2017年6月15日17時00分
全国の国税局査察部が2016年度に摘発した脱税事件は計193件で、脱税額は約161億円に上った。前年より12件増え、額は約23億円増えた。国税庁が15日、発表した。
脱税した資金を現金などで巧妙に隠す事例もあった。福岡国税局が摘発した事件では、関係先宅の押し入れの床下が、リモコンを操作すると電動でせり上がり、隠された金庫が現れた。計約1億円が入っていた。捜索で金庫の設置業者と交わした契約書が見つかり、これが発見の手がかりになったという。
大阪国税局では、調査先の段ボール箱、タンス、ボストンバッグから計約3億4千万円が見つかった。関東信越国税局でも、事務所の商品搬入用エレベーターと壁の隙間にあった段ボール箱の中から計5500万円が見つかった。
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