2017年6月16日07時27分
パソコンにトラブルを生じさせて金銭を要求するウイルス「ランサム(身代金)ウェア」を自作したとして、不正指令電磁的記録作成・保管の疑いで今月5日に逮捕された大阪府高槻市の中学3年の男子生徒が神奈川県警の調べに「小学校高学年からウイルスを作っていた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。
横浜地検は15日、逮捕容疑と同じ非行内容で生徒を横浜家裁に送致。同家裁はこの日、2週間の観護措置と大阪家裁への移送を決定した。大阪家裁は今後、少年の身柄を少年鑑別所に移し、育った環境などを調べたうえで審判を開始するか判断する。
捜査関係者によると、生徒は「小学校高学年から自分専用のパソコンを持っていた」と説明。動画投稿サイト「ユーチューブ」で、ウイルスの攻撃を受けてパソコンに異常が生じる動画を見たのをきっかけに、「自分もやってみたいと思うようになった」と話しているという。
生徒は、今年1月にランサムウ…
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