こんにちは、NAEです。
巷をにぎわすホビヲノエに人工知能で挑んでみました。
はたしてニューラルネットワークは先鋭的アートにかなうのでしょうか。
今回はそんなお話。
目次
先鋭的アートの代表:ホビヲノエとは
ホビヲノエとは、かわいいフリー素材イラストの総本山「いらすとや」に憧れたホビヲ(id:hobiwo)さんが立ち上げたフリー素材サイトです。
InternetComというネットニュースサイトにもとりあげられ、ネット界の先鋭アートとして注目を集めています。
ご本人による紹介記事はこちら。
先鋭的すぎるホビヲノエに寄せられたコメント
そんなホビヲノエは「かわいい無料イラスト素材」と銘打たれています。
しかしホビヲ(id:hobiwo)さんご本人の紹介記事に寄せられたはてなブックマークコメントでは「かわいい!」というポジティブな意見が見られる一方、
- か、かわいい・・・のか?
- このかわいいはぜったい日本語じゃない
- 悪魔を召喚するような記事を書くときに使いたい
- 悪い夢を見たって内容の記事を書くときに使う
- 凄まじい狂気を感じる
- うわあああ!
という、かわいいとはかけ離れたコメントも多く見かけます。
先鋭的アート、ホビヲノエの価値を世界に認めてもらいたい
先鋭的アートはその価値が認められるまでに時間がかかるもの。
たとえばゴッホ、ゴーギャン、カフカといったアート界の重鎮。
今こそ彼らの作品は高く評価されていますが、生前は全くといっていいほど評価されませんでした。
先に紹介したコメントはその証左と言えます。
先鋭アートの価値が認められるには歴史が必要なのです。
・・・というのは過去の話。
今や時代が違います。
テクノロジーの発展がすさまじい現代、あらゆる分野においてディスラプションと呼ばれる創造的破壊が非連続的に繰り返されています。
テクノロジーは人の生活を一変させ、人の価値認識さえくつがえすほど強力な存在になりました。
先鋭的アートが認められるまで時間がかかる。そんな古い価値認識さえ、テクノロジーは超えてゆけるはずです。
先鋭的アート、ホビヲノエに人工知能で勝負を挑む
そこでぼくは仮説を立てました。
ホビヲノエに最先端テクノロジーで挑み、かの先鋭的アートが打ち勝つことを示せたならば、その価値は認められるのではないだろうか。
ホビヲノエと最先端テクノロジー、両者から代表を選出し、戦わせる。
この実験を通じて仮説の検証を試みることにしました。
ホビヲノエ代表:のぞくおじさん
まずはホビヲノエから。
代表選手は、なみいる作品の中で最もセクシーでカラフル、かつインパクトあふれる木の影からそっとのぞくおじさんです。
木の陰からそっとのぞくおじさんの無料イラスト – かわいい無料イラスト素材集「ホビヲノエ」
選出理由はぼくの独断と偏見です。
最先端テクノロジー代表:人工知能(Prisma)
たちはだかるは最先端テクノロジー。
ここはあらゆる分野で最も注目されている人工知能(AI)をとりあげるのがこの勝負にふさわしいでしょう。
対戦相手が画像のため、代表選手としてニューラルネットワークと人工知能(AI)を利用した画像加工アプリPrismaを選出しました。
勝敗の基準
Prismaの得意技は画像を芸術作品風に加工することです。
そのため、勝負は
- ホビヲノエにPrismaのエフェクトをかける
- 芸術作品風になった度合いで勝敗を決する
とするのがフェアでしょう。
Prismaには多数のアートエフェクトが準備されています。
そのひとつひとつについて、想定されている雰囲気にどれだけホビヲノエが近づいたかにより白黒つけていきたいと思います。
先鋭的アート vs 人工知能
第1試合、Prismaが送り出すのはDallasです。
サングラスをかけた金髪のお姉さま。これはかなりオシャレ。ツワモノです。
のぞくおじさんはどのように受けて立つのか。
結果はこちら。
ホビヲノエの圧勝でしょう。
さて、第2試合。PrismaからはUrbanが登場です。
先ほどのDallasと違ってモノクロームでアーキテクチャな雰囲気です。
実はぼくのプロフィール画像も実写写真にUrbanを含めたエフェクトをかけあわせて似顔絵っぽくしています。そのためこの勝負、個人的にはPrismaに勝ってほしいところ。
さてその結果は。
角ばった雰囲気をホビヲノエは完全に亡き者にしています。
Prismaが勝てる気がしなくなってきました。
こうなったら、もっと強力なエフェクトに登場してもらう必要がありそうです。
その名はIllegal Beauty。
美しすぎてずるい。違法レベルである。そんな名前のエフェクトです。
これならホビヲノエだってひとたまりも・・・
(やばい)
他にもあらゆるエフェクトを戦わせてみました。
サイバーかっこよさに全振りMax、Electric
世界に誇るKawaii文化の権化、Curly Hair
かの葛飾北斎の心を今に伝える、Wave
どうやら、ホビヲノエのインパクトと防御力の高さはワールドクラスのようです。
しかし、ただひとついい勝負をしたエフェクトがあります。
水平と垂直の絶妙な組み合わせ、ポップな色合いが特徴のMondrianです。モチーフは、抽象画化の最先鋒であるピエド・モンドリアンです。
勝負の結果がこちら。
部分的ではありますが、輪郭が角ばって垂直水平というコンセプトに若干近づいているのがおわかりでしょうか。
いい勝負だったんです。しかしやはりホビヲノエの強烈なインパクトには勝てませんでした。
先鋭的アート vs 人工知能、勝負の結果
人工知能でもホビヲノエには勝てなかったよ・・・
まとめ:人類は先鋭的アートたるホビヲノエの価値を認めよ
以上、ホビヲノエは人工知能に圧勝することの証明でした。
もはやホビヲノエのアートとしての価値が認められるのは時間の問題でしょう。
最後に、ホビヲ(id:hobiwo)さんに感謝の意を示しつつ、今後の活躍を祈願して本記事を終えたいと思います。
コメント
はじめましてオカモトと申します。
ディスラプションの記事引用、ありがとうございます。
面白い試みですね!思わず笑っちゃいました!
オカモトさん
はじめまして&コメントありがとうございます!
こちら完全にネタ記事ですが、ディスラプションの部分だけは本気です・・・!