鈴木亮平に石橋杏奈がK-POP指南「無理矢理動画見せられて…」

鈴木亮平が『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』などで知られる国民的作家・宮沢賢治を演じる『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』（WOWOW）のスペシャルイベントが6月15日（木）に都内で行われ、鈴木と共演の石橋杏奈、メガホンをとった御法川修監督が出席した。

本ドラマは大正10年、宮沢が愛した食や音楽を切り口に、若き日の宮沢賢治の愛と青春の旅立ちを描いた物語。登壇すると鈴木は「流行のグルメものになっていますが、一番質素なグルメものだと思います」とニヤニヤ。賢治の生きた時代のグルメにもすっかり興味を持ったようで、この日、上映前に流されたメイキング映像でも鈴木が当時の食べ物を前に子供のようにはしゃいでいるシーンなどが紹介された。

賢治を演じることに当たっては「監督がまず宮沢賢治みたいな人。熱くてピュアで、わりと監督を見ながらこんな人かもしれないなって参考にしました」といい、「監督からはもっと元気にお芝居も大きくなっていいから、生き生きとした、その中に繊細さを秘めた宮沢賢治を演じて欲しいって言われました」と紹介。

「（賢治の）マニアックなところが自分と似ているなとも思いました。賢治は石に凄く詳しかったり、空想だけでなく、世界に対するいろんな知識が広がっていたり、僕も世界の遺跡とか、地質が好きだったりするので似ているなって」と鈴木。

詩篇『永訣の朝』にもうたわれた最愛の妹・トシを演じた石橋との共演についても「可憐で可愛いイメージがあったんですけど、一緒にお芝居をしてみると負けず嫌いなところがあったり、トシと似ているところもあったり」とコメント。「撮影では杏奈ちゃんの今まで見たことのない表情を見れたりしました。僕も力を引き出してもらえました」と絶賛。

石橋も「本当のお兄ちゃんみたいでした。プライベートでのことでもいろいろ知識をくださって」と鈴木の印象を紹介。これに鈴木は「今回キャストがすごく仲良かったです。ずっとしゃべっていました。僕もいろいろなことを（石橋に）教えてもらいました。K-POPのこととか」と笑顔。「無理矢理動画見せられて、今この子が人気があってかっこいいんですって…」と撮影時の様子を述懐。会場を和ませていた。

『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』は6月17日（土）より、毎週土曜22時～WOWOWにて放送。※第1話無料放送