正直、ホントに、もう終わったんだって
昨日まで、そう思ってた。
昼間、ちゃんと謝りたくて、ダメもとでLINEを
送ったら、
「身体だけだよ?それ以上応えられない」
「恋愛したいなら相手が違う」
そうはっきり言われた。
それでも、私はよかった。
そして、今夜少しだけ会うことを約束したのに
さっき、マサルからLINEが
「ごめん、事故った」
「今、救急車の中」って
仕事で、ドタキャンは慣れてたけど
事故・・・
私は、「嘘でしょ?」「え?」「大丈夫なの?」
「嘘なんでしょ?」即返事を返した。
すると、写メが届いた
フロントガラスが粉々に砕けている
見慣れたロゴの軽トラック。
運転席もいびつに歪んでいる。
「怪我は?」「大丈夫なの?」「え、なんで?」
間髪いれずに聞いた。
すると、救急車の中らしき場所に
足を固定されて、ズボンが血によごれた
見慣れた彼の足を写した写メが・・・
私の心拍数が跳ね上がってるのがわかる。
「骨折」と彼からLINEが届いた。
「まだ、バタバタしてるから、明日連絡する」
「大丈夫なの?」「お金はあるの?」「すごく心配してるんだから」「待ってるからね、ちゃんと連絡してね」そうLINEを送った。
「心配してくれてありがと でも、大丈夫
嫁来るから」
「そうだね。でも、ホントに連絡待ってるから」
「わかってるから」彼が応えた。
こんなときに駆け付けられないなんて・・・
その権利が、私にはないなんて・・・
彼との壁を思い知った。
会えないことより、別れを言われたより
彼が事故にあった、それなのにそばに行けない
その事がショックだった。