振った炭酸を吹かさないで開ける方法!
思わず落としてしまったコーラ、振られてしまったサイダー。こちらのノートではその問題を科学的な視点から解決できるようお手伝いさせて頂きます。
STEP1:横に倒してコロコロ転がす。
10回以上が目安です。転がさずとも手の中で回転させているだけでもOKです。
STEP2:おしまい!!
これでおしまいです。
炭酸はある一定の条件において下記のように水と二酸化炭素に分離・結合をします(平衡反応)。
CO2 + H2O ⇔ H2CO3
そのため、製造された炭酸飲料の容器は飲料+二酸化炭素(+その他の気体)でパンパンに満たされることになります。
この状態で振ってしまうと(主に)二酸化炭素由来の気泡が飲料と混ぜ合わさってしまい、容器を空けた際に容器の内外の気圧の関係から周りの飲料も巻き込みながら一気に吹き出してしまうのです。
しかし横にして転がすことで気泡を効率良く消滅させ、元の状態にまで戻すことが出来ます。衝撃を与えたりする方法もありますが理論的には同じものですね。
もちろん温度条件や炭酸の強弱により上手くいかないこともあるのでくれぐれもご注意下さい。なおこちらの方法ではペットボトルのコカ・コーラやファンタ等ボトルがくびれているものほど接触面積が小さくなってしまうので効果は小さくなり、缶などの寸同なものほど効果は大きいです。