督だからこそ言えるオリジナルな視点だなあと関心する。
私もこういうオリジナリティを発揮したい❗
(※私自身がケツを掘るとは言っていない。あっ、また書いちゃった💦)
なぜ尻を差し出すことは、男らしさを壊すことになるのか
「男らしさ」像のひとつに、「女性をリードしてこそ男」みたいなものもあるよね。
尻を差し出すということはつまり、男性がリードされるということで、つまりは「リードする」という男らしさを手放すことになる。
まあ……もしかしたら「男らしさの逸脱はキモチいい」と体に教えこむ……っていうのもあるのかもしれないけど😅
「明け渡し」の効果
そういえば、地位や学歴の高い人ほど、SMにハマるという話を聞いたことがある。
(このソースは、同じくAV監督である代々木忠監督の著書ね。題名は忘れたけど)
地位や学歴が高い人も、たくさんの「◯◯らしさ」に縛られている。
例えば「有能なビジネスマンらしさ」や「有能な上司らしさ」みたいなやつね。
で、こういう「らしさ」に固執しすぎると、部下をマネジメントうまくできない自分が苦しかったり、数字を達成できない自分に自己嫌悪したりする。
だから、作り上げられた「上司らしさ」「ビジネスマンらしさ」をぶち壊すために、女王様やご主人様に自分を明け渡す。
らしさを捨てて自分を明け渡してしまっても、その「素の自分の存在」を女王様やご主人様に許容してもらえるので、それで心の均衡が図れる(らしい)。
おそらく二村監督の言う「尻を差し出す」というのも同じで、男らしさを明け渡してしまえば、かえって男は心の均衡が取れるし、男の心の均衡がとれれば男女関係も円滑になる、ということなんだろうと思う。
というわけで、男は尻を差し出すべき
それにしても、男が心の均衡をとるためには、ホントにいろんなアプローチがあるのだと感動さえ覚える。
えっ❓わたし❓
わたしは女装である程度「男らしさ」から脱却できてるから、今んとこ遠慮しておくわ😅