6月15日から「LINEショッピング」がオープンしました。有名アパレルブランドの商品が15%のポイント還元というキャンペーンが行われています。還元されるのはLINEポイント。なぜ今、LINEショッピングを投入してきたのでしょうか。
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まずはファッションから
「LINE」を起動して、機能一覧へ移動すると、LINEショッピングが表示されています。トップページはこのようになっていて、まずはファッションをプッシュしているようです。
オープニングキャンペーンとして、有名アパレルショップで15%のポイント還元が行われています。
まずはレディース服のカテゴリー検索。上部にカテゴリーのタグがあります。とりあえず「ワイドパンツ」を選択。面白いと思ったのは「色」を選択できるところ。青系を選択してみましたが、いきなり茶色が…。
これはまだオープンしたばかりで、調整不足と言ったところでしょうか。検索結果は946件と品揃えは豊富と言えそうです。
次にメンズ服の検索。クロップドパンツのベージュを検索してみましたが、2件と残念な結果に…。レディースに比べてメンズが少ないのは、デパートでもそうなので、仕方がないところでしょうか。
ショッピングをすると「LINEポイント」が還元されます。他のショッピングサイトと同じですが、スタンプや着せ替えなどに使えるところが魅力でしょう。
なぜ今、LINEショッピングを?
特に目新しいところはない「LINEショッピング」ですが、なぜここで投入してきたのか。おそらく「LINE Pay」を普及させるためでしょう。先日はゴールデンウィークに「みどりくじ」イベントを開催し、受け取りのためには「LINE Pay」アカウントの登録が必要でした。また「LINE Pay」を使った個人送金の機能拡充が夏に予定されています。
これら全てはApple Payへの対抗が視野に入っていると思われます。Apple PayもiOS11で個人送金が使えるようになります。LINE PayもApple Payも実店舗での買い物ができます。そこでLINE Payに足りないものはオンラインショッピングというわけです。
いわゆるおサイフケータイや電子マネーなど、日本では以前から個人決済の電子化を目指してきましたが、LINEやAppleの参入で、新ためて個人決済がホットな分野になるのかもしれません。
※余談になりますが、中国ではQRコードによる個人決済が主流です。そこでiOS11ではQRコードを正式サポートしてきました。Appleの狙いは確かなようです。