男は結婚するとき、
女が変わらないことを望む。
女は結婚するとき、
男が変わることを望む。
お互いに失望することは不可避だ。
アルベルト·アインシュタイン
結婚してからこんなはずではなかった!と思ったことがある人は私だけではないはずです。
離婚を経験しなければわからなかったことを、私なりの視点で結婚観について書いてみました。
違いの原因に気付き、夫婦円満のきっかけにして頂けたら幸いです。
「あ~それ、あるある!」と共感して少しでも気持ちが楽になってくれればと思います。
恋愛の延長が結婚ではない
よく聞く言葉ですが、これはその通りだと思いました。あらためて納得です。
恋愛と結婚では、発生するイベントがまったく違います。
その違いがこちら
恋愛の4大イベント
- ドキドキする
- 手をつなぐ
- キスをする
- セックスする
結婚の4大イベント
- 女性の出産
- 夫婦での子育て
- 同居問題
- 親の介護
結婚のイベントは恋愛に対して現実的です。このように恋愛と結婚はまったく別の物です。
この区別ができない、結婚生活中に軌道修正できないことが、違いの原因になっていくのではないかと考えます。
家庭環境、両親からの影響
生まれもそだちが違う2人は、価値観は違って当たり前、こうあるべきだ、こうでありたいという夫婦間の違い、食の違い、金銭感覚の違いなど様々です。
例えば、お互いの父親像と母親像のズレについてをみていきましょう。
A.夫の両親が亭主関白100%+妻の両親が亭主関白100%
お互い最小の努力で済みます。
B.夫の両親が亭主関白100%+妻の両親が亭主関白20%
お互いに努力して歩み寄らないと難しいです。
私の両親は、100%亭主関白で、妻の両親も100%亭主関白です。
Aのパターンで、お父さんが強い家庭です
前妻は、Bのパターンで、お母さんが強い家庭でした。
この違いが大きいとぶつかることが多く、生活の中で何かと支障をきたします。
ここで努力という言葉を使いましたが、結婚は、努力なくして成り立ちません。
しかし、努力してもこの違い埋めていくことは非常に大変な作業です。
まったく基準が合わないので、お互いに理解し難いことが多々あり、「えっ、なんで?」「えっ、どうして?」と話し合っても平行線で終わってしまいます。
前妻とは、一緒に生活した中で強いストレスを感じました。
まったく折り合いがつかず不毛の争いの日々、辛かったです。
結局、どちらかが我慢して合わせるということになります。
我慢の伴う結婚生活は長続きしません。
いい人が、いい夫といい妻にならない事実
前妻の独身時代は、人望も厚く面倒見が良く、気が利く良い女性でした。
世間一般に言う素敵な女性で、男女ともに人気がありました。
違いの原因からわかるように、いい人であることが、いい夫、いい妻になる条件とは限りません。
夫婦になると、いくらいい人であっても不満はでるもの、不満は 価値観の違いからくるものです。
夫と妻とでは、優先順位が異なる
女性は、女から妻へ、そして、母へと変化してゆくのに対して、男は、独身時代とさほど変化はありません。
結婚しても趣味や仕事を優先します。
女性は、現実を直視するのに対し、男性は、現実逃避します。
妻は、家事育児にと毎日生活に追われる日々、夫は、面倒臭いことから逃げようとします。
いつの時代も結婚生活で負担を強いられているのは女性です。
家族のためにと、頑張って働いていることに自己満足しているハッピーな夫との間には、当然違いが生まれます。
夫のこのお気楽さに妻はイライラします。
何か注意しても、口ではわかったと言って直してくれない、何か頼んでもやってくれない、相談しても聞いてくれない、余程のことがないと男は態度を改めてくれません。
妻は、夫が真剣に考えてくれないことにイライラは更につのるばかりなのです。
夫には、結婚生活の現実を知ってもらい、妻は、夫の教育と子育てとを同時にやっていくことは必須なのかしれません。
まとめ
結婚観の違いの原因
- 恋愛と結婚の区別が出来ない
- 家庭環境、両親からの影響
- いい人=いい夫、いい妻とは限らない
- 夫と妻の優先順位の違い
こうしたズレは日常生活の忙しさに埋もれがちです。
初めは小さなズレでも気が付いたら大きくなっていて、いつのまにか取り返しのつかないことになっています。
結婚生活の罠です。
手遅れになる前に夫は、妻に優しさと思いやりを持って接して下さい。そして、あと少しで怒りが爆発しますよ、という妻の変化に気付き行いを更生して下さい。
妻は、夫の長所に目を向けてあげて下さい。何か不満が出た時は、これから好きな人と一緒に暮らしていける、ドキドキ感とワクワク感を思い出してほしいと思います。
そして、時には大目に見てあげて下さい。
結婚観が同じ相手のほうが、ストレスなく結婚生活を送ることができます。
本当に大切なのは、結婚観が同じであること。
私もまだまだ勉強中、お互いに切磋琢磨していきましょう。
おわり。