こんなTwitterアカウントを見つけまして
ご存知の方もいるかもしれないですが、当ブログ『オトニッチ』は音楽関連の雑記ブログです。
基本的には音楽が何かしらの形で関わっている記事しか書いていません。
ですが、今回はどうしても気になることがあったので、音楽があまり関係しない話題です。
はてなブログをやっている人達の中でよく話題になる『互助会』というもの。
お互いにはてなブックマークを付けあって、はてなのホッテントリに載るようにお互い協力し合う人々のこと。
これ、何が問題なのかというと、中身のない酷い内容のブログがホッテントリに入ってしまうということ。
実際、互助会はあるとは思っていたけど、はっきりとした形がないものだと思っていた。
暗黙の了解ではてブを付けられたらお返しする人や、はてブをつけたりTwitterなどで拡散することで、「君も同じようにしてくれよな!」という無言のプレッシャーかけてくる人はよく見るけど。
でも、このようにあからさまに形として互助会をしているパターンは初めて見た。
潜入捜査してみることにした
どんな形で互助会として活動しているか気になったので、試しに潜入捜査してみることにした。
フォローしてみました(笑)
ついでにこのアカウントの他のフォロワーを調べていたら、ホッテントリや新着エントリでよく見る人も多くいました。
ちなみに、自分は他人のブログを殆ど読まなくて、1日一回総合のホッテントリと新着エントリを眺める程度です。
それでも見たことあるブロガーがちらほら。
てか、自分のTwitterのフォロワーもたくさんいる。
潜入調査開始
フォローして半日ほどで、DMが来ました。
なるほど、クローズドなグループだからTwitterのDMでやり取りをするのか。
どのような方法で互助会を運営しているのか、質問と共に参加の旨を返信した。
昼過ぎぐらいに返信がありました。
返信の時間帯的に、アカウントの中の人も普通に働いていたり、学校に通っているのだろう。
でも、返信の内容が一部よくわからない。
おそらく、他の人にブクマをして、その件数事にポイントのような物が溜まって、それが溜まると自分も他の人に互助依頼をかけられるということだろうか?
よくわからないので再度質問してみたが、まだ返信はない。
ところで、このクローズドなグループが、このようにTwitterのDMでやるとは思えない。
自分が主催側だとしたら、LINEグループやFacebookなどを利用するだろう。
もしかしたら、これって、互助会に加入させるという名目で個人情報を集めようとしているのではないだろうか?
返信も来ないし、面倒くさくなってきたし、厄介に巻き込まれるのも嫌なのでここで捜査は打ち切りました。
音楽に関連付けてみる
当ブログ『オトニッチ』は音楽関連専門の雑記ブログなので、少し無理矢理ですが、今回の内容を音楽に関連付けてみます。
互助会では無いですが、音楽CDでも複数買いという、同じCDを複数枚購入するファンや関係者がいます。
もしくは、ファンに同じCDを複数枚買わせるような販促活動をする会社もあります。
複数枚買わせる販促といえば、AKBが有名かと思います。
握手券がセットになったCDね。
この複数枚買わせる販促は、現在はAKBだけでなく、他のアイドルでも当たり前のように行われるようになった。
アイドルでないバンドや歌手でも、複数のバージョン違いや店舗ごとに違う特典、アイドルのように握手会やチェキ会を行ったりと、形は違えど複数枚買わせるような販促をする事が当たり前になりました。
今では人間椅子でさえ2ショット撮影会やりましたからね。
CDが配信やYouTubeや違法アップロードの影響もあり、売れなくなった時代。
ある意味ではレコード会社が売上を上げるための営業努力とも言える。
1人のファンが複数枚買えば、売上も取れるし、オリコンの上位にランクインされて注目されれば新しいファンを獲得できる。
レコード会社の関係者が同じCDを購入し、オリコンランキングを操作したことが疑われることもありました。
CD購入の経費がかかってもオリコン上位にランクインさせて注目させるという宣伝目的ですね。
これの何が問題あるかと言うと、実際の人気以上にCDが売れるので、オリコンのランキングが実質人気ランキングではなくなってしまう問題があります。
これはオリコン自体がランキングを、多くの人に支持されている曲のランキングとして売上ランキングを作成しているという趣旨があり、そのオリコンの趣旨を壊してしまうわけです。
オリコンは対策を始めた
2017年1月20日。
オリコンはCDの複数買いに対して対策を取ることを発表しました。
内容としてまとめると、下記の通りです。
関係者が組織的にCDの買取をしていると統計上推測できた場合、これまでもランキングの基礎数字に加算しない方針を取ってきていた。
同一購入者による同内容作品の購入枚数に一律的な加算制御を施した上で集計する。
具体的にどのような対策を取るのかはオリコン関係者にしか分からないですが、オリコンランキングが本来の『ヒットランキング』になるよう何かしらの対策は取っているようです。
まあ、実際のところ対策ができているかというと、まだまだできていない現状だとは思いますが。
CDは今ではファングッズのようなものだし、特典がなくてもお布施のように複数枚買う人もいたりするので、個人的にはこの取り組みに賛成も反対もしないです。
昔からヒット曲が良い曲とは限らないし、世間のみんなが知っている曲が必ずしも良い曲だとも思わないので。
最近はヒットランキング自体興味がない音楽ファンも多いのではないだろうか。
はてなは互助会に対して対策は取らないのか?
はてなが互助会に対してか対策をしているのかは、自分が調べきれていないのかもしれませんが、対策をしたいるかは不明です。
新着やホッテントリに入るアルゴリズムは日々変わっているようですが、どのように変わっているか具体的な部分は関係者にしか分からないでしょう。
互助会も、どこからどこまでを互助会とするのかも判断は人によって違うので、難しいとは思います。
何かしらの対策は必要かもしれませんが、個人的にはあまり他人のブログやホッテントリに入ったブログを読まないので、互助会をやりたかったり、ブロガー同士でコミュニティを作りたい人はご自由にどうぞって感じです。
ちなみに、例の互助会アカウントはブロックしました。
中途半端にしか捜査しませんでしたが、互助会を求めている人は多数いて、実態として存在はしているようです。