ややこしいタイトルですみません。
複雑な家族関係の話ではありません。
父は私が5歳の時に亡くなりました。
幼稚園に入る前でした。
「母子家庭はイジめられる」と勝手に思い込んでいたことがあり、父がいないことを隠していた時期がありました。母が大変な思いをしたのは父のせいだと憎んだこともありました。
でも父は私たちの心の中で生きているし、父の代わりになる人がたくさんいるということに気が付くと、そんな気持ちがスッと消えました。そんなお話です^^
父だけが父じゃないと思った
私の周りには父の代わりになる人がたくさんいました。
母
かなり昔の話ですが、兄妹で雨が降った後の増水した川へ遊びに行きました。帰ってきたら鬼の形相で叱られ、そして叩かれ、「やいとすわしたる!」と火は消えてるけどまだ熱いマッチを手の甲にジュッてされたことがあります。
なんでそこまで怒ってるねんと思っていましたが…。母はすごく心配していたんでしょうね。父が亡くなってまだ間もない時。子供まで…と思ってしまったのかもしれません。
母は、乳がんを患いながらも仕事と子育てをしてくれました。自分がしっかりせな!!とずっとずっと頑張って私たちを叱って、褒めて、愛情をたくさん注いで育ててくれました。
兄
兄のことが好きじゃない時期がありました。
・クチャクチャ言わしてもの食うな
・ちゃんと箸を持て
・バイクに乗るな
いちいちうるさいなぁと思っていましたが、うるさく注意してくれたおかげでクチャクチャ食べないし、お箸もちゃんと持てています。
「バイクに乗るな」は、きっと兄がバイク事故で吹っ飛んだ経験があったからでしょう。
父の上司
父の上司の方が、毎年すごく高級なお店へ食事に連れて行ってくれました。主に母と私だけなんですけどね。私が結婚して関東へ引っ越しするギリギリの年まで、毎年連れて行ってくれました。
物静かな方で、おいしそうに食べる私たちを見て幸せそうな顔で「うんうん」といつも満足そうでした。
その方は3年ほど前に亡くなりました。
2人ともお酒が好きだったので、今頃は天国でゆっくり飲んでいると思います♪
母の友人
血の繋がりは全くないのですが、親戚以上の付き合いをしているご家族がいます。私の結婚式の時も、母の葬儀の時も、親戚として参列してくださいました。
私たち兄妹と年がほぼ同じなので服を頂いたり、キャンプに行ったり、お泊り会したり…。小さい頃からず~っとよくして下さっています。
「もし子供できて産む時、うちおいでな。下の部屋空けて待ってるからな。孫4人みてきたから遠慮せんでええからな。」
会う度にそう言ってくれます。
お義父さん
結婚をし、義理の両親ができました。
今まで父の日といえば、神棚にビールなどのお供えはしていましたが、父にプレゼントを贈る、ということができませんでした。
初めてお会いした時、あまり笑わないし、声が低いからとても怖い…というか、ピシッとしていなきゃダメな方だと思って、これからうまく付き合えるのかビクビクしていました…。
今となっては、「お父さんですよ〜」なんて、お茶目なこと言いながら電話かけてきてくださいます♫
おわりに
母が亡くなって初めての母の日。
仕方ないとはいえ、辛かったです。
でも私には父と同様、母の代わりになる方がたくさんいます。感謝してもしきれません。
今年の父の日は何をお供えしようかな。
今年の父の日は何を贈ろうかな。
散々悩むけど、結局毎年同じようなものを選んでしまうりえっこなのでした(/ω\)
最後まで見てくださってありがとうございます。
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