2017年1月26日(木)

違反は教諭ら、所沢シティマラソンで代理出走 市教委が処分…校長も

 昨年12月に開かれた第27回所沢シティマラソン大会(所沢市など主催)で代理出走やコースの近道があった問題で、違反した3人のうち2人が飯能市立小中学校の教諭だったことが分かった。飯能市教委は25日に臨時の校長会を開き、今井直己教育長が職員倫理の徹底を促した。

 市教委は教諭2人と、一緒に大会に参加していた市内の中学校の男性校長の計3人を23日付で口頭の厳重注意処分とした。

 市教委によると、市内の小学校の女性教諭はハーフ女子39歳以下の部(約21キロ)にエントリーしたが、1週間ほど前に足を負傷。5キロ男子39歳以下の部にエントリーしていた中学校の男性教諭と入れ替わり出場した。男性教諭は2位に入賞した。女性教諭は市教委に「直前にけがをして、(男性教諭がエントリーした)5キロなら走れると思った」と説明しているという。

 3人は教諭仲間らでつくるマラソンサークルに所属し、教諭2人は以前、同じ中学校に勤務していた。校長は男性教諭と同じ職場で代理出走を知ったのは競技後とされるが、監督上の注意義務責任が問われた。

 もう1人の違反者はハーフ男子60歳以上の部に出場し1位となった男性で、一部コースを近道していた。

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