プロレスラー出身で、アクション映画俳優としても有名な「ザ・ロック」こと、ドウェイン・ジョンソンが、次期大統領選に立候補したら必ず勝てる人物だと雑誌『GQ』で特集された。ハリウッドのアクション映画シリーズ「ワイルド・スピード」(英題Fast & Furious)などの出演でもお馴染みのジョンソンは、昨年、米フォーブス誌の「2016年 最も稼いだ男優」で第一位を獲得し、推定年収は6,450万ドル(約71億8800万円)だ(ちなみに2位はジャッキー・チェン、3位マット・デイモン、4位トム・クルーズ、5位ジョニー・デップ)。
ジョンソンは鍛え抜かれた肉体を持つだけでなく、コメディーも演じられる。前向きな性格で話も上手く、はじめて会う人の話も真剣に聞き、話した内容の記憶力が良いことでも知られる。また、米軍兵士への尊敬が高く、軍関係者や退役軍人に多くのファンを持つため、昨年の大統領選ではトランプ、ヒラリー両陣営から推奨を求められた経緯もある(彼はどちらの陣営も推奨しなかった)。
昨年6月にワシントン・ポスト紙が「可能性のある大統領候補者」をまとめた記事にも名前が入ったが、今回のGQのインタビューにて「大統領選に出馬するために、俳優を辞める可能性はあるか?」との質問に対して、「それは現実的な可能性だと思う」と回答した。
ジョンソンは黒人プロレスラーだった父の仕事柄、貧しい家庭で育ち、荒れた少年時代を過ごしたが、高校でスポーツに目覚めたことでプロレスラーへの道が開けた。つまり、まさにアメリカン・ドリームを体現したアメリカ人のひとりである。その鍛え抜かれた外見とは裏腹に、高飛車なところがなく、子供たちにも優しく、大勢から好かれている俳優だ。なかでも特筆するべき点は、彼のエスニシティー(ethnicity、民族性)である。黒人とサモア系のハーフという非常に珍しい血統の彼は、多くの人が彼をラテン系ヒスパニックの俳優だと間違えていることにも表されるように、黒人とのハーフにも、ヒスパニックにも、ネイティブ・アメリカンにも、中東や東南アジア系や、見方によってはギリシャ人の血が入っているようにも見える外見を持っている。つまり、アメリカを支えるマイノリティーの代表者として、彼ほどふさわしい候補者はいないというわけだ。
ジョンソンのインスタグラムには、8.5千万人のフォロワーがいる。同記事は「多くの人々がまさかと思っていた有名人の中から、トランプ大統領が誕生した事実がある以上、トランプより有名なドウェイン・ジョンソンが大統領選に立候補すれば勝利は間違いない」と結んでいる。
アメリカ次期大統領にザ・ロックを!
元記事『Dwayne Johnson for President!』:http://www.gq.com/story/dwayne-johnson-for-president-cover
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