東京のアルバイトの基本時給はどこも大体1000円だ。ファミレスやコンビニ、外食チェーン、などなど。これについてはデモがあったりしたこともあった。稼ぎたいと思っても24時間営業の見直しや取り止めがあって、今は深夜勤務できるところも少なくなってきている。
・深夜の時給は時間給+「深夜労働(時給)に対する2割5分以上」に規定されている。
時給1000円は安い
ぼくは前からこの時給1000円は安いと思っていた。ざっと計算すると時給1000円で一日8時間働いたとする。一日の給料は8000円。週休二日で月に8日休み。月22日働いて月給17万6000円也。更にここから所得税やら税金を引かれると手取り↓となる。
出典:給与計算(簡易版)
保険料や年金、住民税は考えないで計算した。所得税を引かれて手取りは17万2170円になった。家からバイト先が近ければいいが、遠かった場合、さらに交通費が引かれることになる。交通費全額支給でないと苦しいだろう。ぼくも何年か前にweb制作会社で働いていたときにはこれとほぼ同じ手取り額だったことがある。そのときぼくが住んでいた家の家賃が7万5千円だったので家計のバランスシートはだいたい赤字だった。(一人暮らし)田舎ならこれでも生活はできるのだけど、東京都内だと、ちと厳しいのである。
最低時給は1500円が妥当
最低時給はいくらが妥当なのか。ぼくは1500円が妥当だと考えているが、これも給与計算(簡易版)で計算してみた。詳細は上の時給1000円での計算と同じになる。違うのは時給が1000円から1500円にアップしている点だけである。
週休二日で月22日勤務、一日8時間労働。基本給26万4000円。所得税が引かれて手取り25万7080円也。これでやっと普通の暮らしができるレベルになった。この金額はぼくが先月いっぱいで辞めた会社の手取り額に近い。ぼくの場合は厚生年金と住民税、健康保険料、雇用保険料も給料総額から差っ引かれていた。正直、引かれ過ぎだと思った。その経験から言っても、これくらいの手取りがないと女子とデートもできない。毎回毎回、安居酒屋デートではすぐフラれてしまう。(それでぼくは看護師さんにフラれました)少子化問題が一向に解決しないのは、この時給が安いことも関連しているのだ。
時給1500円で日本は滅ぶ
2015年4月の記事。ファイナンシャルプランナー中嶋よしふみさんが書いたものだ。
中でも気になる箇所を抜粋してみた。
時給1500円の世界で起こる事。
まずは雇用が減る。給料の高い従業員を雇うとよそと競争が出来ない。全業種の従業員が時給1500円以上なら条件は同じじゃないか、と思われるかもしれないが、今までは人の手でやっていたことが、高コストになるのなら機械に置き換えよう、という事になる。
時給1500円で国内産業は空洞化する。
国内で回っていたお金が海外に流れるだろう。結果として雇用が減り、負のスパイラルとなる。
アルバイトの時給を1000円から1500円にアップした程度で滅んでしまうような日本ならば、さっさと滅んでしまえ。冗談じゃない。貧困の上に成り立っているような陳腐な経済や国ならば、とっとと消えてしまえ。と、ガンガン吠えるとストレス解消になる。ブログにカキカキしただけでも気分がスッとする。あそこをカキカキしたときも同じだ。快感。
ぼくは今、無職。そんなぼくの思いはただ一つ。女子とデートがしたい。それだけだ。しかし、女様と遊ぶためにはお金がいる。だから、だから、時給を1500円に上げてくれと言っているのだ。1000円なら遊べない。1500円なら遊べるのだ。この違いは天と地ほどの開きがあるのだ。これでいいのだ。