石井啓一国土交通相は3月18日の閣議後会見で、北陸新幹線の敦賀以西ルートについて「調査を行うとすれば、調査着手から概ね半年程度は必要だ」との考えを示した。北陸新幹線の敦賀~大阪間のルートについては、与党の検討委員会で(1)敦賀~京都間は3ルートに絞り込む、(2)京都~大阪間は今後議論を継続する、との結論に至っていた。3ルートの選定のための調査では、各ルートの事業費、所要時間、輸送需要の見通し、収支採算性などを検証することになる。石井国交相は「早期にという要請もあるが、しっかりした結果を出さなければいけないので、それを勘案して対応していきたい」と述べた。