【科学ＡＤＶ】R世界線解説―記憶のゴミ箱

・Rintaro’ｓ　Reality（倫太郎の現実）

・Reading Steiner（リーディング・シュタイナー）

・Reverce（シュタインズ・ゲートの裏）

・Steins;Gateの「S」の１つ前である「R」  

概念上世界線。実在しないが、劇中並びにこのノートではシュタインズ・ゲートから相対値0.000001％に螺旋構造で存在すると仮定している。

R世界線です。しかし実際は『消えた岡部がR世界線から徐々にシュタインズ・ゲートへとシフトしている。』という出来事があまりにも抽象的すぎるため、映像化の際に行われた過剰演出です。

強いて説明するならばシュタインズ・ゲートにシフト中だったから。恐らく過剰演出です。

Ｒ世界線は全世界線からの記憶がなだれ込んでくるから。

劇中で描写されていた一時的なデジャヴによる消失のように、他世界線の岡部倫太郎の体験を追体験させ続けられていたことが考えられます。

暫定回答/編集予定(2015/10/30～)

SGが唯一無二の世界線として岡部が認識できたから(逆説的に言うと岡部がキスをしたSGの自身の記憶と同期したから)。

※難しい話が苦手な人は最後の行だけ読んでください。暫定回答/編集予定(2015/10/30～)

まず『岡部は世界線変動率小数点6桁以下の世界線変動は感知できない』『時間への干渉を行った場合には大なり小なりの世界線変動が発生する』というルールに基づくとすると、大まかに次の4つのシュタインズ・ゲートが存在することになります(便宜上①～④とナンバリングし、世界線変動率小数点6桁以下の数値をXYZΩと記載)。

◆シュタインズ・ゲート①：世界線変動率1.048596X％

・TVアニメ24話以降の紅莉栖らが2025年ぐらいまで岡部を忘れていた世界線。

・映画に登場した鈴羽が生まれた世界線。

・映画では未登場。

◆シュタインズ・ゲート②：世界線変動率1.048596Y％

・OVA(25話)～映画紅莉栖タイムリープ前の世界線。

・映画序盤の世界線。

・鈴羽がタイムトラベルして来たことで世界線になった。

◆シュタインズ・ゲート③：世界線変動率1.048596Z％

・映画紅莉栖タイムリープ後～タイムトラベル前の世界線。

・紅莉栖がタイムリープしたことでこの世界線になった。

◆シュタインズ・ゲート④：世界線変動率1.048596Ω％

・映画紅莉栖タイムトラベル後以降の岡部が存在する世界線。

詳しく説明するとさらに長くなってしまうため限界まで省いていますが、とにかく映画内では②③④の世界線を経由したということを覚えておいてください。

まず記憶が改竄されるダルらからすれば映画ラストの世界線④でもずっと岡部が存在し続けたことになります。しかし、他のシュタインズ・ゲート世界線の岡部のように消失せず、シュタインズ・ゲートに存在し続けられると矛盾が生じるため、この世界線の彼は紅理栖とのキスの記憶を覚えていることが前提となります。

そして消失した岡部からすれば同一世界線内(世界線変動率1.048596％)にいたはずなのに、消失期間分だけ時間の欠落があることになります。それでは『消失していないはずの世界線で消失していた期間の記憶を持っていない』という問題があるため出現した際に、先に述べた世界線④の岡部と記憶を同期することになります。

より詳しく説明するとこの物語の観測者である紅莉栖と鈴羽からすれば映画内での世界線変動率の移り変わりは理論上1.048596Y％→1.048596Z％→1.048596Ω％となっていると考えられますが、消失した岡部からすればリーディング・シュタイナーの感知できない微小変動だったため(というかそもそも消失していたため感知することが出来ない)1.048596％→1.048596％と世界線は維持し続けているように認識するはずです。しかし実際には世界線変動による記憶の欠落が存在するはずのない岡部に記憶の欠落が存在することになるため、リーディング・シュタイナーを持たない人が世界線を移動したときのような記憶の修正が行われ、消失した岡部は紅理栖とのキスの記憶を持っていたのだと考えられます。

すなわち、キスを覚えている岡部と、キスを覚えていない岡部(消失した岡部)の記憶が同期したからです。