現在わかっている事をネタバレとして書いていきます。
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ブラックボックス展ってなに?という方は、先にこちらの記事を読んでみてください。
http://www.sanpinlife.xyz/2017/06/blog-post_15.html
Twitterで「ブラックボックス展 ネタバレ」で検索すると実際に参加した方の感想がたくさん出てきます。
内容は書けないけど怖かった
1000円払う価値なかった。
孤独感と恐怖感があり、精神崩壊しそうになった。
何もせず入り口から入って出口から出ただけだった。などなどいかにも暗闇に閉じ込められていたかのようなツイートが出てきます。
これから推測するに、照明が一つもない大きな部屋に参加者は入ることになり、そこでなにか起きているということになります。
調べていくと、人が泣き叫ぶ声や、壁をひたすら叩く人などがいるようでとても精神がもたないという感じですね。
入り口から入って出口から出ただけだったという方と、精神が崩壊思想になったという方はなにか別の体験をしているかのようにも思えます。
ここから実際に体験した方の声です。
現在公開されているアルテマレベルのものではないですが、基本は変わらないかと思いますので記載します。スポンサードリンク
入り口の前に黒いシールのシートが置いてあります。
手持ちの端末のカメラまたはフラッシュ部分にこれを貼って隠してくださいと書いてあるので、それに従って2枚端末に貼ってから暗幕をめくって中に入ります。
この入口は出口を兼ねているようで中から出てきた人は特に泣いたり笑ったりしていたわけでもなかった、その先にはひたすら真っ暗な空間が広がっていました。
途端に本能的な恐怖が、私の奥底から湧き上がってきましたが、とりあえず壁伝いに前に進んでもそこにはおそらく普通の長方形の部屋と思われる真っ暗な空間があるだけで、何も起こったりしませんでした。
カップルも、「あれ、これだけ?」などと言いかわしていて、しばらくして部屋から出たようでした。私も拍子抜けしたような気持ちでしたが、次第にこの暗闇に妙な安心感を覚えていました。なにかに包まれるような、そんな気持ちでした。
ここでは私が私として見られることはないし、この空間にいる誰も私を知らないのだという、落ち着いた、幸福な気分になって、私は部屋の奥の方をうろうろしていました。
あることも忘れて、無心で突っ立っていました。ところが、何分か経った頃でしょうか、不意に私の腕を掴んで、引っ張ってくる手が現れたのです。
私はそれにもなすがままに従って、入った時とは違い、もっと何重にもなっていて、生温かい暗幕をくぐらされていきました。
そのうち、さっきの部屋のような壁に突き当たりました。
どうやら狭い通路になっているようでした。
いつのまにかさっきの手は消えていて、私はその通路をひとりで進んでいきました。
そのうち、小さな灯りに照らされたボードがありました。
うろ覚えですが、「世界であるあなたへ。ようこそ、あなたである世界に。入口で貼ったシールを剥がして、下の枠をはみ出さないように貼ってください。
そして、その下にあるリンクを表示しながら先に進んでください」というようなことが書いてあり、その下にはレンズのような図形がたくさん書いてありました。
黒いシールを2枚剥がして、図形1つずつに貼ってから、QRを読み取ってその先に進みました。
アクセスすると、真っ白い画面がずっと表示され続けていました。
いきなり明るい光を目に入れたので、むしろ周りが見えなくなりそうでした。スポンサードリンク
「画面を見続けてください」という指示が現れたので、そのままスマートフォンを見ながら、さっきまでとは比べ物にならないくらい、長く、曲がりくねった通路を進んでいきました。
突然、画面が切り替わり、「前を見てください」と表示されました。
ふと前を見ると、暗闇の中に人の顔が照らし出されて、こちらをぼうっと見つめていました。
十数分ぶりに、それも唐突に見た人の顔に、とても驚いて、思わず大きな悲鳴をあげてしまいました。
しばらく叫び続けて、へたり込んでからようやく私はその顔が自分のものであることに気づきました。
目の前にあったのは、どうやらただの巨大な鏡だったのです。
再び画面を見ると、どんどん文字が流れてきていました。
その内容を、覚えている限り書き起こすと、こんな感じだったと思います。
「最初の部屋に入った時、あなたはきっと本能的な恐怖を感じたことでしょう。それはあなたの祖先が獣だった頃からある、何だか分からないものに対する恐怖です。 しかし、あなたがまわりを何だか分からないということは、まわりもあなたを何だか分からないということ。あの暗闇で安心感を覚えていたあなたは、きっとインターネットの匿名空間に安らぎを感じる人でしょう。 けれども、周りに照らす灯りがなくては安心できないというのが、自分を狙う獣がどこに潜んでいるかわからない自然の世界では、まっとうな本能ともいえます。あなたに、それを思い出してほしかった。 あなたが周りを照らせるということは、まわりもその光を辿って、あなたの居場所、本当の姿を見つけだせるということ。あなたが鏡の中のあなたを見つけられたのは、あなたがこのページと、インターネットと、「世界」とつながっていたからです。さあ、今度は鏡の中から、鏡の外のあなたを見つけ出す番です。顔をあげてください。」
そこまで読んで顔をあげると、鏡に映った私の後ろから、別の光がゆらゆらとこちらに近づいてくるのが見えました。
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その瞬間、私はさっき自分の顔を見た時とは比べものにならないほどの恐怖を感じました。
後ろを振り向くことなど、思いつきもしませんでした。
膝が笑って、言うことをきかない中、私は、それこそ本能的に、スマートフォンの電源ボタンを力いっぱい押していました。
その瞬間、最初の部屋で私を誘導したのと同じように、いきなり手が現れて、腰の抜けた私を明るいところに連れ出してくれました。
その人のTシャツに「STAFF」と書かれているのが見えても、私の体の震えは止まりませんでした。
そして、そのスタッフさんは私の手に何かの紙切れを渡して、裏口のようなところまで黙って案内してくれました。
紙切れを開いてみると、私が指示に従って2枚のシールを貼った分とおもわれる、レンズ型の図形が2個、横並びになって切り取られていました。
それはまるで、シールを黒目とした、2つの目のようでした。
私は、行きと違う坂を、這うようにして上って帰りました。
展示室で誘導されたリンクは、そのあと鏡の前をずっと撮影して、ストリーミングしつづけていました。
他の方のツイートにあるように、泣き叫ぶ人、鏡をバンバン叩いて笑っている人などが映し出されていました。
そこに照明器具などはなく、ただその人たちひとりひとりのスマートフォンの光だけによって、カメラはそれを記録しているようでした。
つまり、端末の画面を光らせずに人がそこを通ったとしても、恐らく、それは映らなかったと思います。
それくらい真っ暗でした。
ひとまず、私の身に起こったことはこれで全てです。
思うに、あのシールを剥がして図形の中に貼るという行為が、それこそ画竜点睛のように、自分が灯りを手に入れると同時に自分を観測する視線を発生させる、ということのメタファーだったのかもしれません。
もしかしたら、最初の部屋で特に安心感を覚えることもなく、早々に入口から出ていった人は、これを知らないまま帰路についていたのかもしれません。
私は、あの空間に、匿名性に、居心地のよさを見出してしまった、ある意味「選ばれし」者だったのかもしれません。
これが体験した人の声でした。
みなさんはこれを読んで何を感じたでしょうか?
現在はアップデートしているとのことで、同じ内容とは限りませんのでご注意ください。
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