今ではすっかり普及してきた感のある電子書籍。みなさんも、スマホやタブレットのアプリで本や雑誌を読んだ経験があるのでは?
でも、スマホやタブレットで本を読んでいると、何かと不満が溜まってくるもの。今回は、そんな読書好きな方の為のデバイスのご紹介です。
Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)とは?
Kindle Paperwhiteは、Amazonが自社の電子書籍サービス「Kindle Store」のユーザー向けに販売している、電子書籍端末です。その特徴は、液晶ではなく「電子ペーパー(E-ink)」を画面に採用していること。
この電子ペーパーは、その名の通り液晶よりもアナログの紙に近い性質をもったディスプレイで、
- 低消費電力
- (明るい環境下では)バックライト不要
といったメリットがあります。
スマホやタブレットに使われている液晶ディスプレイは、その性質上バックライトが欠かせない為、その分バッテリーの消費が多くなりがち。
その点、このKindle Paperwhiteなら、バッテリーも最大数週間ももつので、充電のことをあまり気にすることなく使うことが可能です。
また、液晶と異なり、電子ペーパーでは十分に明るい環境ならバックライトを必要としません(それが電子”ペーパー”と呼ばれる所以です)。その為、液晶よりも目が疲れにくいとも言われています。
他にも、iPadのRetinaディスプレイ以上を誇る解像度や、端末の重量(軽さ)など、読書をする上で重要な機能がしっかりおさえられています。
長所だけじゃない?電子ペーパーとKindle Paperwhiteの意外なデメリットとは。
さて、一見良さげな電子ペーパーディスプレイですが、やはりメリットもあればデメリットもあります。それを順番に解説していきましょう。
短所1:カラー表示できない
現行のKindle Paperwhiteが採用している電子ペーパーディスプレイは、残念ながら白黒表示にしか対応していません。
小説や白黒で描かれたマンガを読む分には、大した問題ではありませんが、カラーの画像が多い書籍(雑誌やイラスト集など)には向きません。
短所2:表示にタイムラグがある
電子ペーパーディスプレイは、その性質上、液晶ディスプレイよりも反応速度が遅くなりがちです。
その為、スマホやタブレットで本を読む時のような、ヌルヌルした操作性は期待できないでしょう。
短所3:数回に一度ページめくりでブラックアウトする
電子ペーパーでは、数回に1回程度、ページめくりの際に画面をリフレッシュします。
要は、一瞬画面がブラックアウトしたような状態になるのですが、液晶ディスプレイではないことなので、初めのころは結構びっくりします。
短所4:画面が小さい
これは電子ペーパーではなくKindle Paperwhiteの問題ですが、画面サイズが若干小さめなので、漫画本を読むときには意外と苦労することもあるかもしれません。
画面そのものの大きさの問題もありますが、それ以上に問題なのが漫画本を読む場合は、文字のサイズを調整出来ないこと。
小説であれば、Kindle本で出版されているものの多くは文字サイズの拡大縮小機能に対応しているので、自分の目の調子に合わせて、適切なサイズに変更することが出来ます。
しかし、マンガの場合、原稿を画像としてスキャンしてデータ化しているケースが多いようで、文字の拡大や縮小が出来ません。
iPadのような大画面で読むなら、ページそのものが大きく表示されるので大した問題にはなりませんが、Kindle Paperwhiteではその点がストレスになるかもしれませんね。文庫版のマンガが苦手という方は、ちょっと厳しいかも。
まとめ:
さて、デメリットがありつつも、メリットもまた多いKindle Paperwhite。
私は随分前の2012年モデルを未だに愛用していますが、これを使い始めてからというもの、明らかに読書の量が増えました。
また、わざわざ本屋さんに行かなくても、端末上でワンクリックで本を買え、その場ですぐに読める手軽さは、一度味わうと戻ることは出来ません。
6月18日まで父の日Kindleセール中なので、読書好きだけどKindle Paperwhiteはまだ買っていないという皆さん、この機会に1台いかがでしょうか。
以上「読書好きにオススメ!電子書籍端末Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)とは?Kindle Paperwhiteのメリットとデメリットまとめ。」でした。